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#Trunkfm Th!nkTank

なんとなくスタートアップがスタートし、なんとなく終わるまでを描く。希望と絶望のドキュメンタリー

そのインターン、意味あるの?ただのキッザn...アッ―

いろいろな学生と話す中で思ったのだけど、学生のいう「インターン」に意味はない。なんというか…内容がない。

特に、大企業での1day/weekインターン、議員インターン、大使館インターンなどは聞いていてイライラするレベルで内容がない。

絶対に面接とかでドヤ顔で語ったりしない方がいい。

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おままごとインターン

課題を与えられて、グループワークして、最後にプレゼンをする。これが一番主流のインターン形式。
だけどこれを経験したからといって、、だから何って感じだ。これが1dayだろうとweekだろうとmonthだろうと。

そこで何か感じ取ったりするのかもしれないけど、やったことと成果物だけでいえばほとんど無意味・無価値だ。

また、お金を持った施設・機関でのインターンも無意味。ただの「お客さん」だからだ。業務体験も電話番も書類整理も何もかも、あらかじめ用意されたプログラムだ。

働いた気になって(∩´∀`)∩ワーイってなるだけ。こういうプロモーション目的のインターンもすごく増えた。

職業体験はいいことだが、それ自体は決して自慢するようなものではないのだ。ただの会社見学くらいに考えた方がいい。

 

成果物がないインターン

インターンに行った人のドヤ顔は半端ないが、でもそこで何をしたの?
多くの学生は、優秀賞に選ばれたことや、表彰状をもらったことが成果だと考えてるらしい。

それも成果といえば成果かもしれないけど、そういうことを聞いているのではない。ナントカ賞をもらったとか言われても困る。何を生み出したのか。どんな価値を出したのかが大事だ。


「○○のインターンに行きました」
「で?」
「MVPをとったんですよ」
「…で?」

 

どんな提案をしたのか。どんなものを作ったのか。そこでどう考えたのか。ビジネスの何を理解したのか。そういうことを聞きたいのだこっちは。

何の成果もあげていないのなら、社会人からすれば、はっきりいって給料泥棒にしか見えないのだ。

 

基本スキルのあるインターン経験者

いろいろディスったけど、意味のあるインターンもたくさんある。たとえば1年以上のインターンをした人。フルタイムに近い働き方をした人。

こういう人は社員と同じIDカードとPCを持っていて社内システムにも入れる。そういう環境で「労働した」人は価値がある。「働き方」を知っているのだから。

業務内容が簡単なバグ取りや記事校正だったとしても、企業に勤務した経験は大きい。メールや電話といった基本的なマナーやホウレンソウができているというだけで即戦力とみなされる。

これは実際にTrunkの学生をハンティングしにくる企業の方も言っていることだ。

 

ゴリゴリな即戦力さん

また、スタートアップで働いていた人は優秀な人が多い。一人前の仕事をやらされるのってかなりスゴイことだと思う。
予算は小さくとも、ビジネスとして何かを提案したり、何かをリリースするのはふつうの学生には経験できないことだ。

さらに、スタートアップ界隈の人間は才能やバックグラウンドに恵まれている人が多い。スタートアップの社長はみんなクレイジーな経歴を持っているし、起業できるだけの資金を若いうちに稼ぐ力を持っているのだ。

そのため、スタートアップのインターン生はレベルの高いビジネスマンからマンツーマンで直接指導を受けることができる。大企業の冴えない管理職からフィードバックをもらうのとはわけが違う。

 

ということで、これからはインターンをやって「実力」で就職する時代と言われますが、それなりに「語れる経験」と「証明できるスキル」を身につけましょう。

お遊びのインターンをやってるうちは、従来の就活がただ間延びしただけでは。