7月に咲くアブラナ科の花
Diplotaxis tenuifolia
近所のバス道にロボウガラシ(路傍枯らし:ディプロタキシス・テヌイフォリア:Diplotaxis tenuifolia:アブラナ科ディプロタキシス属)が咲いていました。
ディプロタキシス属は地中海沿岸、大西洋のアゾレス諸島やカナリア諸島に35種ほどが知られています。一年草、多年草、亜低木で、ほとんどが黄色の花を咲かせますが、一部は白い花を咲かせます。
ロボウガラシはヨーロッパや西アジア原産ですが、今では世界の似た気候の地域に広がっています。
ハタザオのように立ち上がり、カラクサハタザオという別名もあるようです。
このように羽状に深く裂けた葉もありますが、鳥足状に深3裂する葉、波状の鋸歯のある長楕円形の葉もあります。
葉や茎を揉むと辛子のような独特の臭いがします。
鮮やかな黄色い4弁花を総状花序につけ、6〜7月にポツポツと咲かせます。果実は5cmほどの莢状をしています。
しかしアブラナ科植物といえば春一番に咲くものだという思い込みがあって、この花がアブラナ科の花とは思いもよりませんでした。ロボウガラシを見つけて7月に花を開くアブラナ科植物を初めて知った次第です。
ロボウガラシは路傍や荒れ地の雑草ですが、他の雑草を枯らして広がる旺盛な繁殖力があるという意味でつけられた名です。この辺では歩道の目地部分やアスファルトの割れ目から株が出ています。
英語では宿根ウオールロケット(perennial wall-rocket)と呼ばれていますが、ロケット(ルッコラ)の代わりに葉野菜として食卓にのぼるからです。
イタリアではr「野生のルケッタ(ruchetta salvatica:ルケッタ・セルバチカ)」と呼ばれてイタリア料理ではよく使われているようです。
属名は diplo(二重)と taxis (配列)を意味し、莢の中に2列に種子が並ぶことに由来します。
種小名は「細い葉の、繊細な葉の」という意味です。
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