産業技術総合研究所は、VOCALOIDを使った楽曲などWeb上で公開されている楽曲と歌詞を利用し、楽曲に合わせて歌詞の文字が動くアニメーション動画を簡単に作成できる“歌詞アニメーション制作支援サービス”「TextAlive」(テキストアライブ)を一般公開した。
独自の音楽理解技術と、新たに開発したプログラミング環境技術を融合させ、歌詞アニメーションを簡単に制作・共有できるサービス。
楽曲を選び、動画の「スタイル」を指定すると、独自の「音楽理解技術」で解析された発声タイミングやサビ情報などを利用し、さまざまな演出の歌詞アニメーションを自動で生成する。
ユーザーは、フレーズや文字ごとの詳細な演出を「テンプレート」から選んで編集でき、自分好みの演出にすることも可能。ほかのユーザーが公開した歌詞アニメに対し、さらに演出を加えて派生作品を作ることもできる。
ユーザー自身でテンプレートや編集用インタフェースをプログラミングし、他のユーザーと共有することも可能だ。
産総研情報技術研究部門の後藤真孝首席研究員、メディアインタラクション研究グループの加藤淳研究員、中野倫靖主任研究員らが開発した。今後、産業界と連携し、音楽配信サービスや、音楽に限らないコンテンツの制作支援、プログラミング教育などに技術を展開していく。
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