大相撲秋場所(13日初日、東京・両国国技館)に向け、二所ノ関一門が5日から行っていた連合稽古を8日、打ち上げた。

 4日間にわたる連合稽古の最後は、千葉・船橋市の二所ノ関部屋で行われた。この日も一門の親方衆や、稀勢の里(29=田子ノ浦)、琴奨菊(31=佐渡ケ嶽)の両大関を筆頭とする関取衆、若い衆が早朝から汗を流した。

 あいにくの大雨のため、他部屋からの出稽古組は足早に車に乗り込み、帰路についた。4日の横審総見から順調に重ねてきた琴奨菊は、2日前から股関節に違和感を覚え、前日の連合稽古は欠席。それでも本場所に向け、充実した稽古を重ねてきたせいか、表情には余裕も。違和感の原因について「飛ばしすぎ?」の問いかけに「だよね」と笑いで返し「大丈夫だよ。調子は悪くない。場所に向けて一生懸命、やりますよ」と続けた。