[最終更新日時]2015/5/11 一部修正&追記
サイトコンテンツは量、質的にもまだまだですが、おかげさまで以前と比べるとアクセス数も増え最近ではサイト訪問者の方よりメールでのご質問も結構コンスタントにいただくようになりました。
その中で先日XMのMT4トラリピで全ポジションを損切りし、$2000ドル以上の多額の損失発生した件について
「大損したのにトラリピを続行するのが理解できません」的な内容の問い合わせ(意見)をいただきましたw
その方には私は「失敗から学ばない無能な人」と思われたのかもしれませんね(^_^;) 自分を無能だとは思いたくもないですが、IQは低いですし、決して有能ではないことは確かでしょう。
ただ「失敗したら必ず何かを学ぼう」とは常に心がけています。
結論から先に書くと、トラリピというFX取引手法は一部の凄腕上級トレーダーの方を除いては「最もシンプルで且つ結果を得やすい手法」だと私は思っている為、この先また大きく損をすることがあっても取引手法から外すつもりはありません。
今回はそんなトラリピという取引手法について私の考えがテーマです。
トラリピ = 非効率?
裁量トレードで充分な成績を上げることのできる(相場の予想能力に長けている)プロの上級トレーダーにとっては「トラリピ = 非効率」でしょう。
ただそんな凄腕トレーダーの割合なんてどれくらいでしょうか?おそらく全体の1%以下でしょう。
強いトレンド相場下であれば、裁量トレードの方がずっと効率的ですし、テクニカル分析を少しかじっている程度でもそれなりの結果を出すことは難しくはないでしょうが、そんな誰が見ても強いトレンド相場なんて滅多にありません。
そんな強いトレンド相場以外の時期に何もせず、ただただ相場を見守る(スルーする)事ができるならそれで良いと思うのですが、ほとんどの人は[早くお金を増やしたい]という欲や、[トレードせず口座にお金を寝かしているだけじゃ勿体無い]という感情に勝てず
という流れが一般的な為【FX運用者の8割は勝てない】といわれているのではないでしょうか?
じゃあトレンドの出ていない大半の期間[= 予想の難しい期間]に何をするか?
その答えが相場予想をあまり必要としないトラリピやミラートレーダーなどといったシステムトレード(シストレ)なのでは?というのが私の考え
トラリピは儲からない?
トラリピは「無駄」とか「儲からない」とか考える人も結構いるようですが、私が思うにそれは短期で収益を期待しすぎているからでしょう。
このルールに沿って、5年とか10年、もしくはそれ以上という長期間で見て運用を行えば、トラリピはかなり堅い[負けることは考えにくい]と思える取引手法です。
参考→ 豪ドル円 (AUD/JPY) 過去8年 トラリピ長期運用 バックテスト検証結果
私がNZD/USD(買)のMT4擬似トラリピで、結果大損となった理由は最安値ではなく広めのレンジ決め打ちをした為です。
詳しくは→NZD/USD今後の急落に警戒し遂に全ポジションの損切り決済
トラリピの収益性を高めようと思うとレンジを決め打ちすることになりますが、損切りとなりマイナス(失敗?)となってしまうリスクはやはり高くなる為、損失を確定することにかなり抵抗が強い傾向のある「FX初心者」の方にはオススメできません。
但し
- 最初から最悪こうなる事は想定&覚悟した上での「レンジ決め打ちトラリピ注文」
- 通貨ペア、取引手法、口座など分散した上で投資
上記2つのポイントを抑えている場合には、最悪の場合でも引き続き取引可能な余力は残しているはずなので、それほど大きな問題ではないでしょう。
[全投資資金を1通貨ペアに絞ったトラリピ、さらに収益性を高める為にレンジを決め打ち]このような「もし失敗したら復帰困難」な運用は絶対に避けるべきです!
大損を喫するも これまでの合計収益は充分なプラス
今回全ポジション損切り決済により確定した損失は -$2,165 とXM(ドル口座)で過去1年以上かけて積み上げてきた利益以上の損失となってしまいましたが、口座でのトータル収益は -$600程度です。
これにXM(円口座)での累計収益を足せば、マイナス分もほぼ相殺され、他MT4口座でも運用している擬似トラリピや手動トラリピ分も加味すると、トラリピという取引手法によってこれまでに得た総収益では充分なプラスとなっています。
さいごに
このように、私のような「裁量トレードでほとんど結果が出せていないレベルのトレーダー」であっても収益を上げることに成功しているという事が、少なくともトラリピは儲かる 結果を出しやすい取引手法であることの証明になるのではないでしょうか?
【分散して投資を行う】ということに加え【(リスク)資産管理】さえしっかり行えば、トラリピは間違いなく裁量トレードやスキャルピングなど他取引手法よりも堅い投資手法だと思います。
以上述べたことが、私が今後もトラリピという運用手法を外さない理由であり、私が普段FX初心者の方に「まずはトラリピから」入るのをオススメしている理由です。
→【初心者向け】怯えることなくFX取引に取り組む リスク管理計算術
以上、今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
質問等あれば気軽にコメントまたはコチラよりご連絡下さい(^^ゞ