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アニソン四天王・堀江美都子が語る、アニソン50年の大変化
インタビュー・テキスト:阿部美香 撮影:中村ナリコ(2015/09/10)
1969年、小学生の時にアニソンデビューを果たし、19歳で『キャンディ・キャンディ』の主題歌がミリオンセラーに輝いて、一躍お茶の間のアイドルとなった堀江美都子。それ以降も数え切れないほどのアニメ楽曲を歌い続け、今も日本国内だけでなく、世界中からライブのオファーが舞い込む「アニソン界の女王」だ。今の日本の音楽業界は空前のアニソンブームと呼ばれているが、その先駆けとしてアニソンシーンの基礎を築いたのは、まぎれもなく彼女の活躍があってこそである。
彼女を含む「アニソン四天王」と呼ばれるささきいさお、水木一郎、大杉久美子らと共に『日本コロムビア アニメソング50th THE LEGENDS』に出演する堀江美都子に、アニソンが人々に愛される理由や、現在のアニソンブームに感じることを聞いた。約半世紀にわたって、アニソン界を牽引してきたレジェンドだからこその想いが、そこにある――。
堀江美都子(ほりえ みつこ)
1969年TVアニメ『紅三四郎』の主題歌でアニメ歌手デビュー。以降、数々のヒットアニメ主題歌を歌い「アニメソングの女王」の異名をとり日本のアニソンを牽引。代表曲のひとつ“キャンディ キャンディ”は100万枚突破の大ヒットを記録。レコーディング楽曲は1000曲にものぼる。また、声優としても『ひみつのアッコちゃん』(1988年)、『愛少女ポリアンナ物語』(1986年)の主役をはじめ出演作品多数。
堀江美都子・ミッチネット
日本コロムビアのアニソンのCDリリース第1号は、私だったんですよ。アイドル的なアニメシンガーとして育てられたのも最初でしたし、アニメ歌手が声優をやるのも最初……何でもプロトタイプだったんですよね(笑)。
―堀江さんがアニソン歌手としてデビューされたのは、1969年のことですよね。そして今も「アニソンの女王」と呼ばれる活躍をお続けです。
堀江:そう呼んでいただけるのは、とても光栄です。私のデビューは『紅三四郎』という柔道アニメのオープニング曲なんですが、それまでのアニメの主題歌は、例えば合唱団やコーラスグループの方、声優さん、あとは歌謡曲の歌手の方が名前を変えてアルバイト的に歌うことが多かったんです。私は日本コロムビア(レコード会社)が、初めてアニメシンガーとして育てた歌手のなかのひとりでした。
―アニソンを専門に歌うシンガーの第1期生ということですね。当時、堀江さんはまだ小学生だったんですよね?
堀江:はい。『日清ちびっこのどじまん』というテレビ番組に出た子どもたちが何人か集められて、新しいアニメ曲の歌手を決めるオーディションで選ばれました。当時は、アニメの主題歌は「作品のひとつのセクション」というスタンスでしたから、私はあくまで裏方としてのレコード歌手で、テレビに出たりライブをしたりすることはありませんでした。なので、「歌手デビューした!」という気持ちはなく、平日は普通に学校に通い、クラブ活動のような気持ちで日曜や祝日にレコーディングに行く生活でしたね。
―そこから、『アクビ娘』『サザエさん』『超電磁マシーン ボルテスV』など、ファミリーアニメからロボットアニメまで、幅広いジャンルの作品で本当にたくさんのアニソンを歌われてきましたね。
堀江:そうですね。私は声質が中性的だったので、いろんなタイプの作品に合っていたんでしょうね。多い時は、1週間に10曲くらい自分が歌ったアニメ主題歌がテレビで流れていましたよ。夜7時のアニメのオープニングとエンディングがあって、7時半からまたオープニングを歌っていたり、裏番組でも流れていたり。1970年代に入ると、日本コロムビアが新しいビジネスとしてアニソンを確立していこうとしていたので、ステージや音楽番組で歌う機会も増え、私もアニメ歌手としてお茶の間に浸透していった気がします。
―そして、1976年に放映がスタートした『キャンディ・キャンディ』の主題歌は、アニソンとしては破格のミリオンヒットを記録。アニメ作品がブームを作り、堀江さんの知名度はもちろん、アニメシンガーという存在自体も一気に世間に知らしめることになりましたね。
堀江:それが、いわゆるアニメブームと呼ばれるものの最初だったと思います。『キャンディ・キャンディ』はシングルが100万枚以上、アルバムも30万枚以上を売り上げて、日本コロムビアのなかでも『宇宙戦艦ヤマト』(1974年放映開始。主題歌の歌唱はささきいさお)と一緒にヒット賞をいただきました。
―声優活動を始められたのもその頃だったとか。
堀江:はい。アニメの主題歌を歌う歌手に、声優もやらせようということになったんですよね。初めは演技も下手でしたが、当時は「現場で育てる」という時間的にも余裕があったおかげで、たくさん成長させてもらって、そのうち声優としての作品数も増えていきました。
―今でこそ、若い女性がアニメシンガーとしてデビューしたり、声優が歌手活動をしながら表に出ていくのは当たり前になりましたが、堀江さんは本当にその先駆けでしたね。
堀江:そう育てられたんですね(笑)。先駆けといえば……レコードからCDにメディアが切り替わった時期がありましたよね?
―1980年代前半ですね。
堀江:日本コロムビアのアニソンのCDリリース第1号は、私だったんですよ。アイドル的なアニメシンガーとして育てられたのも最初でしたし、アニメ歌手が声優をやるのも最初……何でもプロトタイプだったんですよね、私(笑)。
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