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【産経抄】
あなたに褒められたくて 11月19日
▼小学校入学直後に肺浸潤に侵された健さんに、1年間1日も欠かさず、ウナギを食べさせた。故江利チエミさんと離婚した後は、何度もお見合い写真を送ってきた。毎回「あなたが不憫(ふびん)だ」との添え書きとともに。
▼もちろん、ほとんどの健さんの映画を見ていた。「網走番外地」「幸福の黄色いハンカチ」「南極物語」…。健さんはひたすら、あらまほしき「日本の男」を演じ続けた。「あの母に褒められたい一心」で。