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宮城県に大雨の特別警報 最大級の警戒を
9月11日 5時58分

宮城県に大雨の特別警報 最大級の警戒を
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台風から変わった低気圧の影響で、関東から東北南部にかけて非常に激しい雨が降り続いて記録的な大雨となり、各地で河川の氾濫や浸水などの被害が出ています。気象庁は宮城県と茨城県、栃木県に大雨の特別警報を発表して、川の氾濫や土砂災害、浸水に最大級の警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、台風18号から変わった低気圧と日本の東を北上する台風17号の影響で、湿った空気が流れ込み、東北を中心に「線状降水帯」と呼ばれる帯状の雨雲が南北にかかり続けています。
岩手県の一関市千厩で、11日午前5時までの1時間に36ミリ、福島県広野町で午前5時半までの1時間に、35.5ミリの激しい雨を観測しました。
宮城県では、この48時間の雨量が多いところで400ミリを超えて平年の9月1か月の雨量の2倍近くに達する記録的な大雨となり、川の氾濫や土砂災害などの危険性が非常に高まっています。
関東から東北南部には9日から「線状降水帯」がかかり続け、栃木県では降り始めからの雨量が多いところで600ミリを超え、茨城県で、およそ300ミリに達するなど、記録的な大雨となり、各地で河川の氾濫や浸水などの被害が出ています。
気象庁は引き続き、宮城県と茨城県、栃木県に大雨の特別警報を出して、最大級の警戒を呼びかけています。
また、東北地方は宮城県以外でも、福島県でこの48時間の雨量が350ミリを超えるなど、各地で大雨となっています。これまでに降った雨で、茨城、宮城、福島、山形、岩手、それに秋田の各県では土砂災害の危険性が非常に高くなり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。茨城県と福島県、それに宮城県では氾濫の危険性が非常に高くなっているところがあります。
低気圧や台風の影響で湿った空気が流れ込み続けるため、関東から北日本の広い範囲で大気の不安定な状態が続き、東北では11日の昼前にかけて、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が、北海道では12日にかけて、1時間に40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。12日朝までに降る雨の量は、いずれも多いところで東北で150ミリ、北海道で100ミリと予想されています。
特に記録的な大雨となっている地域では、今後の雨でさらに川が増水して氾濫の危険性が高まったり、土砂災害の危険性がさらに高まったりするおそれがあります。気象庁は茨城県と宮城県、栃木県では川の氾濫や土砂災害、浸水に最大級の警戒をするとともに、東北では宮城県以外の地域でも厳重に警戒するよう呼びかけています。

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