LG電子はOLED(有機発光ダイオード)テレビを武器にする。現在高級テレビの主流を成す液晶UHDテレビに代わり、OLEDテレビで市場を塗り替える戦略だ。OLEDテレビは自ら発光する半導体を使用するため、液晶テレビよりもはるかに薄型化を図れる上、色も鮮明なのが特徴だ。LGは展示ブースの入り口にOLEDテレビ64台をつなげ、超大型ディスプレーを設けた。まるで夜空に星が出ているような光景を演出し、OLEDの長所であるコントラストを強調するのが狙いだ。
今回のIFAでは、日本のパナソニックもOLEDテレビの新製品を発表する。これまではLG電子の独壇場だったが、OLEDテレビ市場の拡大に向けて、1社独占はかえって不利だ。パナソニックの市場参入は、OLED市場の拡大に貢献するとみられる。LG電子にとっては喜ばしい動きだ。
LG電子はまた、先月韓国国内で先行発表した最新の洗濯機「ツインウォッシュ」を発表する。銅製品はドラム式洗濯機と二槽式洗濯機を結合したもので、1台で2つの洗濯機を同時に使用できる。
中国の華為技術(ファーウェイ)も最新のスマートフォンとウエアラブル機器などを発表し、成長をアピールする。同社は5.5インチ大画面のスマートフォン「メートS」とスマートウォッチ「ファーウェイウォッチ」を発表した。ファーウェイウォッチはアンドロイドOS系のスマートフォンだけでなく、iPhoneにも接続して使用できるほか、時計に似た円形のデザインが注目を浴びている。