海外収監の韓国人、3年間で25.4%増=賭博・売春が急増

 海外で収監されている韓国人が年々増加していることが分かった。特に、この3年間では賭博や売春により海外で収監される韓国人が急増している。

 国会外交統一委員会所属の金栄宇(キム・ヨンウ)議員=セヌリ党=が7日、外交部(省に相当)から提出された「我が国民の海外収監者」現況によると、2014年末現在で韓国人1257人が海外で収監されているとのことだ。12年の海外収監者が1002人だったのと比べると、3年間で25.4%も増えたことになる。

 韓国人が収監されている国の数も12年の34カ国から14年は41カ国へと20.6%増加した。 14年末現在で韓国人収監者が最も多い国は日本で、全体の37.8%に当たる475人にも達する。続いて中国の340人(27.0%)、米国の232人(18.5%)などの順だった。

 犯罪の類型別では、賭博が12年の29件から14年の50件へと72.5%も急増した。売春は7件から12件へと71.4%増えている。

 韓国人が10人以上収監されている国のうち、カンボジアは12年の4人から14年には17人へと325%もの大幅増加となった。オーストラリアも12人から25人へと108.3%増えた。一方、タイは24人から22人へと8.3%減、中国は343人から340人へと0.9%減となっている。

 金栄宇議員は「韓国人の海外収監者数や収監国数が毎年増えれば、韓国人の認識に悪影響を与えるだけでなく、国の品格にも影響を与える。国別・犯罪類型別の対策作りなど外交部の積極的な管理が必要だ」と指摘した。

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