地雷爆発:怒りのツイート数、陰謀論の10倍超

怒りのツイート数、地雷爆発は天安・延坪島上回る
ビッグデータ分析で明らかに、陰謀論は拡散せず

■地雷挑発で高まった北への怒り

 世論調査やビッグデータ分析を手がけるメトリックスは8月10日から20日間、ネイバー、ダウムなど主要ポータルサイトのブログ、掲示板などオンラインでの北朝鮮に関するウェブ文書44万9013件を分析した。

 地雷挑発以降、「戦争」に言及した文章は21万3178件に上り、天安爆沈事件当時(9万5528件)の2倍以上に達した。延坪島砲撃当時(13万9605件)に比べても増加した。北朝鮮が地雷挑発に続き、準戦時状態を宣言したことで、韓国国民の間に戦争の緊張感が高まったことを意味する。

 しかし、インターネット世論は戦争の脅威や緊張感に屈服したり萎縮したりはしなかった。「戦争」の関連ワードは「買い占め」ではなく、「参戦」や「転役延期」だった。ブロガーは「転役延期兵士、立派な大韓民国国民」「兵士の転役延期こそ本物の男」といった書き込みが毎日数百件から数千件に達した。これも天安爆沈事件当時(7851件)、延坪島砲撃当時(8375件)に比べ2-3倍に急増した。

 ソウル大の李在烈(イ・ジェヨル)教授(社会学)は「学生運動出身の40代が北朝鮮を理想によって見ていたとすれば、20代は現実的な利害関係で見る傾向が強い。自身の現実的問題ととらえたためにこういう結果が出たのではないか」と分析した。上の世代とは異なり、北朝鮮問題に現実的かつ冷静に向き合う「安保新世代」がサイバー空間に多くの投稿を行った格好だ。

成好哲(ソン・ホチョル)記者 , 洪永林(ホン・ヨンリム)記者
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