東北発☆未来塾 スペシャル“塾生は今”再会スペシャル「夏休み 緊急補習」 2015.09.02


(伊達)「東北発☆未来塾」応援団長のサンドウィッチマンです。
(富澤)どうも。
どうもどうも。
何で今日こんなちゃっちいセット…。
ちゃっちいっていうかいつもこうなんですけど。
いつもそうだけどね。
今回はですね「未来塾」特別編なんですね。
特別編?はい。
何が特別なの?あの〜いつもですとですねこうやってね講師1人に対して複数の塾生がいる訳ですよね。
今回こちら1対1なんです。
真剣勝負!これは特別だね。
この絵はお前が描いたんじゃないだろ?いやまあ僕が描いた…。
描いてないだろ。
こんなうまくないでしょ。
しかもですねこの塾生と講師実はこの番組で一度会ってるんですよ。
あっなるほど。
「あの人は今」再会スペシャルみたいな。
あ〜そうそう!そんな感じで。
VTR回転!ここに悩める塾生がいます。
(ディレクター)こんにちは〜。
こんにちは。
(ディレクター)お久しぶりです。
お久しぶりです。
ご無沙汰してます。
農家になってまだ4か月です。
今年の3月に東北大学の農学部を卒業しまして4月からこちらで木漏れ日農園という農園を経営してます。
農業が中学生のころからの夢だった鎌田さん。
親戚から耕作放棄地を借りました。
1万平方メートル全て畑にしました。
鎌田さんが「未来塾」に参加したのは大学3年生の時。
講師の多田克彦さんと出会いました。
次々と新しいアイデアを繰り出す岩手県遠野の敏腕農家です。
閉鎖的な日本の農業を変えるべきだと熱く語りました。
だからやっぱりあの…この言葉に鎌田さんは強い共感を覚えました。
「多田さんのように自分も日本の農業を変えたい」。
新しい事って正直敬遠されがちというか踏み出しづらい。
まあ特に農家はそうだと思うんですけどそんな中でもいろいろな事を生み出し続けるっていうのはすごく魅力的でやりたいなと…。
鎌田さんが農業を始めるにあたって意外な人からの大反対にあいました。
長年農業を営んできた祖父の貞幸さんと祖母のまつ子さんです。
こんな畑では採算とれるくらいの収入はちょっと難しいなと思ったの。
それで反対したんです。
何を考えてるのかなと思ってね。
若い人の考え分かんなくてさ。
してね東北大出てから百姓すっぺかって。
それでね…。
…なんて事を言っていますが本当は孫がかわいくてしかたない2人。
60年培ったノウハウを24時間体制で教えているんです。
ところで鎌田さん。
おじいさんたちが気にしていた収入今のところの見込みで正直どうなんですか?はっきり言ってしまうと365日12時間以上働いてまあ年収100万ちょいとか。
っていうことは計算すると…宮城県の最低賃金の半分もありません。
でもそこは東北大出身の鎌田さん。
ちゃんと対策を考えています。
この辺は伝統野菜。
まあ豆ですね。
鎌田さんが目をつけたのは古くから限られた地域で栽培される伝統野菜。
これは親子ささげ。
現在作っているのは2軒だけです。
その他にも豆や瓜など12種類の伝統野菜を育てています。
珍しい野菜はきっと高く売れるはず。
鎌田さんはそう信じて伝統野菜に懸けているんです。
現実は鎌田さんの思いどおりにいくのか?売り込みに同行してみました。
やってきたのは知り合いの紹介で野菜を買ってくれるようになった居酒屋さん。
伝統野菜をすすめてみます。
これですねささげですね。
これうちの登米市の伝統野菜です。
いろんな食べ方あったらいいよね。
そうですね。
俺もそう思ってるんですけど…売り込みのはずが鎌田さんの迷いがそのまま出ちゃったみたい。
悩める新人農家鎌田さん。
解決編は番組の後半で!所変わってこちら仙台市内のとある幼稚園。
おはようございます!ここにもう一人悩める塾生がいるんです。
いましたいました。
この春から幼稚園の新人教諭として働いています。
ねえカナくん。
スモッグさんがさ泣いてるんだけど。
畠山さんが担当しているのは3歳から4歳児。
何持ってるの?あっお金持ってるの?多くが初めてお母さんのもとから離れる子どもたちです。
手ごわそうです。
畠山さんは2年前の大学4年の時乙武洋匡さんの「未来塾」に参加しました。
足に障害がある畠山さん。
その事で小学生のころからの夢だった幼稚園の先生がつとまるのか悩んでいました。
その迷いを払ってくれたのが3年間の教師経験もある乙武さんの言葉。
障害がある事を認めマイナスじゃなくプラスに考えてみようと語りかけました。
そんな簡単な事ではないと思う。
この言葉で畠山さんは先生になる事を決心しました。
頂きます。
(一同)どうぞ召し上がれ。
働き始めて4か月。
子どもたちに囲まれる仕事は思っていた以上に充実しています。
…とここまでは順風満帆で悩みなんてなさそうな畠山さんですがどうしても乙武さんに相談したい事があるんだそうです。
そこでやってきました六本木!2年ぶりの再会です。
あ〜こんにちは。
ご無沙汰してます。
(畠山)ご無沙汰してます。
元気?元気です。
よろしくお願いします。
(畠山)お願いします。
もう今は幼稚園で先生やってるんだもんね。
はい。
いちばん今大変だなって思ってるのは…怖くて。
ふだんの仕事では少しずつ自信をつけている畠山さん。
でも「もしもの時に園児を助ける」という先生の大切な役目を果たせないんじゃないかと悩んでいるんです。
何か違う方法で補えるっていうふうにしていかなきゃいけないんですけどただやっぱり答えが見つからなくって。
今の畠山さんの話っていうのはすごくよく分かる。
子どもたちを先導できるかっていうとそれはやっぱり難しい。
ある意味無力感にさいなまれるよね。
畠山さんと通ずるかつての乙武さんの無力感。
それを変える出来事があったそうです。
小学校の場合さ給食なんだよね。
牛乳がね牛乳瓶で出るのよ。
爪がないと開かないのよ。
だから僕は牛乳キャップを開ける事ができない。
でも気付いた子どもたちが自然と開けてくれるようになってそれがだんだんと僕に対してだけではなくって周りのお友達にも広がっていったの。
誰かが給食の時間にバシャッと牛乳をこぼすともう5人6人パッパッパッと立ち上がってすぐに雑巾を取りに行く子だったり割れちゃった牛乳瓶を片づけるためにほうきとちり取りを持ってくる子がいたりそういうふうにこう…自分がそういう体だったからこそ子どもたちが感じてくれた事成長してくれた事っていうのがあればそれはそれでよかったのかな。
つまりね教育とか子育てって…だからかっこ悪いとか頼りないと思われたらどうしようっていう事は全く本筋じゃなくてその姿が子どもたちにどう届いてるかっていう事だと思うんだよね。
必要な時にはいつでも緊急補習を開く事を乙武さんは約束してくれました。
じゃまた会いましょう。
はい!今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
一方もう一人の悩める塾生鎌田さんは講師の多田さんの農場へと向かっています。
(鎌田)すごく懐かしい。
道がすごい懐かしいです。
手土産は朝収穫したばかりの野菜。
農業の大先輩のリアクションが気になります。
こんにちは〜。
しばらくだったな。
お久しぶりです。
ご無沙汰してました。
いよいよ農業業界に参入したっちゅう事で頼もしく聞いてましたよ。
あら!立派だな。
ありがとうございます。
豆多いんですよ。
はい。
そしてうちのやつはあの〜。
これ何だ?そうですササゲです。
早速味見してもらうためにゆでます。
(多田)いい色だな。
おいしい。
おいしいおいしい。
よかったです。
ほっとした鎌田さん自分も食べちゃいます。
でっかいんですけど結構やわいんですよね。
やわい。
白菜はなぜか生。
そして本題。
伝統野菜をどう売るかです。
すごいよ1年でこれだもん。
まああの〜昔からやってきたものなんで。
でも食べ方があんまり研究されてなくて分かんないのでこいつじゃダメだなとかっていろいろ失敗繰り返しながらなんですけどね。
鎌田さんの悩みを聞いた多田さん。
ちゅう房からあるものを持ってきました。
開発中の新商品です!フランス伝統のお菓子「ベラベッカ」を参考に5種類の豆で作った多田農場の完全オリジナル商品です。
いろんなサービス産業ありながら…農業もあるけどもその中で一番付加価値つけにくい産業っていうのは農業なんだよな。
農業がダントツに低いんだよ付加価値っていうのは。
農業分野っていうのは未開拓な部分がいっぱいあるから強烈なもの出しやすいんだよね。
少ないからやってる人が。
年2回でもいいが産地見学会をやりますとかさ。
だから走りながら考えろっていうのは俺の考え方なんだよね。
いや〜塾生頑張っててよかったね。
なんかいいですねこういうのも。
ぜひですねカリスマ農家そしてカリスマ先生になってさらに東北を盛り上げていってほしいですね。
期待してるよ!はい。
やってやれない事はないんだよ!お〜何だ?この松岡修造みたいにやたら熱いおじいちゃんは誰なんですか?次回の講師豊重哲郎さんでございます。
だから誰なんですか?あのね豊重さんはですね過疎や高齢化などに苦しむふるさとの小さな集落を日本中から注目される地域再生のお手本に変えたカリスマリーダーなんですね。
日本を元気にする地域づくりのチカラを学びます。
やってやれない事はない!お楽しみに!続いては未来への芽。
(富澤)東北を応援する若者たちの活動報告です。
皆さんこんにちは。
木村美香です。
今日は私の仕事を紹介します。
ここは仙台うみの杜水族館。
今年7月にオープンしました。
300種類5万匹の生きものが暮らす東北最大級の水族館です。
(司会者)はいジャンプ!OK!
(木村)私の仕事はパフォーマンスをするイルカやアシカのトレーナーです。
どうしたらイルカに伝わるんだろうとか考えながらやるんですが大体失敗ばかりですね。
(司会者)イルカとアシカのキャッチボールをご覧下さい。
(司会者)さあこちら成功するでしょうか?頑張って!ちょっとホームラン打ってしまいました。
ではもう一度いきましょう。
(木村)宮城県出身の私は高校卒業後トレーナーの知識が学べる専門学校へ進学。
研修で静岡県の水族館にいた時東日本大震災が起こりました。
テレビの向こうはすごい被災して火事になったりしてて信じられない光景が広がってたんですけどかたや自分がいた静岡県は全然でそのギャップをすごい感じてショックもあったし。
震災後同級生や友達など多くの若者が東北を後にしました。
私は少しでもふるさとのチカラになりたいと宮城県の水族館で働く事を決めました。
(司会者)さあ今度こそ!
(司会者)頑張って!お見事!大成功です!ありがとうございます!
(木村)新しい楽しい水族館にしていきたいと思ってますので常にやっぱ新しいものにチャレンジしてしかもたくさんのお客様が毎日見に来て頂いてるのでフレッシュなものをお届けしたいなとは思ってます。
2015/09/02(水) 11:05〜11:25
NHK総合1・神戸
東北発☆未来塾 スペシャル“塾生は今”再会スペシャル「夏休み 緊急補習」[解][字][再]

就職し壁にぶつかっている塾生が、かつての講師に再会し教えを乞う。“五体不満足”著者・乙武洋匡さんに足の不自由な新人先生が、農家・多田克彦さんに悩める新人農家が…

詳細情報
番組内容
夏休み最後はスペシャル版!かつて未来塾に参加し、その後夢をかなえ仕事を始めたものの、壁にぶつかっている二人の塾生が、講師に再び教えを乞う!幼稚園の先生として働き始めた足に障害がある若者は、かつての講師・乙武洋匡に再会する。しかし乙武さんから厳しい質問が…。新規就農を果たした若者、しかし収益があがらない。かつての講師農家・多田克彦さんから意外なアイデアが…。【MC】サンドウィッチマン【語り】吉本実憂
出演者
【出演】乙武洋匡,多田自然農場グループ代表…多田克彦,【司会】サンドウィッチマン,【語り】吉本実憂

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
福祉 – 障害者

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日本語(解説)
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