防衛省、艦載型ヘリコプターを2016年度に導入…哨戒ヘリの開発も継続

航空 行政

多用途ヘリコプター(艦載型)運用(輸送)のイメージ
  • 多用途ヘリコプター(艦載型)運用(輸送)のイメージ
  • 新哨戒ヘリコプターの運用イメージ
  • 新早期警戒機(E-2D)の同型機種
防衛省は、周辺海空域における安全確保に向けて艦載型の多用途ヘリコプターを導入すると発表した。2016年度概算要求に盛り込んだ。

護衛艦部隊が事態に応じた活動を持続的に行うため、輸送、救難、負傷者等の救護・後送などに従事する多用途ヘリコプター(艦載型)を新たに導入する。機種については選定中。

また、浅海域を含む日本国周辺の海域で対潜戦の優位性を確保するため、複数のヘリコプターとの連携により、敵潜水艦を探知する能力を持つ哨戒ヘリコプターを引き続き開発する。

現有の海自哨戒ヘリコプター(SH-60J)の後継として対潜探知能力や攻撃能力が向上したSH-60Kを17機導入するほか、南西地域をはじめとする周辺空域で、警戒監視能力を強化するため、新早期警戒機1機を取得する。

広域における常続監視能力の強化のため、滞空型無人機(グローバルホーク)を3機取得するとともに、導入に向けた準備態勢を強化する。

弾道ミサイル対処能力の総合的な向上を図り、多層的、持続的に防護する体制を強化するため、イージス・システム搭載護衛艦1隻建造する。

潜水艦を16隻体制から22隻体制へ増勢するため、「そうりゅう」型12番艦1隻を建造する。リチウムイオン電池を搭載し、これまでの「そうりゅう」型潜水艦に比べて、水中持続力などを向上する。

このほか、自衛隊の無人機対処能力向上のため、米国における無人機対処演習に参加する予定。
《編集部》
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