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2015年09月11日 08時36分 UPDATE

中年童貞「やらみそ」増殖……草食系男子が日本の未来の“憂い”、海外メディアが分析 (1/3)

性体験のない日本の草食系男性を特集した記事や番組が海外メディアで組まれ、なぜなのかを分析。「やらずに三十路」を意味する造語「やらみそ」も紹介されている。

[産経新聞]
産経新聞

 「Middle−aged virgins」(ミドルエイジド・バージンズ)という見出しが、海外メディアに踊った。日本語に訳せば「中年童貞」だ。性体験のない日本の草食系男性を特集した記事や番組が組まれ、なぜなのかを分析。「やらずに三十路」を意味する造語「やらみそ」も紹介されているという。日本の未来を憂う指摘が突き刺さる。

「やらみそ」増殖中

 「1980年代と今の日本では性に対する関心度が変わってしまった」

画像 海外メディアは日本の草食系男性を「中年童貞」と表現した特集した記事を特集しているという

 米CNNテレビは特集番組でそう切り出した。サブタイトルは「なぜ、多くの日本人は純潔のままなのか」。そこでは、最近の調査で20、30代の日本人の40%がロマンチックな恋愛が必要とは考えておらず、恋愛関係は面倒だと回答したことを紹介している。

 さらに、平成22(2010)年に発表された調査で、30歳以上の独身男性の4人に1人が童貞であり、女性の処女率よりも若干多いことを語っている。

 これは、国立社会保障・人口問題研究所による18歳から50歳未満の独身者を対象にした調査で、約1万人が回答、統計的な信頼度は高い。それによると、30代前半の童貞率は26・1%、同後半になると27・7%。いずれもその5年前の前回調査よりも増えている。一方、処女率はそれぞれ23・8%、25・5%。30代前半は昭和62年調査からほぼ半減していた。

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