この週末、白神山地の十二湖に行ってきました!
ちなみに、最終電車が出る30分前にみどりの窓口に行ったら、残り10席しかなくて私が買った1分後に完売(汗) はやぶさは全席指定なので、余裕を持って指定席を取っておくのが吉なようです。
東京駅構内でナイスなビールを見つけて旅のお供に。あら塩の効いた「前略 好みなんて聞いてないぜSORRY」。シートは広々して快適!3時間乗っても疲れません。
その夜は青森駅のアルファホテル(朝食付き2600円!)に泊まり、翌朝オリックスレンタカーで1台借りて西へGO!
黄金色に輝く稲穂が一面に広がり、りんごやすいかなど名産品の畑が次々と現れます。
津軽藩の藩主がこの岩場に畳千畳を敷いて宴会をしたことから、千畳敷と呼ばれるらしい。
いかがたくさん干してあった!いかやきとうにが有名とのことで、生うに(1000円)を食べてみる。とろっとろでおいしい!
千畳敷には五能線の「リゾートしらかみ」が一時停車して、乗客が短時間下車して散策が出来るらしい!出発時刻には汽笛が鳴ります。
その後、約1時間ドライブをして、宿泊地の「アオーネ白神十二湖」に到着。
ヨーロッパの田舎のような素敵な敷地。ここにある「アカショウビン」というレストランで、昼食を食べます。(宿泊者以外も利用可能です)
白神山地・十二湖散策の拠点「アオーネ白神十二湖」(旧サンタランド白神)トップページ
9月のオススメランチはこのボリュームで1300円!名物の「だまこ鍋」(写真左上)もついています。たらふく食べて、散策開始。
まずは、この度の目的の「青池」へ。アオーネ白神から、車で10分弱、そこから歩いて数分です。道中、鶏頭場の池など十二湖の湖を左手に臨むことができます。ブナの自然林が生い茂り、木漏れ日の中を歩くだけで安らかな気持ちになります。
そして、つきました青池!めっちゃ青い!
湖底には枯れたブナの木が沈んでいます。
水彩絵の具を水にとかしたような、青と緑のガラスが混じり合ったような、鮮やかで透き通っていてなんとも幻想的…。
そして、青池が青い理由は解明されてないんだって!さらに神秘的!
青池がきれいすぎて、20分ほどただただ木の柵にもたれて見つめていました。
そのあと、青池の目の前の登山道に入り、トレッキング開始!
目指すは「大崩」。ここから、湖と日本海を見渡せるそうです。
すでに昼下がりなのであまり人はいません。下りの方ひと組とすれ違っただけ。日が出ている内に下山できるように、早目のペースで進みます。
前日の雨のせいか、足元はぬかるみ気味。夏の終わり、最後のセミの鳴き声を聞きながら歩を進めます。
1時間弱歩いて、朽ちた切り株を見つけたのでここで座って休憩!きのこがでっかい!
1時間半ほど歩くと、徐々に空が明るくなってきました。尾根はもうすぐ!
大崩、到着!見えるぜ日本海!なんてダイナミックなんだ!
足元には十二湖も。昔は大崩から十二湖全てが見渡せたけど、いまは森が生い茂り一部しか見えないそう。そういえば、青池の頭上も木の枝が覆いかぶさっていた。
しかしまぁ、「大崩」と名がつくだけあって、ものすごい崩れっぷり。
大崩はごくごく細い尾根で、広場などはなく人一人立てる道があるだけなので、ちょっとバランスを崩せば落ちそうでちょっと怖い。
大迫力の崩壊した斜面、生い茂るブナの原生林の中に佇む湖群、その先のおおらかな日本海を目に焼き付けて、来た登山道を下ります。
上の方はぬかるみが多くて、下の方は砂利でバランスを崩しやすく、ちょっと神経を使います。のぼりほど体力は使いませんが、やはり山道を下るのは膝と足首と神経を使います…。
登山口に戻ったのは、出発から約3時間半後。比較的ハイペースをキープして、登りと下り1回ずつの短い休憩を挟んでこれくらいの時間です。
半日弱で昇って降りられるので登山としては気軽な方ですが、登山口から大崩まではずっときつめの斜面です。ずっと登り続けるため、体力を温存できる稜線歩きなどもありません。標高がそれほど高くないですが、「楽に登れる」と思って登ると想定よりはキツイかもしれません。しっかり登山できるシューズ、ウェア、持ち物で臨んだ方が良いです。
また、私たちは半日のトレッキングを想定していたので大崩の先には進みませんでしたが、この先には崩山、大峰岳、白神岳などがあり、1日かけて登山を楽しむことをできるようです。
なお、大崩までの道中にトイレ、自販機、あずまやなどは一切ないので、ふもとのお店「キョロロ」でトイレや飲料水調達は済ませておきましょう。
最後におまけの1枚。
青池の登山口から駐車場に戻るとき、鶏頭場の池のかんばんにかわいいお供え物があるのを発見しました♪