コマンドプロンプトで複数のプログラムを一度に起動する

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録  

職場のPCで、毎日必ず立ち上げるプログラムがあるかと思う。必ずメールをチェックしたり、WORDの資料を見たり。そのような複数のプログラムを、一度で起動することができるバッチファイルの作成方法を紹介する。

Word,Excel,PowerPointの3プログラムを起動するバッチファイル。

任意の場所に、バッチファイルを作成する。 今回は『excel_word_powerpoint.bat』という名称にした。 (拡張子はbat。)

次に、エディタでこのファイルを起動し、以下のように実行ファイルをフルパスで記述する。

start "" "C:\Program Files\Microsoft Office\Office10\EXCEL.EXE"
start "" "C:\Program Files\Microsoft Office\Office10\WINWORD.EXE"
start "" "C:\Program Files\Microsoft Office\Office\POWERPNT.EXE"

筆者のPCでは、以下のように開きたいワードファイル(nippou.doc)を直接指定して起動できることも確認している。

start "" "start "" "C:\Documents and Settings\command\test\nippou.doc"

フルパス指定の際は、『""』で囲って指定しておく。ディレクトリ名に『 』(空白)が含まれていると、空白の前までがパスの指定だとPCが認識してしまうことを避けるためである。

また、start直後に『""』をつけた理由は、このコマンドは最初に出てきた『""』を、タイトル名指定オプションだと認識してしまい、起動できないため、わざと『""』をつけている。

ただのおまじないと思ってもらってもかまわないが、おまじないという説明では納得しない方もいらっしゃるため、簡単に理由を紹介させていただいた。

複数プログラムを起動

あとは上図のアイコンを実行(ダブルクリック)するだけで、マイクロソフトの主要な3プログラムを一気に起動することができる。

あなたがよく使うプログラムをこのようなバッチファイルに記述し、デスクトップにおいて置けば、非常に効率的に作業を進めることが可能になる。

オプションも非常に便利

『/min』・・・ウインドウを最小化して起動
『/max』・・・ウインドウを最大化して起動
『/wait』・・・1つのプログラムが終了するまで、次のプログラムは起動しないようにする。

特に、最後の『wait』は、一気に起動するのが嫌な方が、
1個が終わったら次、次が終わったらその次、というように、
順番にプログラムを自動起動することができるようになるため、
非常に便利でお勧めである。