2015-09-07

http://anond.hatelabo.jp/20150905092339

この程度の認識は昔っからとっくにあったワケで。

二次創作同人にはさまざまな問題があり、無許可商業アンソロだけを槍玉に挙げるのは間違っており、正当性がないという意見もあるでしょう。

まったくもってその通り。二次創作を守るために非公式アンソロを潰せというのは、矛盾しかない。

一般の流通ルートに乗るため、二次創作への理解・知識のない人が手にすることがある。

ネットが普及した現代二次創作自体が「理解・知識のない人」の目に触れないようにすることは不可能であり、この認識は古い。

人の目に触れてしまうこと自体問題だというのなら、結局二次創作自体禁止するしかない。

子供に人気のある少年漫画を題材にした過激な性描写を含む作品が収録されており、かつ、登場人物未成年であるにも関わらず、レーティングが施されていない出版物である

子供」とか「少年漫画」を盾にした言い方は恣意的で気に食わないが、レーティングの危うさに関してはまあ同意する。

だが「過激な性描写」の基準によっては表現規制に傾きかねないので、これも手放しでは同意できない。

法人から刊行される営利目的出版物であることから作品には無関係会社利益が発生し、公式には何の利益も発生しない。

これを言い出したら、イベント会社印刷会社利益が絡む同人誌即売会もアウトだ。

二次創作問題の諸々のデリケート問題は、すべてが複雑に絡んでいて、一部だけを都合よく切り離して否定することは困難だ。

権利侵害だという認識があるのなら、二次創作のもの否定すべきだろう。

自分無許可商業アンソロをよいものだとは思わないし買わないし読まないが、「より悪目立ちする、よくないものを自浄すれば、ほんとうに大切なものを守れる」という発想の注意喚起は信用できない。それを認めれば次はべつの「悪いもの」を探して潰す流れになるからだ。

自分無許可商業アンソロをよしとしない理由は、二次創作人気に乗っかって適当商売しているモラルの低い出版社が気に入らねーからってだけ。

トラックバック - http://anond.hatelabo.jp/20150907014636
  • 書店で買える無許可のパロディアンソロ本について

    はじめに 某週刊少年漫画ジャンルで乱発されている商業ベースの版権元無許諾のアンソロジー(※海賊版アンソロ、違法商業アンソロなどとも)の現状について周知し、今後、問題点を認...

    • http://anond.hatelabo.jp/20150905092339

      この程度の認識は昔っからとっくにあったワケで。 二次創作同人にはさまざまな問題があり、無許可商業アンソロだけを槍玉に挙げるのは間違っており、正当性がないという意見もあ...

記事への反応(ブックマークコメント)