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新国立競技場の設計など公募 ハディド氏参加へ
9月7日 20時29分

新国立競技場の設計など公募 ハディド氏参加へ
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新国立競技場の整備計画に向け、当初のデザインを手がけたイラク出身の女性建築家の事務所と日本の設計事務所が、チームを組んで公募に参加すると発表しました。
これは設計事務所の日建設計が7日、ホームページで発表しました。
新国立競技場は、政府が新たな整備計画を決定したことを受けて、事業主体のJSC=日本スポーツ振興センターが設計から施工を一貫して発注する「公募型プロポーザル方式」で、今月1日から公募を始めました。
日建設計は、おととしの5月から、イラク出身の女性建築家、ザハ・ハディド氏が手がけた新国立競技場の当初のデザインについて、ほかの設計事務所と共同で基本設計などに携わりました。今回の新たな整備計画について「2年間の経験や知見を活用するため、デザインの監修者と設計者は継続して関与することが望ましい」として、ハディド氏の建築事務所とチームを組み、公募に参加するということです。
ハディド氏は「これまでの取り組みと知見を基に、私たちは十分コストを考えたデザインを短期間で作ることができるし、東京オリンピックを前に十分準備を行えるよう完成できると確信している」とコメントしています。
新国立競技場の設計と施工を手がける業者は年内に決まる予定です。

「費用対効果の高い計画速やかに作れる」

新国立競技場の新たな整備計画の公募に参加する意向を示したことについて、ザハ・ハディド氏は声明を発表し、「これまでの2年間の知見や経験に基づき、ザハ・ハディド建築事務所と日建設計はコストを考慮し、費用対効果の最も高い新たな計画を速やかに作ることができる。これにより、新国立競技場は2020年の東京オリンピックに十分間に合うよう完成できる」とコメントしています。
今回の公募では設計だけでなく、施工業者も一体的に選ぶことになっていて、ザハ・ハディド事務所は「今月18日の締め切りまでに、ともに公募に参加する施工業者も決められるよう協議を進めている」としています。

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