中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > サッカー > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【サッカー】

日本、アフガニスタンに6点大勝 香川、岡崎が次々にゴール

2015年9月9日 紙面から

◇W杯アジア2次予選 日本6−0アフガニスタン

日本−アフガニスタン 前半10分、先制ゴールを決める香川=テヘランで(共同)

写真

 【テヘラン松落大樹】やっと大量得点できた! サッカーの2018年W杯ロシア大会アジア2次予選E組の日本は8日、中立地のテヘランでアフガニスタンと対戦し、6−0で圧勝した。香川真司(26)=ドルトムント、岡崎慎司(29)=レスター=がそれぞれ2得点し、本田圭佑(29)=ACミラン=も泥くさくゴールを決めた。2勝1分けの勝ち点7とした日本は、グループ1位のシリアが相手の次の一戦(10月8日、中立地・オマーン)へ弾みをつけた。

 香川が代表での輝きを取り戻した。前半10分、ゴール左寄りでパスを受けると素早く反転し、背負った相手をかわした。ゴールまで約20メートル。迷わず右足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺した。大勝の口火を切った先制弾。「いい形でシュートを打てた」と振り返った背番号10にとって、代表2戦連発はW杯ブラジル大会直前の14年6月以来となった。

 後半5分には左足でチーム3点目を決めた。A代表での1試合2発は、11年10月11日のW杯ブラジル大会アジア3次予選タジキスタン戦以来約4年ぶり。代表通算23得点とし、高原直泰に並ぶ歴代9位に躍り出て「まだまだ積み重ねていきたい」と先を見据えた。

 3日のカンボジア戦で1得点は挙げたものの、前半42分にはゴールまで約2メートルの至近距離から、フリーのシュートをGKにバックパスするミス。失態を取り返すべく臨んだ一戦だった。

 「細かいプレーよりダイナミックなサッカーを意識した」という言葉通り、トップ下としてサイドに流れ、中盤の底にも顔を出すなど日本の前線に活力を与えた。後半31分に交代でピッチを去った際、ベンチからハイタッチで出迎えたハリルホジッチ監督の笑顔が、この日の香川の出来の良さを物語っていた。指揮官は「シンジはクラブでのパフォーマンスを代表でも見せている。チームにとって重要な選手。このまま続けてほしい」と手放しで褒めた。

 所属するドルトムントでは今季公式戦7試合で3戦連発を含む4得点3アシストと好調を維持していた。代表では、なぜか別人となっていたが、ようやく背番号にふさわしいプレーを披露した。

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ