こんにちは。
２０２０年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが撤回されてから一夜が明けました。
大会組織委員会は、新エンブレムの選考を行う方針ですが、大会のシンボルの見直しに、波紋が広がっています。
では今後の見通しについて、オリンピック担当キャップの相澤記者がお伝えします。
こちら、都庁の玄関前に来ています。
こちらには、エンブレムのポスターが貼られていましたが、昨夜のうちに剥がされ、くっきりと跡が残っています。
五輪ムードに水を差す形となっています。
佐野氏のデザインしたエンブレムが撤回となったことを受け、組織委員会は今後、再公募を前提に、新しいエンブレムの選考を行う方針です。
遠藤オリンピック担当大臣は先ほど、衆議院文部科学委員会で、次のように述べました。
組織委員会、審査委員会、デザイナー、三者三様、それぞれの立場で、私は責任があるんだろうと思っております。
また組織委員会の幹部も、法的には損害賠償の問題が出てくると受け止めていると述べています。
東京都では、職員に配布されたエンブレム入りの名刺については、
エンブレムの撤回決定を受けて、スポンサー企業は対応に追われています。
レインボーブリッジに掲げられたあちらの看板。
おとといの夜に張られて、きのう、お披露目されたばかりなんですが、僅か１日で撤去されることが決まりました。
みずほフィナンシャルグループは、羽田空港の搭乗ブリッジに、エンブレムを使用した看板を設置しましたが、今月上旬には張り替えるとしています。
日本航空は、羽田空港のビルの駅に、エンブレム入り電子看板を設置していて、撤去する方向で調整中だということです。
またホームページ上のエンブレムを巡っても、ＮＴＴがきのう、削除を行うなど、対応が相次いでいます。
一方、全日空は、エンブレムを今月の機内誌に使用していますが、変更はできず、刷り直しはしない方針です。
こちら、新宿区役所では、まだ新しいポスターや、届いたばかりののぼりが、使われることなく、保管されたままとなっています。
エンブレムの入ったポスターなどを使う予定だった２３区も対応に追われています。
準備を進めていたところなんですが、午後の報道を受けまして、少し掲出を待ってた状況になります。
一方、新潟県長岡市の美術館で、ことし１１月２０日から１２月１３日まで開かれる予定だった、佐野研二郎氏の作品展は、延期されることが決まりました。
展示会を主催する日本グラフィックデザイナー協会は先月末、佐野さんからエンブレムの発表以来、報道が過熱していて、関係各社に迷惑がかかるとして、展示会を延期したいとの申し出を受けたということです。
日本グラフィックデザイナー協会は、佐野氏の意向を取り入れながら、美術館などと話し合って、今後の方針を決めたいと話しています。
エンブレム撤回の波紋は、海外にも広がっています。
ＦＮＮの取材に対してこう話すのは、ベルギーのリエージュ劇場のロゴをデザインしたオリビエ・ドビ氏です。
エンブレムの発表直後から、類似が指摘されていて、ＩＯＣ・国際オリンピック委員会に対して、使用の差し止めを訴えていました。
今回の撤回について、デザインの模倣自体は否定されていることから、提訴は取り下げない意向を示しています。
ＩＯＣのコーツ副会長は、このようにデザインの独自性は認めつつ、次の選考に期待していると話しました。
では次です。
安全保障関連法案の審議は、維新の党の内紛などで遅れが出ていて、与党側は、想定していた１１日の採決を見送って、１４日以降にずれ込む可能性が高まっています。
特別委員会では維新の党が提出した対案の審議が始まりました。
しかし分裂が決定的な維新の党との協議は意味が薄いとして、政府側は法案を修正せず、採決に臨む方針です。
武力攻撃事態、国際法上の根拠、これはどこに求めることになるんでしょうか。
自国防衛のために、徹頭徹尾最小限度であり、必要不可欠なものというのは、憲法上、容認されていると。
きょうの参議院特別委員会では、維新の党が対案で示した、武力攻撃危機事態について質疑が行われました。
焦点は今後の日程となります。
与党関係者は、衆議院で再議決ができる６０日ルールが適用できる今月１４日より前に、法案を採決することはもう不可能だと述べるなど、採決は１４日以降になる見通しです。
けさの自民、公明の幹事長らの会談では、６０日ルールは適用せず、参議院で成立させる方針で一致しました。
また自民党の総裁選に仮に野田聖子前総務会長が出馬することになった場合、法案の審議が遅れる懸念もあり、自民党内の駆け引きも水面下で続いています。
東京・中野区で、劇団員の女性が殺害された事件で、女性が事件前に着ていた衣服が、部屋から見つかっていないことが分かり、警視庁は犯人が持ち去った可能性があると見て、調べています。
劇団員の加賀谷理沙さんは先月２５日、首をひものようなもので絞められて、殺害されたと見られています。
警視庁のその後の調べで、加賀谷さんが、この日未明に自宅付近のカメラに帰宅する様子が映っていて、その際に着ていた服が現場から見つかっていないことが新たに分かりました。
遺体発見時、加賀谷さんは全裸の状態で、風呂場の浴槽には水がたまったままだったということで、警視庁は、何者かが加賀谷さんを入浴前後に殺害し、衣服を持ち去った可能性があると見て、調べています。
分裂が決定的になった維新の党を巡って、橋下大阪市長が、片山参院議員会長に新党への参加を要請したことが明らかになりました。
維新の党内では、およそ２０人いる中間派議員に対して、大阪系と非大阪系の双方が働きかけを強めています。
離党した橋下市長は、自民党とのパイプを持つ片山氏に対して、これまでに新党への参加を要請していて、関係者によりますと、片山氏も要請を受け入れて、新党に参加するものと見られます。
新党に参加する国会議員は２０人を超える見通しで、また、新党の党名は、おおさか維新の会が浮上しています。
こうした中、党内分裂を避けたい中間派の一部の議員は、両院議員総会を開くことを求めて、署名を集める動きも出ています。
長崎県や山口県の沖合で、きのう、イカ釣り漁船６隻が相次いで転覆した事故で、海上保安部は、きょうも行方不明の２人の捜索を続けています。
きのう未明、対馬市の沖合で、対馬市内の漁協に所属するイカ釣り漁船５隻が相次いで転覆し、第３かいりょう丸の船長、築城はつおさんと、乗組員の扇豊さん、第５すみよし丸の船長、中田功さん、それに第８金比羅丸の船長、はしうらせいじさんの４人が死亡しました。
海上保安部は、行方が分からなくなっている第８こんぴら丸の乗組員、小島準市さんの捜索を夜を徹して行いましたが、手がかりはつかめていません。
事故当時、漁に出ていた漁船の乗組員は、現場海域では、急に雨や風が強くなり、今までにない三角波と強風に見舞われたということです。
一方、きのう朝、山口県下関市の沖合でも、福井県のイカ釣り漁船が転覆し、１人は救助されましたが、
埼玉県狭山市などで、小学校から大学まで運営する、文理佐藤学園の学園長が、みずから校長を務める小学校の海外への修学旅行中に、カジノなどを訪れて、学園費１０００万円以上を私的に流用していたことが分かりました。
子どもたちが実際にアメリカに来て、こうやって一緒に楽しんでる姿が、とても美しいなと思っています。
文理佐藤学園によりますと、佐藤仁美学園長は、２０１２年以降、みずからが校長を務める西武学園文理小学校の海外への修学旅行に同行した際、ラスベガスのカジノやディズニーワールドに出かけるなどして、これまで確認されただけでも、学園費１０００万円以上を私的に流用していたということです。
外部からの指摘を受けて先月、理事らで構成する調査委員会を設置して発覚したということです。
学園側は、今後の対応について、調査中のため、コメントできないとしています。
タイの首都バンコクで起きた爆弾テロ事件で、逮捕された実行犯と見られる男は、これまでもタイへの出入国を繰り返していたことが、新たに分かりました。
タイ警察は、カンボジアで拘束し逮捕した外国人の男について、先月１７日、バンコク中心部で起きた爆弾テロ事件の実行犯によく似た重要な容疑者という見方を示しています。
男の詳しい身元は明らかになっていませんが、捜査関係者によりますと、男は中国のパスポートを持っていて、出生地の欄には、新疆ウイグル自治区を示す、新疆と記載されているということです。
男はこれまでにも、タイへの出入国を繰り返していて、事件から４日後の先月２１日の昼に、タイ東部のアランヤプラテート郡の国境ゲートから、陸路でカンボジアに入国した可能性があるということです。
警察は、タイ国内に実行犯を手助けしたグループがいると見て、犯行グループの実態解明を進めています。
きょうの東京株式市場、日経平均株価は乱高下しています。
きょう午前の東京市場、中国経済悪化の懸念から、欧米株が安くなったことを受け、日経平均株価は続落して始まり、一時３００円以上値を下げて、１万８０００円台を割り込みました。
その後、中国上海株式相場が下げ幅を拡大する一方で、最近の急激な株価下落に伴う値ごろ感も出て反発し、荒い値動きになっています。
平均株価、午前の終値は、きのうより１４３円７４銭高い１万８３０９円４３銭です。
円相場はご覧の値です。
では続いてワールドトピックスです。
炎の塊を投げ合う、全身黒ずくめの人たち。
暴動のようにも見えますが、れっきとしたお祭りです。
経営再建中のシャープは大阪市にある本社を家具販売大手の「ニトリホールディングス」に売却する方向で調整していることがわかりました。
シャープは、今年５月に発表した経営再建計画で大阪市阿倍野区にある本社の土地と建物の売却を打ち出し、７月から入札の手続きを進めていました。
その結果、家具販売大手の「ニトリホールディングス」に売却する方向で最終調整していることがわかりました。
売却額は、数十億円程度とみられ、早ければ今月中に契約が結ばれるということです。
また、本社向かいにある田辺ビルも、ＮＴＴグループの不動産会社「ＮＴＴ都市開発」に売却する方向です。
本社の売却についてシャープの高橋興三社長は今年５月「もはや聖域はないとの強い意志の表れだ」と話していました。
けさ大阪市東淀川区で文化住宅を焼く火事がありました。
住人の男が放火をほのめかしていて、警察は容疑が固まり次第男を逮捕する方針です。
激しく火柱があがりそのすぐ横を新幹線が通過します。
午前６時半ごろ大阪市東淀川区淡路の文化住宅で火事がありました。
火はおよそ１時間後に消し止められましたが、のべ２００平方メートルがほぼ全焼しました。
ケガ人はなく、すぐ近くを走る新幹線のダイヤにも乱れはありませんでした。
警察によるとこの住宅に住んでいたのは６４歳の男一人で火災発生のおよそ１０分後に「自分で火をつけた」と出頭してきたということです。
男は立ち退きを迫られていました。
警察は容疑が固まり次第男を逮捕し、動機を追及する方針です。
国産のジーンズが今年で生誕５０年になるのを記念して、大阪の百貨店で、全国各地のデニムを集めたイベントが行われています。
大阪の百貨店で開かれているこのイベントは、デニムの産地として有名な岡山など全国各地のデニムの商品が販売されています。
日本のデニムは品質の良さや技術力の高さが世界でも評価されていて、訪れた人は、ジーンズやバッグなど様々な商品を見て楽しんでいました。
この「デニム博」は今月８日まで行われています。
2015/09/02(水) 11:30〜11:55
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