当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫新国立競技場のデザインに続いて盗作疑惑が指摘されたエンブレムも今日、白紙撤回が決まりました。
≫東京オリンピックの大会組織委員会がまもなく緊急で会見を開き事態が急転した理由などについて説明します。
≫東京オリンピックのエンブレム。
とうとう、使用中止が決まった。
≫都内にあるデザイナー佐野研二郎氏の事務所。
≫やや怒りを込めた強い口調でそう断言したのはひと月ほど前のことだった。
最初の疑惑であるベルギーの劇場のロゴとの類似性についてだ。
そして、佐野氏のデザインのオリジナリティーを裏付けるために大会組織委員会が原案を公表したのが先週の金曜日。
アルファベットの「T」をモチーフとしながらも文字のシルエットが直線的で確かにベルギーの劇場のロゴとは似ていない。
最終案はこの原案に修正を加えて発展させたものなのでオリジナルであるというのが組織委員会の言い分だった。
≫ところが、この当初案についても疑惑が浮上。
これは2013年に銀座のギャラリーで開かれた展覧会のポスター。
長方形と三角形で表現された「T」の文字。
そこに添えられた丸。
ヤン・チヒョルトというデザイナーが考案した書体だ。
佐野氏の当初案と並べてみる。
重ねてみると三角形の大きさや丸の位置が違うが果たして、全体的な印象はどうなのか。
≫原案を修正した最終案を発表したのが7月24日。
だが、その夢が悪夢となるまでにさほど時間はかからなかった。
≫類似疑惑が浮上したのは数日後の7月末。
≫このときは自分のキャリアの集大成と言い切った佐野氏。
≫だが、何日も徹夜した末に手にした栄誉は今、発表からひと月あまりで白昼夢のように消えた。
≫エンブレムの取り下げについてこの人は…。
≫そもそもこのオリンピックについては招致を決定付けたとされる安倍総理のスピーチでも…。
≫この言葉が現実と乖離しているのではないかと物議をかもした。
そして…。
≫そう胸を張った新国立競技場についても計画が白紙撤回に。
そうした中でのエンブレム使用中止。
≫お集まりいただきましてありがとうございました。
東京2020大会のエンブレムにつきましてはさる金曜日、8月の28日にここで会見をさせていただきました。
そのとき、申し上げたとおりベルギーのリエージュの劇場のロゴと東京大会のエンブレムの違いについて我々はいろいろご説明してきましたけれどもそもそも佐野さんの作られたものがリエージュのロゴとははっきりと違うということは申し上げるというために最初の佐野さんの当初案ですね。
審査委員会で1等ということになった案を、皆様方に発表いたしました。
それが、いろいろな観点からIOCの通常の手続きすなわち、世界中の商標登録と問題がないかどうかというチェックにかけられた結果似たようなロゴがあると。
このままでは、適当でないと。
なんらかの対処をすべきであるという話がありましたので我々はこれを修正するということにいたしまして第1次修正案それを組織委員会がチェックいたしまして更に最終案にしたと。
それが、今までに皆様方にご覧いただいていたオリンピックのロゴでありました。
それをご覧いただいておわかりいただけたかと思いますがベルギーのリエージュのロゴとはコンセプトも違うしもちろん仔細に見れば似ているところもあるんですが似てないところもたくさんあり全く違うものであるということをお話し、この点については私はご理解を得たというふうに思っております。
そういう意味で8月の28日まで我々は、ベルギーのロゴとの関連においては全く問題がないということを申し上げ続けてまいりました。
翌土曜日に一部、佐野氏の案の展開例ですね。
展開性を説明するための写真に流用されたのではないかという指摘がなされました。
それから翌日曜日。
今度は、そもそも一番最初の佐野さんの案によく似たロゴがあると。
これはヤン・チヒョルトさんというドイツのタイポグラファーの展覧会でよく似たものがあるというご指摘がありました。
私どもも、それを見て全く違った新たな事態が起こったというふうに認識をいたしましてまずご本人から佐野さんご本人からお話を聞く必要があるだろうというふうに月曜日、昨日判断いたしました。
同時に審査委員会の皆様方にもこれは、佐野さんを1等として選んだ皆さん方でありますのでその方々にも意見を聞こうということで。
現実に、お集まりいただいたのは委員長の永井先生だけなんですけれども今日午前中に佐野さんそれから、永井さん、私ども。
若干、お付きの人もいるわけですけれども話し合う機会を持ちました。
佐野さんからは、まず展開例に使った写真というものはもともと応募したときに審査委員会の内部資料のためにあれを作ったんだと。
ところが、同じものが7月24日公式エンブレムとして発表されるときにそれが使われたわけですけれども審査委員会のクローズドな場ではこれはデザイナーとしてはよくある話なんだそうでございますが。
それが、公になるときには権利者の了解なりなんなりが必要だというのは、これが当然のルールでありますけれどもそれを怠ったと。
それは不注意でありましたと。
24日にそういうことだったものですから8月の28日の記者会見でもいったん公開されたものですから当然、それは使えるだろうという判断で使われたということであります。
佐野さんはそういうことでございますが組織委員会としてもその辺りは重々ご注意を申し上げるべきではなかったかということは反省いたしますけれどもそういう経緯でございました。
それで、佐野さんのお話によれば、その権利者に事後的ではありますけど了解といいますかどうしたらいいかということをお話させていただいておりますというご説明でありました。
それからヤン・チヒョルト展におきますポスター、バナーにつきましては佐野さんは確かに見に行きましたと。
しかしポスター、バナーというのがどういうものであったかというのは記憶にありません。
自分は、独自にあのデザインを作りましたと。
今見てみると確かに丸い円が「T」の字の右下にありますけど。
あのポスターのほうはドットっていうことですね。
「T」、ドット。
佐野さんのは、日の丸であるとか鼓動であるとか情熱であるとかといったようなものをもろもろをイメージしながら「T」に隣接してつけたものであり色も違いますと。
これは模倣ではない。
私は全く模倣はしていませんと、自分のオリジナルであるというふうに思っていますということでありました。
永井審査委員長は私は、これについてどういうふうにお考えになりますかと伺ったところデザイン界の理解としてはそのように佐野さんの9分割されたデザインの基本、それはピリオドとは全く違うものであるので違うものと十分認識できるものであって佐野さんの言うとおりこれは佐野さんのオリジナルなものとして認識されると自分は思いますと。
デザイン界としてはそういう理解でありますということでしたが同時に、ここまでいろいろな形で問題になったときに一般の国民の方々が今のような説明で本当に納得されるかどうかということについては現状問題があるかもしれません。
これは、永井さん自身のお話でありました。
残念ながら自分のこのような説明それから佐野さんの説明は専門家の間では十分、分かり合えるんだけれども一般国民にはわかりにくい。
残念ながらわかりにくいですねという話がありました。
我々、組織委員会としては佐野さんの原案が模倣でないということに対する専門的な説明これは私どもは専門家ではありませんのでそういうことに対する判断する立場にはありません。
専門家の判断を良としてそのように理解いたしました。
しかし、一方で一般国民の理解はなかなか得られないのではないかということについては1つの永井さんのお話と同じように我々も共有する懸念であると。
大変難しいのではないかといったことをお話をいたしました。
このようにそれぞれお話したあとでいろんな意見交換といいますか協議をいたしましたが佐野さんからは私はデザインが模倣だと、模倣であるから取り下げるということはできないと。
しかし、模倣ではないけれどもいろいろな、昼夜に問わず佐野さんの本人および家族にいろんな、彼の言葉によれば誹謗・中傷がなされるということが続いていると。
それから第2に自分はデザイナーとしてオリンピックに関わるということが憧れ、夢であったけれどもいまや、一般国民から受け入れられないということでむしろオリンピックのイメージに悪影響が及んでしまうということを考えると、1つ法律的な問題でちょっと≫このような事態になったことに対しては国民の皆様方に大変、ご心配をおかけしそれから関係する東京都、政府JOC、JPCIOC、IPC当の関係者に大変、申し訳ないと思っていますと。
また、このエンブレムを積極的にご使用いただいて組織委員会に対して応援してくださっておりますスポンサーの皆様方番組の一部に字幕のついていない部分があります。
ご了承ください2015/09/01(火) 17:53〜18:15
ABCテレビ1
ANNスーパーJチャンネル[字]
視聴者が知りたいニュース・情報をズバリお伝えします!テレビ朝日の系列局26局(ANN)が総力取材!いち早く正確な情報を届けます。
詳細情報
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/super-j/
※放送内容が変更になる場合があります、予めご了承ください。
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32723(0x7FD3)
TransportStreamID:32723(0x7FD3)
ServiceID:2072(0x0818)
EventID:37185(0x9141)