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【寄稿】北朝鮮は韓民族の雄飛を約束するニューフロンティア(1)
2015年09月08日17時27分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
北朝鮮の新義州(シンウィジュ)と中国の丹東をつなぐ新鴨緑江大橋。「中朝鴨緑江大橋」と書かれている。北朝鮮側の連結道路がなく開通していない。 |
北朝鮮が各道に経済特区を設置して外資誘致を期待しているが、アフリカや中東の戦場にも果敢に投資する中国さえも投資を避ける立地条件を把握できていないのが残念だ。しかし丹東から防川まで1400キロの朝中国境を踏査しながら、北朝鮮の再開発が今後の数十年間は韓国経済に成長動力を供給するだろうという希望がやや慰めになった。北朝鮮は韓民族の雄飛を約束するニューフロンティアだ。
この悲壮な後背地を世界最高のインフラを備えた産業観光中心地に開発すれば、韓半島(朝鮮半島)はユーラシア大陸と太平洋をつなぐ四通八達の要地となる。最高の競争力を備えた北東アジア経済圏のハブに飛躍する。地政学的にも戦略的安定者として北東アジアの平和に主導的な役割を遂行できる。統一だけがこの遠大な夢を現実にする秘訣だ。
5泊6日のオデッセイ旅程で行われた討論では、統一より平和が優先であり、北朝鮮の経済発展のために大規模な投資と経済協力が必要だという意見が多かった。北朝鮮の経済発展が統一コストを減らし、北朝鮮住民の意識変化促進に寄与するという点は否めない。しかし対北朝鮮制裁を解除して経済協力を再開するのに先立ち、「北核不用」政策を放棄して北朝鮮の核・経済並進政策を支援する側に対北朝鮮政策を修正するかどうかから決めなければいけない。
国際社会の核放棄圧力に抵抗する北朝鮮の体力を育て、非核化交渉が再開される場合に使う経済支援カードを捨てることで核を放棄するインセンティブを剥奪するのは、非核化を放棄するのと変わらない。その場合、我々の安保に及ぼす害悪はどうするのか。また、我々が率先して国際社会の対北朝鮮共助体制を破壊することになるが、その負担はどう抱えるのか。
北朝鮮がまた人工衛星を装った長距離ミサイル試験発射や核実験を強行すれば、対北朝鮮制裁は大幅に強化されるだろう。北朝鮮との取引自体が国際的に禁止される可能性もある。その場合、我々が北朝鮮に投資した韓国企業を保護するために制裁の阻止に率先できるだろうか。
【寄稿】北朝鮮は韓民族の雄飛を約束するニューフロンティア(2)