天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々
こんな本です。
フランシス・ベーコンからマルクス、アガサ・
からカフカまで──
古今東西の小説家、詩人、芸術家、哲学者、研究者、作曲家、
いかにして「制作・仕事」に日々向かっていたか?
それぞれの人物を特徴づける、
部屋での様子や「仕事のお供」にした嗜好品など、
天才たちの「制作・仕事」の秘訣をコンパクトにまとめた、
ショートショート的伝記エッセイ!
◆ヘミングウェイは毎日書いた語数を記録していた
◆フロイトの散歩はたいへんなスピードだった
◆バルザックは午前1時に起床しすぐに仕事をした
◆ストラヴィンスキーは作曲に行き詰まると倒立をした
◆マルクスには金銭管理能力がなかった
◆ピカソはアトリエでたくさんのペットを飼っていた
偉人たちの仕事の際のクセやこだわり、嗜好品、起床時間、
日課や生活信条をまとめることで、知られざる彼らの素顔や、
なるほどという納得感が満載。ありそうでなかった、
どんな偉大な作家も、偉人も、作業の時は孤独と戦い、
向かわなくてはいけない、というのは今も昔も変わらないこと。
先人たちの成し遂げてきた仕事と歴史に思いを馳せることができた
独りじゃない」と、
ないでしょうか。好奇心と、ひょっとしたら向上心もくすぐる、
これでもか、って、天才たちの生活そのものが出てくる。
長くても3ページくらいにまとまっている。天才と言えば、
生活をしていると考えがちだけど、少なくとも、
普通の生活をしている人たちが多い。もちろん、
いるにはいるけど、大抵は普通。普通の生活の中で、
面白かったのは、個々人、生活習慣自体、かなり異なるけど、「
「散歩」「食事」が「節目」になっていて、
いること。僕は、この本を読んで、
立ったりは無かったけど、毎晩、
そういう意味では、習慣という名の枕みたいでした。そんな本は、
人生であんまり無かったので、それはそれで新鮮。
というを実感。
まあ、あえて言えば、自分の習慣(へんてこりんなものを含む。)
それで、大切にしたほうが良い、
ただ、この本から、メッセージを読み取るよりも、
のが僕的にはお薦めです。ちなみにかなり読みやすいです。