老舗クリップボード履歴ソフト「CLCL」、10年ぶりのアップデートでUnicodeに対応

　老舗クリップボード履歴ソフト「CLCL」の10年ぶりのアップデート版となるv2.0.0が、5日に公開された。Windows NT/2000/XP/7/8/8.1/10に対応するフリーソフトで、現在、最新版のv2.0.1が作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

　「CLCL」は、クリップボードにコピーされたテキストや画像、ファイルなどの履歴を取得するソフト。取得した履歴から任意のデータを選択して他のソフトに直接貼り付けられるほか、あらかじめ登録しておいた定型文などのデータを貼り付けることが可能。

　取得された履歴の一覧はタスクトレイ上のアイコンなどから確認、貼り付けを行える。［ビューア］ウィンドウでは履歴として保存されているデータをプレビューしたり、テキストデータの編集も可能だ。

　最新版ではUnicodeに対応し、それに伴って古いWindowsが動作対象から外された。なお、旧バージョンの設定は引き継がれるが、プラグインはUnicode対応版を利用する必要がある。

　また、Windows 10が動作対象になった。加えてタスクトレイ上のアイコンからメニューを呼び出すのにタッチ操作に適した左クリックが割り当てられたほか、タスクトレイのアイコンはデザイン変更が施されるなどの変更が加えられている。