中国株式市場の調整はほぼ終了-人民銀総裁が見解
2015/09/06 14:09 JST
(ブルームバーグ):中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は5日、時価総額で5兆ドル(約600兆円)を失った同国の株式相場について、株価の大幅下落が終わりに近づいているとの認識を明らかにした。アンカラでの20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の終了後の声明が人民銀のウェブサイトに掲載された。
同総裁は人民元の対ドル相場が安定に近づき、株式市場の調整もほぼ終了しており、中国の金融市場は一層の安定が予想されると語った。
総裁は中国政府の介入が市場のフリーフォールやシステムリスクを防いだと指摘。市場のレバレッジ比率の低下は明白で、実体経済への影響も限定的だと語った。
同総裁はまた、中国経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)に大きな変化がなく、長期の人民元相場下落の根拠もないとの見解を繰り返した。
原題:China Stock-Market Correction Almost Done, Says PBOC Governor
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更新日時: 2015/09/06 14:09 JSTニュース一覧
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