読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

再構築の暮らし方

夫婦再構築(夫婦やり直し)をやるという選択をしました。これから家庭を築く人たち、再構築する人たちの参考(救い)になれば幸いです。


映画館での「笑い方」のマナーと正義感について

このエントリーをはてなブックマークに追加

久しぶりに映画の日に合わせて観に行けた

9月1日の映画の日(映画が終日1,100円になる日)に、「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を観てきた。小学生はいつも1,000円だから、息子二人と三人で3,100円ね。

www.missionimpossiblejp.jp

知人の中には、「単なる娯楽映画の顔をしながら世界情勢まで盛り込んだ映画で素晴らしい」と評価している人もいたが、実際観てみると、「単なる娯楽映画の顔をしながら世界情勢まで盛り込んだ映画に見せかけた、素晴らしい娯楽映画」だと思った。

ザ・エンターテインメントな映画だ。

 

例によって、君もしくは君のメンバーがこの記事を見てネタバレしたと悔やんでも、当サイトは一切感知しない。ネタバレ嫌いな方は離脱してね。

 

予告編でお馴染みの飛ぶ飛行機に捕まるシーンが冒頭からあり、国際的スパイとは思えないほどのすっとぼけた相棒とノンストップで最後までアクションが連続する。二時間以上あるから、しっかり上演前にトイレを済ませ、水分補給はなるべく控えたい映画だ。

 

で、すっとぼけた相棒、ベンジーさんや主人公を取り巻く愉快な面々で、笑いの要素も充分ある、と僕は思う。まぁ、笑いのポイントも人それぞれだし、純粋にこの映画に「かっこいい」を求めている人にとっては、お笑い要素は邪魔なところなのかもしれない。そして僕は声が大きい。

 

映画館での笑い方について

 幸か不幸か、僕はこの映画を観て大変笑う男だった。

 そして、隣の隣には、この映画を観ながら「大笑い」を聞くのは許せない男だった。

 中盤、カーチェイスがはじまるところで、僕はその男から映画館中に響くような大声で注意を受けた。

 

「お前、うるさいぞ、静かに観ろよ」

 

 何よりも言葉遣いにムッと来たが、しばらく30代半ばと思われる男と見つめ合ったあと、素直に謝った。相手は女性と二人で来ていた。デートだろう。

「わかった。が、言葉遣いは気をつけたほうがいいよ」と諭すことも頭をよぎったが、まぁ、僕の笑い方が人を不快にさせてしまったのは間違いないし、こちらは小学生二人を抱えてて、戦いに不利である。おとなしくすることにした。

 

 子どもたちに悪いことをしたなぁと思った。萎縮させてしまって、後半の映画を楽しめないんじゃないかと危惧した。

つかの間、これまでのやり取りが聞こえなかったのか、よほど無神経なのか、次は長男がゲラゲラ笑い始めた、大笑いだ。

僕は内心「さっき注意されたばかりじゃないか、黙ってないと今度はお前が怒鳴られるぞ」と心配して、口元に指を押し当てる「静かに」のジェスチャーをしたが無駄だった。

 

長男の正義感(?)

映画が終わり、エンドクレジットが流れだすと、すぐにカップルは出て行ってしまった。

すると長男が僕になぜ謝ったのか訊いてきた。やり取りはやはり聞いていたのだ。

僕は「笑い方が大きすぎたみたいで、嫌に思う人もいただろうからね。それは悪いと思って謝ったよ」と答えた。

長男は「映画館は人が楽しむためのものだから笑って当たり前。謝らなくてよかったのに」ということだった。

「それでわざと笑ってたの?」と僕。

「今度何か言ってきたら文句言ってやろうと思って。言葉も汚かったし、あの人の声が一番うるさかった」と長男。

 

正義感を発揮するのはいいけど、変な争いに発展しなくてよかった。

「笑い方」に反省すべきところはあると思うけど、長男の言い分ももっともだな。

まぁ、このケースでは、注意の際の「言い方」に問題があるとも言えるけど。