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IS 攻撃対象に日本の外交官も9月10日 21時25分
過激派組織IS=イスラミックステートは、機関紙の最新号で、ISに対抗する国々の国民を攻撃するよう支持者に呼びかけていて、具体的な攻撃の対象としてインドネシアやマレーシアなどに駐在する日本の外交官も挙げました。
過激派組織ISは9日、インターネット上で公開した英語版の機関紙「ダービク」の最新号の中で、ISの支持者に対して「十字軍の連合に加わる国は70か国以上ある。十字軍の国民であれば、世界のどこであっても殺すべきだ」と、ISに対抗する国々の国民を攻撃するよう呼びかけました。そのうえで、具体的な攻撃の対象として、ボスニア・ヘルツェゴビナやマレーシア、それにインドネシアに駐在する日本の外交官や、アルバニアやコソボなどに駐在するサウジアラビアの外交官などを挙げています。また、アメリカでは、ロサンゼルスやミシガン州ディアボーンに住むイスラム教シーア派の人たちを狙うよう呼びかけています。ISが、今回なぜ、こうした人たちを攻撃の対象に選んだのか、その理由については触れていません。インドネシアの首都ジャカルタにある日本大使館は「ISの機関紙に出た内容は承知している。大使館ではふだんからテロ対策を講じており、今後も対策を続ける」と話しています。