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司法試験問題漏えい 「短答式」でも高い正答率
9月9日 5時43分

司法試験問題漏えい 「短答式」でも高い正答率
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明治大学法科大学院の教授がことしの司法試験で教え子だった受験生に論文試験の問題を漏えいしたとして告発された事件でこの受験生は教授が問題の作成に関わった「短答式」と呼ばれるマークシートの試験でも正答率が極めて高かったことが関係者への取材で分かりました。
東京地検特捜部は教授が論文試験以外の問題でも漏えいしていなかったかどうか調べを進めるものと見られます。
明治大学法科大学院の青柳幸一教授(67)は、ことし5月に行われた司法試験で試験問題の作成などを担当する「考査委員」を務めていましたが、試験前に教え子だった20代の女性に憲法の論文試験の問題を漏えいした疑いがあり、東京地検特捜部は国家公務員法の守秘義務違反の疑いで捜査を進めています。
法務省によりますと青柳教授は漏えいの疑いがある論文試験だけではなく「短答式」と呼ばれるマークシートで複数の選択肢から正解を選ぶ憲法の問題の作成にも関わっていましたが、教え子の女性はこの「短答式」の試験の正答率もほかの問題に比べて極めて高かったことが関係者への取材で分かりました。
特捜部は青柳教授が論文試験以外の問題でも漏えいしていなかったかどうか調べを進めるものとみられます。

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