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【政治】貧困ジャーナリズム大賞 本紙記者 初の受賞
貧困問題について優れた報道を表彰している市民団体「反貧困ネットワーク」(代表世話人・宇都宮健児元日本弁護士連合会会長)は九日、今年の「貧困ジャーナリズム大賞」を、東京新聞(中日新聞東京本社)の我那覇(がなは)圭(35)、林朋実(31)両記者に贈ると発表し、都内で授賞式を開いた。 我那覇記者は政治部で主に社会保障問題を担当し、林記者は立川支局を拠点に取材。両記者は昨年末から、東京都国立市のシェアハウスで暮らすシングルマザーの女性が、同じ家に住む独身男性と事実婚の関係にあるとみなされ、市がひとり親家庭を対象とした児童扶養手当などを打ち切った問題について報道を続けた。
報道をきっかけに、厚生労働省は今年四月に事実婚の解釈を三十五年ぶりに見直し、生活実態に応じて支給を判断するよう求める課長通知を各都道府県に出した。 我那覇記者は、大学進学などに役立てるために受けた奨学金が収入とみなされ、生活保護費から同額を差し引かれた問題に関する報道でも「貧困ジャーナリズム賞」を受賞した。 本紙記者の特別賞を含む同賞受賞は三年連続で、大賞受賞は初めて。 PR情報
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