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ヤフーメール258万通が消失 システム障害…「消失ない」の説明一転、多数が復元できず
インターネット検索大手のヤフーは6日、8月末に起きた「ヤフー・メール」のシステム障害で、約97万人分のIDに送られたメールのうち約258万通が消失していたと発表した。当初は「消失はない」と説明していたが、その後の調査で復元できないメールが多数あることが分かった。
ヤフーによると、消失したのは、8月28日午前10時20分ごろから午後8時ごろまでに送られたメールの一部。当初はデータの破損はないとみていたが、9月3日に一部のメールが消失していることを確認。5日になって復元が不可能であることが分かった。
メール障害に対応するため切り替えた緊急用システムに不具合があったことが原因だった。ヤフーは「お客さまに大変なご迷惑をおかけし、心よりおわび申しあげる」と陳謝しており、今後、調査チームをつくって再発防止策を検討する。