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【安保法案】
民主・枝野氏 「ナチスと同じ立憲主義の破壊だ」と安倍政権批判
民主党の枝野幸男幹事長は9日の記者会見で、政府・与党が安全保障関連法案を16日に採決する方針を示したことについて、戦前ドイツのナチス政権の例を持ち出して厳しく批判した。
枝野氏は「ナチスの場合は民主的な手法で権力を掌握した後、立憲主義を破壊する全権委任法を成立させて暴走、独裁を始めた」とした上で、「この法案を成立させようというプロセスを考えると、まさに立憲主義の破壊だ。ある学者が言っていたが、憲法秩序を破壊する一種のクーデターだ。これと断固戦うことは、国会の議席を得ている者として歴史への責任だ」と強調した。
また、麻生太郎副総理が平成25年7月の講演で、憲法改正に関連してナチス政権を引き合いに「手口を学べばどうか」と発言したことを例に挙げ、「(安倍政権は)まさにそういう状況に入ってきている」とも指摘した。