6カ国協議:中国次席代表が来韓=1年2カ月ぶり

6カ国協議:中国次席代表が来韓=1年2カ月ぶり

 中国の6カ国協議次席代表を務める肖千・中国外務省韓半島(朝鮮半島)問題副代表が7日、韓国を訪れ、韓国の6カ国協議主席代表の黄浚局(ファン・ジュングク)韓半島平和交渉本部長、同次席代表の金健(キム・ゴン)北核外交企画団長と相次いで会談した。8日には権容羽(クォン・ヨンウ)平和外交企画団長とも会う。韓国外交部(省に相当)の北朝鮮問題、北朝鮮核問題担当者と一度に会談する格好だ。

 韓国外交部当局者は「双方は北朝鮮を(非核化に向けた)対話に導くための方策、今後の(韓半島)情勢安定に向けた協力策などを話し合った」と説明した。6カ国協議の早期再開のほか、朝鮮労働党創建70周年(10月10日)前後に予想される北朝鮮の長距離ミサイル発射などに挑発の可能性について協議したとみられる。

 中国政府の北朝鮮問題担当者が韓国を訪れるのは1年2カ月ぶりだ。今月2日の韓中首脳会談以降、北朝鮮の核・ミサイル問題解決に向けた動きが本格化したことになる。

 今週後半には黄本部長が訪米し、米国側の首席代表であるソン・キム国務省北朝鮮担当特別代表と会談する。北朝鮮問題をめぐる韓米中の話し合いが韓国の「中継外交」で進められる形だ。

 黄本部長は続いてニューヨークに移動し、国連安全保障理事会の理事国の国連大使らと北朝鮮の核・ミサイル問題、人権問題などを協議する。韓国政府高官は「今後1カ月、韓米日、韓米中を軸として、北朝鮮の核をめぐる集中的な外交が展開される」と述べた。

李竜洙(イ・ヨンス)記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • 6カ国協議:中国次席代表が来韓=1年2カ月ぶり

right

関連ニュース