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 新岳の噴火で全島民が避難した口永良部島(鹿児島県屋久島町)に5日、住民46人が一時帰島した。うち19人は未就学児から高校生までの子どもたち。避難から100日目で、再び島の土を踏みしめた。

 町は8月中旬、荷物の運び出しや留守宅の修繕のため住民の一時帰島を実施。3日間で約120人が帰ったが、子どもたちは対象外だった。今回は子どもたちや保護者の希望をくんで町が計画。噴火警戒レベルは5(避難)が続いているため、異常があればすぐ逃げられるようにした。

 子どもたちは約3時間半、島に滞在。中学3年の山口かの子さん(14)は「学校のグラウンドの草がすごく伸びていた。屋根が壊れた家もあってショックだった。家から友達の手紙を持ち帰れてうれしかった」と話した。母親の真木さん(41)は「島の将来を担う子どもたちに、自分の目で今の島を見てもらいたかった。感じたことを今後の生活に生かしてくれたらうれしい」と語った。(石塚翔子)