の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
こんばんは。
9月1日火曜日9月最初のニュースほっと関西です。
まずは気象に関するニュースからです。
近畿地方は低気圧や前線の影響で大気の状態が非常に不安定になっていて局地的に激しい雨が降っています。
気象台は、あすの明け方にかけて土砂災害や落雷、竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
気象台によりますと近畿地方は西日本付近にある低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定になっていて局地的に雨雲が発達しています。
午後5時半までの1時間に和歌山県古座川町の西川で33.5ミリの激しい雨を観測しました。
このあとも大気の不安定な状態は続きあすの明け方にかけて近畿南部で1時間に50ミリの非常に激しい雨が北部と中部で1時間に40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
気象台は土砂災害や低い土地の浸水、急な川の増水、それに落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
シリーズでお伝えしている災害に備える。
2回目のきょうは地震の際に発生する火災、地震火災についてです。
地震火災は92年前のきょう起きた関東大震災や20年前の阪神・淡路大震災で発生し大きな被害をもたらしました。
こうした地震火災のリスクはどこにあるのか。
専門家が今後30年間で発生する確率を予測する地図を初めてまとめました。
20年前に発生した阪神・淡路大震災。
地震火災で延焼し500人以上が死亡。
特に被害が大きかったのは古い木造住宅が密集する市街地でした。
今も地震火災の危険性は減っていないと指摘する専門家がいます。
名古屋大学准教授の廣井悠さんです。
廣井さんは東日本大震災で発生した239件の地震火災をもとに揺れの大きさと建物の数などによる火災のリスクを分析。
地域ごとに強い揺れの地震が発生する確率を重ね合わせ今後30年間で地震火災が発生する確率を示した予測地図をまとめました。
その結果です。
赤い場所が特に確率が高い地域。
東京、名古屋、そして大阪。
住宅が密集する大都市を中心に危険が広がっていることが分かります。
全国でも最も高いのが大阪市の北東部や守口市などを含む地域。
今後30年間で1件以上の地震火災が発生する確率はほぼ100%です。
次に高かったのが大阪市の東部など99%。
神戸市や京都市の中心部を含む地域も70%前後に上りました。
東日本大震災では震度5程度の揺れでも109件の火災が発生しました。
こうした揺れはどこでも発生する確率が高く地震火災の発生確率も高くなったといいます。
都市を襲う地震火災の危険。
どのような対策が行われているのか。
発生確率が99%の地域に入っていた大阪・生野区。
大阪市は南部の地区で重点的な対策を進めてきました。
古い木造住宅が広がる地域に去年完成した47世帯の集合住宅。
撤去した古い住宅から人が移り住んでいます。
このほかにもこうした集合住宅を7棟整備。
狭かった道路の幅を広げるなどこの20年で300億円余りをかけました。
しかし、まだ計画の半分ほどしか進んでいません。
土地と住宅の所有者が異なるなど権利関係が複雑なのが原因だといいます。
地震火災の発生を想定して住民も動き始めています。
この地区は先月21日住民が独自の防災計画をまとめました。
町会ごとに地震火災が発生したあとの避難ルートなどをあらかじめ決めています。
町会のメンバーが地域をくまなく回って作りました。
力を入れたのが地震火災から逃げる前に行う安否確認です。
安否の確認に時間がかかると火災からの避難が遅れるおそれがあるからです。
地区をおよそ10世帯ごとに分けきめ細かく安否確認の担当者を決めました。
安否確認にかかる時間を短縮する方法も考えました。
避難する人は黄色いハンカチに避難先を書いて。
住宅の軒先に掲げておくのです。
避難したときは、こうなるわけや。
火災対策を研究している廣井さんも住民が考える取り組みは有効だと指摘します。
廣井准教授はこの研究結果を来月開かれる災害情報学会で発表するほか今後、ホームページでも公表することにしています。
また現在は10キロ四方ごとに確率を出していますが今後は、その範囲をさらに細かくする研究を進めるということです。
こんばんは。
気象情報です。
皆さんは日頃から災害への備えはできていますでしょうか。
きょうの防災の日をきっかけに避難場所や避難場所の経路の確認そして非常時に持ち出す物の点検をするようにしましょう。
きょうの近畿地方、激しい雨の降った所もありましたが、あすにかけて大気の状態非常に不安定です。
南部を中心に非常に激しい雨の降るおそれがあります。
2015/09/01(火) 18:20〜18:30
NHK総合1・神戸
ニュースほっと関西▽防災の日・各地で訓練▽地震火災の危険・身近なところにも…[字]
▽大きな被害をもたらす「地震火災」のリスクを示した地図を専門家がまとめ、大阪などにも危険性が高い地域が広がっていることが分かりました。
詳細情報
番組内容
大規模な地震が起きたとき、都市部に大きな被害をもたらす「地震火災」のリスクを示した地図を、火災の専門家がまとめました。かなりの確率で30年以内に発生するというリスクの高い地域が、大阪などにも広がっています。これに対し、住宅密集地などでは、住民が自主的に命を守ろうという取り組みを始めています。都市に潜む危険性と、対策の必要性を考えます。
出演者
【出演】原大策,赤木野々花,中山奈奈恵,坂下恵理
ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
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音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
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