二次創作同人にはさまざまな問題があり、無許可商業アンソロだけを槍玉に挙げるのは間違っており、正当性がないという意見もあるでしょう。
まったくもってその通り。二次創作を守るために非公式アンソロを潰せというのは、矛盾でしかない。
ネットが普及した現代、二次創作自体が「理解・知識のない人」の目に触れないようにすることは不可能であり、この認識は古い。
人の目に触れてしまうこと自体が問題だというのなら、結局二次創作自体を禁止するしかない。
子供に人気のある少年漫画を題材にした過激な性描写を含む作品が収録されており、かつ、登場人物は未成年であるにも関わらず、レーティングが施されていない出版物である。
「子供」とか「少年漫画」を盾にした言い方は恣意的で気に食わないが、レーティングの危うさに関してはまあ同意する。
だが「過激な性描写」の基準によっては表現規制に傾きかねないので、これも手放しでは同意できない。
これを言い出したら、イベント会社や印刷会社の利益が絡む同人誌即売会もアウトだ。
二次創作問題の諸々のデリケートな問題は、すべてが複雑に絡んでいて、一部だけを都合よく切り離して否定することは困難だ。
権利侵害だという認識があるのなら、二次創作そのものを否定すべきだろう。
自分は無許可の商業アンソロをよいものだとは思わないし買わないし読まないが、「より悪目立ちする、よくないものを自浄すれば、ほんとうに大切なものを守れる」という発想の注意喚起は信用できない。それを認めれば次はべつの「悪いもの」を探して潰す流れになるからだ。
自分が無許可の商業アンソロをよしとしない理由は、二次創作人気に乗っかって適当な商売しているモラルの低い出版社が気に入らねーからってだけ。
はじめに 某週刊少年漫画ジャンルで乱発されている商業ベースの版権元無許諾のアンソロジー(※海賊版アンソロ、違法商業アンソロなどとも)の現状について周知し、今後、問題点を認...
この程度の認識は昔っからとっくにあったワケで。 二次創作同人にはさまざまな問題があり、無許可商業アンソロだけを槍玉に挙げるのは間違っており、正当性がないという意見もあ...