韓国人にだけ存在する6万個のDNA、クラウド利用で発見(2)

韓国人にだけ存在する6万個のDNA、クラウド利用で発見(2)

2011年09月08日10時29分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
comment
0
mixi
hatena
0
  韓国人に対するゲノム分析結果は2008年12月から始まった。嘉泉医大のキム・ソンジン教授が韓国人ゲノムを初めて完全解読し、7月にはマクロジェンが韓国人18人のゲノムを分析して英国の著名学術誌の「ネイチャージェネティクス」に発表した。今回行われた韓国人20人のゲノム分析はこれまでに行われたプロジェクトで最多人員だ。

  今回のプロジェクトの特徴は韓国人遺伝子変異を明らかにするのにクラウドコンピューティング技術を初めて導入した点だ。ヒトゲノムに存在する30億個の塩基配列情報量は120ギガバイトに達するが、通常1人の塩基配列情報を分析し結果を保存するのに8コア級サーバー10台を1週間稼働させなければならない。しかしクラウドコンピューティングサービスを活用すればハードウェアを増設しなくても大規模コンピューティング資源をいつでも必要なだけ利用することができる。2008年に6カ月かかった作業を今回は40日で終わらせたのが目立った成果だ。

  KTとテラジェンイーテックスはさらに多くの韓国人ゲノム分析のため現在70人の血液サンプルを確保した状態だ。KTのオ・セヒョン新事業戦略担当常務は、「多数のゲノムデータが集まってこそ個人オーダーメード型医療に必要な情報を知ることができ、これを調べるのにクラウドコンピューティングのようなシステムは重要な道具だ」と話した。

  ◆クラウドコンピューティング=多様なソフトウェアやデータを個人や会社のコンピュータ保存装置に入れずウェブ空間に置いたまま必要な時に呼び出すインターネットコンピューター環境。費用を節約し業務の効率を上げることができる。

  

韓国人にだけ存在する6万個のDNA、クラウド利用で発見(1)
【今日の感想】この記事を読んで・・・
興味深い
悲しい
すっきり
腹立つ
役に立つ

今日のイチオシ記事