当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫ここから「報道ステーション」ということになります。
今日のコメンテーターを早速ご紹介させてください。
おなじみの、政治学がご専門北海道大学の中島岳志先生です。
どうぞよろしくお願いします。
まず、後ろにもいろんなデザインが。
多少の違いはあっても映っておりますが大きく違うのもありますが。
デザイナーの佐野さんがおかしいんじゃないかというのは多くの方が思っていると思うんですがそれプラス、いろんな疑問を感じませんか。
例えば、このデザインの審査委員会なるグループがいろいろ、審査をしている中の議事録というのが公表されてもいいんじゃないか。
不透明なので。
それから2度にわたって組織委員会のほうが佐野さんの原案を修正したということになって大きく変わってきたわけですがじゃあ、その修正の過程とかいろいろ登録商標のこととか全部、審査委員会のほうに戻しているのかとか不透明な点がいっぱいありますね。
そもそもが大体新国立のほうもそうですしそれから、都税の税金のほうもそう国税もそうですけど多くの税金がすでに無駄に使われている部分もありますよね。
これから先はどうなっていくんだろうということも含めてこのオリンピック今迎えている局面を洗いざらい変えて新規出直しという視線が必要なんじゃないでしょうかということも考えます。
≫盗作疑惑の末に白紙撤回された東京オリンピックのエンブレム。
去年11月のデザイン決定以降似ていた商標が複数あったというがそれは一体どういうことなのか。
更に、修正が加えられていたが選考過程は明らかにされていない。
≫昨日、我々が伝えたのは佐野氏の原案が2年前に都内で開かれた展覧会のロゴと酷似しているということ。
しかし、この話とは別に商標との類似性が指摘されていた。
組織委員会は佐野氏の原案に対し商標調査を行っている。
似ている商標とはなんなのか。
国内の場合、商標調査は特許庁が公開しているデータベースに照らし合わせて行われる。
佐野氏の原案を調べてみると出てきたのはスペインの時計メーカー。
組織委員会は佐野氏の原案が一体どの商標と似ていたのかを明らかにしていない。
そのためこのメーカーのロゴが組織委員会らが似ていると判断した商標なのかどうかはわからない。
≫1つはこの2つの三角形ですね。
この位置が、若干こっちは開いていると。
大きさだけ、開いている。
こっちは全くくっついていると。
そういう違いですね。
≫では、なぜ似ているものが見つかった時点で佐野氏のデザインを落選とせず修正させたのか。
昨日の会見では…。
≫しかし、実際の応募要項を見ているとそのような文言は見当たらなかった。
改めて、組織委員会を取材すると修正の文言は、応募要項ではなく佐野氏と交わした覚書の中に記載したとしている。
つまり、応募の時点ではデザインが修正される可能性は知らされていなかったことになる。
更に、新たにわかってきたことがある。
組織委員会によると佐野氏の原案を修正することを審査委員に伝えていなかったのだ。
番組は、8人の審査員全員に質問状を送った。
そのうちの審査委員の1人は…。
≫と、答えた。
つまり、原案の問題点が審査委員会に知らされていれば違う結果が出ていた可能性があるのだ。
エンブレムをめぐっての騒動は海の向こうでも報じられた。
≫海外メディアも注目するのは新国立競技場の計画見直しエンブレムの使用中止と異例の事態が続いている点だ。
東京都の舛添知事はツイッターでこうつぶやいた。
≫ネガティブな波紋が広がる中問われるのは、責任の所在。
しかし、組織委員会の武藤事務総長は会見で…。
≫今日、国会で責任問題を追及された大臣も…。
≫誰が責任を取るのかどうもはっきりしない。
東京都はすでにエンブレム入りのポスターやパンフレットなどおよそ4600万円分を発注済み。
7月のエンブレム発表イベントでも最大7000万円の負担が生じるという。
スポンサー企業もすでにエンブレムを使った広告を展開。
対応に追われている。
≫エンブレム問題だけではない。
白紙撤回となった新国立競技場ではおよそ60億円が契約済みで大部分が戻らない。
オリンピックに関わる多くの組織。
エンブレムと新国立競技場。
両方の問題で共通するのはどこも積極的に責任を取ろうとしないことだ。
≫組織委員会のホームページは桜をモチーフにした招致ロゴのデザインに戻った。
制作した当時美大生の島峰さんはロゴに込めた思いをこう語っていた。
≫組織委員会の武藤さんが昨日、会見でおっしゃっていましたけど今日も、そのVTRが出ましたがどこの誰が悪いという論議はしないと。
これ、どこの誰ばかりを追及するのもよくないけどもそういうことでは一切なしにという問題でもないはずでここは、本当に一丸となってすばらしいオリンピックを求めて、頑張るという態勢を作るためには今までの問題点を検証して責任を取るべき人が取るってことをやって組織替えもしなきゃいけないのは当たり前だと思います。
≫時間もお金もこの状況も、本当にもったいないですからこれ以上もったいないことを繰り返さないためのけじめをつけてもらいたいですね。
≫そうなんですね。
とにかく時間がないわけで。
それで、ちょっと中島さんにもここでお聞きしたいんですがよくよく、原点に戻ればほかの候補都市に比べて支持率が低いところもかつてはあって、東京。
だけども、だんだん消極的だった人もオリンピックなんとか盛り上がってというふうになっていく1つの礎になったのはやっぱり東北の復興、これの力になるはずだよね。
なったほうがいいよねということもありましたしそれから、コンパクト五輪という新しい打ち出し。
これが、非常に省エネとかいろんなこととあいまっていいんじゃないの環境オリンピック。
そして最後に日本のおもてなしみたいなものが乗っかってきた印象がある。
こういうのが、全部雲散霧消したかのように思っちゃうんです。
こんな不祥事ばかりだと。
≫重要なのはコンセプトですよね。
どういうオリンピックにして日本はどういうメッセージを発信したいのかがぶれ続けているためにじゃあ、エンブレム、じゃあ競技場をどうするのかがてんでバラバラになってしまっていますよね。
ここ、もう一度見直すことですね。
≫もう1回、復興の力とかさっき言ったようなコンパクト五輪とかそれからパラリンピックのバリアフリーも含めたいろんなメンタリティー精神性をやっぱり確認しあわなきゃいけないです。
面倒くさくても、時間がなくてもそのはずですよね。
がらっとかわりまして次のニュースなんですがこれからお伝えするニュースはそれぞれのいろんなお考えによって聞いたあとの感想は、大きく違ってくるであろうということは想像に難くないんですがこれは今日安保関連の国会で共産党が入手した会議録のようなものが出てきまして。
これは、何かというと去年の12月のあの総選挙後数日後になるんですがアメリカの国防総省で日本の自衛隊の制服組のトップとそれから幹部の自衛隊の人たちとここにもあるようにアメリカ軍の偉い人ばかりがもう、次々、日本の自衛隊と向こうの軍のトップが会っていろいろ話をした。
それが、まとめられてここに出ているんですね。
これを読んでこれが本当の文書だということであるとするならば驚くべきことも出てくるんです。
≫新たに飛び出したのは自衛隊中枢の内部文書と思われるものだ。
自衛隊制服組のトップ河野統幕長が去年12月17日から18日にアメリカで米軍の幹部の面々と会談したその会議録だという。
そこには…。
≫オディエルノ参謀長から現在、ガイドラインや安保法制について取り組んでいると思うが予定どおりに進んでいるか?何か問題はあるか?と聞かれて統幕長は、与党の勝利により来年夏までには終了するものと考えていると述べているんですね。
これは、なんですか。
≫文書では、確かに統幕長が来年夏までに終了すると発言している。
会談が行われた去年12月といえば安倍総理が訪米で夏までにと時期を言及する4か月も前だ。
文書が事実なら安保法案が国会に出てもいなければ中身を詰める与党協議も始まっていない段階で自衛隊トップが法案成立時期を伝えていたことになる。
≫文書の真偽はわからない。
ただ、その記述によるとほかにもさまざまな生の言葉が飛び交う。
防衛予算にまで言及している。
≫別の会談では安保法制の必要性について率直に中国脅威論も語られている。
≫すると、アメリカ側は…。
≫対中国の抑止効果を明言したアメリカ陸軍のトップ。
別の会談では、河野統幕長から自衛隊の役割を拡大するかのような発言が飛び出した。
自衛隊の唯一の海外拠点となっているアフリカ東部ジブチでの活動をめぐってだ。
2009年から始めたソマリア沖アデン湾の海賊対策。
2011年にはジブチに活動拠点を作り今年5月には多国籍軍のトップを自衛隊員が務めた。
今後、活動を拡大させるのかを問われて中谷大臣が…。
≫しかしである。
河野統幕長は…。
≫海賊対処以外の他の活動拠点。
中東やアフリカでの有事やテロ対策などでも使うということなのだろうか。
≫自衛隊の内部資料かはわからないとして今日は答弁を避け続けた中谷防衛大臣。
今後、真偽を確認したうえで答弁することを約束した。
≫関心のある国民にとっては本当に笑い事じゃなくて。
つい最近でいいますと米軍ヘリが墜落したときを1つのきっかけとして我々も調べてみるとこれも考え方は分かれるところですが米軍と自衛隊の活動とか訓練、研修目的という名目の中で一体化がだいぶ前から進んでいることの一端も見えてくる。
いろんなことがある中で今日の、この国会の論議あの文書。
びっくりするところありますね。
≫まず、VTRにもありましたようにこれが、昨年末つまり、国会に法案が出る前更に与党協議よりも前ということですよね。
これ、自衛隊そもそも野党の意見が出てきてそれによって法案が修正されるとかあるいはもう少し慎重にということでずれ込むとかこういうことを、そもそも念頭に置いていないということですね。
もしこれが政府の見解を受けての今回のこの統幕長の発言であるとするならばそもそも、政府が議会で合意形成をしようとは考えていないということですよね。
これ民主制にとっては非常に大きな問題で。
民主制というのは、単に多数派を持っている人が多数決で決めていいというのではなくて少数派の意見にも利があるならなるほどと言ってそこで法案を修正していきながら合意形成をしていくというのが民主制ですよね。
≫最後のテクニックとして多数決があるんじゃないですかね。
≫あると思います。
そういうものを…。
もちろん、本当に全て多数決でよくて、合意なんかいらないというのであれば協議がいらない。
そういう意識を示しているのかと思ってしまいますしもし、統合幕僚長の発言が政府の見解を受けていないならシビリアンコントロール文民統制の問題においても大きな問題ですよね。
勝手に言っていたのかどうなのかという確認はそこの点だったと思います。
私もこの文書を先ほど通読してみたんですがやはり、ここで描かれていること出てくることはやはり、日本の自衛隊が米軍に主体的に従属していっているというさまが非常によくわかるんですね。
どうしても、アメリカは予算の問題があって、これ以上なかなか拡大できない。
いろんな削減を迫られる。
しかし、世界の中では地位をしっかりと持っていたい。
じゃあ、どうするかというとさまざまなそこの難しい分も日本、下請けやってくれとそういう話になっていると思うんですね。
結局、この文書をずっと読んでいるとアメリカに対するご機嫌伺いをやっているやり取りに見えてしまうんですね。
下請け、2軍化をしてしまうというのが本来の日本の自衛隊の姿かと思うと私は疑問ですね。
≫今の中島先生の話もずっと聞いていてそしてVTRに戻ればなんといってもアフリカのジブチというところは南西に隣にソマリアがつながっていて海賊対策ということで日本の自衛隊も行っているということで出てきて。
それにまつわることありましたが、そのソマリアでさっき、速報が入ってきたんですよね。
≫先ほど入ってきたニュースなんですけども。
東アフリカのソマリアで平和維持活動・PKOにあたっているアフリカ連合の基地がイスラム過激派に襲撃され兵士およそ50人が死亡したとみられます。
AP通信によりますと1日に襲撃されたのはソマリアの首都モガディシオの南西およそ80kmにあるアフリカ連合の平和維持活動の基地です。
イスラム過激派アッシャバブが基地につながる橋を破壊し孤立させたうえで爆弾を積んだ車で突入し銃撃戦になりました。
基地は一時アッシャバブによって制圧されたということです。
この襲撃でウガンダから派遣されていた兵士ら50人が死亡したとみられています。
アッシャバブはソマリアを拠点に活動するアルカイダ系のテロ組織です。
6月にも、ソマリアで結婚式に参加していたウガンダ兵を襲撃し6人が死亡しています。
≫こういうニュースに触れるにつけて日本が今、言われている積極的平和主義と全く違う積極的平和主義で医療支援などでそういうことで世界の平和に貢献していくっていう日本のオリジナルはあるかもしれないという意見は一方ではありますよね。
今みたいなのに触れると少なからず、先生の話に戻るんですが本来の民主主義、民主制に立てばこれは、今月の半ばにも参議院を通るかどうか衆議院に60日ルールで戻されるかそんな、スパンじゃないんじゃないですか。
≫あまりにも拙速ですよね。
アメリカとの関係だけじゃなくてPKOも大きな議論をしないといけないですね。
この10年ぐらいでPKOも≫こちら、なんともすがすがしい青空が広がっていますがこれ、どこの空だと思いますか?実はですねいつも、空気がもやっとしている中国の北京市内の空なんです。
中国は去年のAPECのときにも空をきれいにするためにさまざまな規制を敷きましたが今回はそのおよそ15倍もの規制ともいわれているんです。
これ、明日行われる軍事パレードのためなんです。
≫中国の習近平国家主席と訪中した韓国の朴槿惠大統領が会談した。
2人は、日中韓の3か国首脳会談を来月末にも開催できるよう努力することで一致した。
今回の会談は明日、北京で行われる抗日戦争勝利70周年を記念した大規模な軍事パレードに合わせて行われた。
安倍総理やアメリカのオバマ大統領などG7各国の首脳は参加を見送ったものの参加する50か国の代表者が続々と北京入りしている。
会場となる北京市内は…。
≫天安門広場の真正面には大型のスクリーンが2基設置され臨時の観覧席の最終チェックが行われていた。
威信をかけた軍事パレードを青空の下で行うという閲兵ブルーの実現に向けてなりふり構わない。
≫こちらの工場ですが当局からの通達を受け先月20日から操業を停止しています。
≫北京市当局はおよそ2000社の工場の操業を制限または停止させた。
去年11月のAPECの際にもAPECブルーを目指して規制がなされたが今回の規制規模はその15倍にも上ると報じられている。
これは、先日まで行われていた世界陸上と合わせての措置でもあったという。
北京市内で観測されたPM2.5は今日まで、14日間連続で大気汚染が少ないことを示す最高ランクを記録。
2年前に本格的な観測が始まって以来の快挙だという。
力が入るのは閲兵ブルーばかりではない。
≫軍事パレードが行われる長安街の沿道には大勢の警察が立っています。
物々しい厳戒警備が敷かれています。
≫警察に加えておよそ85万人の市民が治安ボランティアとして動員されている。
公共交通機関に乗る際の荷物検査も厳重になり地下鉄に乗るだけでもこの行列だ。
今日夜10時から明日午後1時までパレード会場の真下を走る地下鉄は完全にストップ。
地元メディアによると地下からの爆弾テロに備えてパレードを行う道路には厚さ120cmの特殊な加工も施されたという。
更に、明日は午前9時半から3時間にわたって北京空港が閉鎖される。
ハトまでも規制の対象になっている。
当局は、小型無人機ドローンやハトを使ったテロを警戒。
愛好家に対してハトを飛ばさないようにという通知を出した。
北京市内には140万羽のハトが飼育されているという。
≫パレードに伴う規制で会場周辺の店からは悲鳴が聞こえた。
≫軍事パレードが抗日で行われるのは初めてのことだ。
中国がここまで力を入れる背景には何があるのか。
≫明日ということなんですが。
大変な厳戒態勢の中で大規模な軍事パレードですよね。
≫まず、私たち知っておかないといけないのはなんで明日なのかなんですよね。
抗日戦争に対する勝利を記念してということなんですが日本人にとって敗戦の日は8月15日だと思っていますがしかし、中国は明日が重要だというわけですね。
なんでかというと実は、70年前の今日が重要なんですね。
9月2日が重要でして日本が降伏文書に調印をした日ですね。
東京湾上に浮かんだミズーリの船上で調印しましたね。
ここからちょうど今日で70年なんですが。
明日というのは、どういう日かといいますと中国はこれを受けて、70年前翌日から勝利を記念した休日に入ったんですね。
ですから明日が重要な記念日になっているということなんですね。
ですから、どこで戦争が終わったのかは国によって違うのが重要なポイントです。
それから、もう1つは、中国がそこからずっと出してきている歴史認識の問題です。
中国はどういう歴史認識を日本に対して出しているのか発信しているのかというとこれは、戦争指導者と一般の軍人ですね。
兵士、あるいは民間人というのは区別しましょうと。
加害者というのはあくまでも戦争指導者であって軍の中にいた人でも一般兵士というのはその中でずっと命令を聞いただけに過ぎないんだと。
これ、軍民の二元論という言い方をしたりします。
こういう歴史認識を持っているものですからどういうことが引っかかってくるかといいますと例えば靖国神社の問題。
A級戦犯が合祀されていますがそれは戦争指導者を祭っている。
ここに、首相が公式参拝をするということは歴史認識の問題として自分たちは受け入れられない。
日本とも国交正常化したときある程度、認識を共有したじゃないかという思いを中国は示してきているんですね。
これに対して日本はどういう歴史認識を示すのかが問われているんですが安倍さんが先日出した70年の談話もなかなか主語があいまいでどう受け取っていいのかというのがなかなかよくわかりにくい。
いろんな読み方ができる文書で。
ですから、まだまだ日本はこれに対してどういう見解を示すのかということについてあいまいだと見られているんですね。
≫それから角度を変えますと先生、もう1つ伺ってみたくなるのは明日の軍事パレードですがそもそも70年前、日本が中国と戦っていた。
その相手は、やっぱり蒋介石の国民党軍が主であったということも含めてそういうことも含めて、明日の軍事パレードを見たときに習近平政権がさっき先生もおっしゃってましたが非常に厳しい。
そういうとき半日ということをより強く出して明日を選んで、大々的な軍事パレードで日本を国民に意識させ1つに束ねるとか。
そういうふうに今の共産党習近平体制が徹底的に使っていてることをよく見ておかないといけない気がします。
≫一方でこれは、諸刃の刃でしてナショナリズムをあおるというのは、一方でナショナリズムの中には主権者は国民であるという意識が含まれているんです。
ですから、これはある意味で言うと反日をあおりすぎるとそのナショナリズムは中国共産党の一党支配に対する批判に向かってくる可能性があるんですね。
≫こちら、今日の午後5時過ぎの北海道の苫小牧市の様子ですが昨日、対馬沖で漁船を転覆させた低気圧が今日は北海道に移動して午後から激しい雨を降らせました。
≫降り続いた雨の影響でこちら普段は歩道なんですけどもう水浸しです。
≫北海道苫小牧市の市街地。
道路は一面川のようにあふれ歩道と車道の境目がわからない。
苫小牧市付近では午後3時までの1時間でおよそ60ミリの非常に激しい雨が降ったとみられる。
市では、土砂災害の危険性が高まったとして一時、1692世帯およそ3000人に避難勧告を出した。
この避難所には100人を超える住民が。
≫今日も日本列島に横たわる秋雨前線には湿った空気が流れ込み特に、低気圧が通過した北海道で午後から雨脚が強まり局地的に大雨となった。
札幌市では、市内を流れる川が増水。
一時、避難判断水位を超えた。
相次いだ増水でJR函館線は一部区間で運休。
新千歳空港では欠航や遅れが出るなど交通機関に影響も出ている。
夜になって北海道の激しい雨は東へ。
≫激しい雷鳴がとどろいています。
≫これから明日にかけては再び西日本を中心に激しい雨が降る予想で土砂災害や竜巻などの突風に引き続き注意が必要だ。
≫小学校の校長先生がアメリカへの修学旅行に同行しておよそ1700万円を私的流用した疑いが持たれています。
カジノにも行っていたようです。
こちらのニュースから。
≫埼玉県で小学校から大学までを運営する文理佐藤学園。
学園長の佐藤仁美氏は自らが校長を務める小学校の修学旅行で私的流用した疑いが持たれている。
こちらが、問題が指摘された修学旅行の際の様子だ。
≫私的流用の疑いがあるのはこの前後。
佐藤氏は、合わせて34日間アメリカに滞在。
ディズニーワールドやラスベガスのカジノなどの観光名所を訪れその費用、およそ1700万円を学園から出していたというもの。
こうした指摘を受け設置された調査委員会は2012年からの4年間で佐藤氏による私的流用は少なくとも1000万円あったと結論付けた。
≫来年5月に開催される伊勢志摩サミット。
そのロゴマークを選考する委員の初会合が今日、開かれた。
≫会合では、東京オリンピックのエンブレム使用問題を踏まえ透明性と公平性に重点を置き慎重に選考する方針を確認した。
ロゴマークは全国の小中高校生から作品を募集しておりデザイナーなど有識者8人が選考にあたる。
≫デザインは今月25日まで募集しており年明けにも決定する予定だ。
≫有力組織が離脱し分裂状態にある日本最大の指定暴力団、山口組。
抗争に発展することを警戒し警察庁が緊急会議を開いた。
≫山口組は大阪や兵庫に本部を持つ山健組など13団体のトップらに対して絶縁や破門の処分を下し分裂状態だ。
山健組などは近く神戸山口組を立ち上げるとみられている。
警察庁は、全国の警察に対し神戸山口組に関する情報収集や警戒の強化を指示した。
≫横綱・白鵬が所属する宮城野部屋の熊ヶ谷親方こと山村和行容疑者が今日傷害容疑で逮捕された。
警視庁によると名古屋場所中だった今年7月親方の私的な秘書をしていた男性の腰や尻を金属バットで数十回たたくなどした疑いが持たれている。
暴行により、男性は全治2週間の怪我をした。
親方は、声が小さかった。
自分の指示を的確にできなかったのでやったと容疑を認めている。
逮捕を受け宮城野親方は…。
≫警視庁は日常的に男性に暴行を加えていたとみて調べを進めている。
≫それから、さっきもちょっと触れましたが≫今朝は、東海や関東で雨が強まりました。
このあと、今度はお伝えしましたように北海道で激しい雨となりました。
活発な雨雲は東へと移動していましてこの時間もまだ東部を中心にかかっています。
そして、西には早くも次の雨雲が広がっているんです。
このように、ここ最近天気の移り変わりが早くなっています。
こちらは、今日の東京の空です。
午前中は厚い雲に覆われていてどんよりとしていたんですが今日は風が強かったので雲が流されました。
午後になるとほんの1時間ほどで青空が広がったんです。
明日もこのように空模様がころころ変わりそうです。
北海道で今、降っている雨は明日の朝には回復するでしょう。
明日の雨エリアは関東から、西になります。
場所によって、雨が強まる時間が変わってきそうです。
詳しく見ていきましょう。
まず朝は九州。
昼になると、四国で雨が強まって夕方から夜にかけては近畿から関東で激しい雨の可能性があります。
落雷や突風にも引き続き注意してください。
≫ここからスポーツまいりましょう。
青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
テニスの全米オープンで楽しみな日本人選手が出てきました。
西岡良仁選手19歳です。
この西岡選手錦織圭選手と経歴が似ているんですね。
小学生のころに松岡修造さんの指導を受け中学3年生のときにアメリカに留学しました。
そして、今日全米オープンで初勝利です。
現地で試合を見ていた松岡修造さんはこう表現しました。
マジシャン!≫予選から勝ち上がってきた西岡良仁、19歳。
相手は元世界ランク12位の強豪マチュー。
第1セットからサウスポーの西岡がマジシャンのような見事なショットを放つ。
まずはこのショット。
バックハンドで角度をつけ…。
更に、ボールの軌道が急降下。
相手はボールに触ることができない。
名づけてジェットコースターバックハンド。
テクニックだけじゃない。
身長171cmと小柄な西岡は跳び上がりながらショットを放つ。
更に、粘って、粘って第7ゲームでブレークに成功すると第10ゲーム。
第1セットを6−4で奪う。
第2セットは奪われ第3セット。
西岡が、再びマジシャンのごときショットを放つ。
このドロップショット。
高い山なりの軌道でネットぎりぎりに落とす。
名づけて富士山ドロップショット。
そして、セットカウント2対2で迎えた最終セット。
この日最高のマジシャンショットが炸裂する。
深く打ち込まれたショットを見事に返す。
相手は、ほとんど動けず。
とどめのスーパーカウンター。
フルセットの末西岡がグランドスラム初勝利を飾った。
≫そして女子では23歳の奈良くるみ。
格上のシード選手を相手にフルセットの末3年連続の2回戦進出を決めた。
≫続いて、この音が出るボールを使ってプレーする視覚障害者のサッカーブラインドサッカーです。
今日から来年のリオパラリンピック出場をかけた戦いが始まりました。
アジア最終予選なんですが6か国が総当たりで戦って上位2か国がパラリンピックの出場権を獲得します。
日本、初戦の相手はアジア最大の強敵中国です。
≫2000席近いチケットは完売。
東京・代々木に日本コールがこだました。
やがて静寂。
音が命のブラインドサッカーではプレー中は観客も声を出してはならない。
選手たちが攻撃のとき、頼りにする音はゴール裏にいるコーラーと呼ばれるガイド役の声だ。
≫前半、日本はエース黒田がサイドからドリブルで仕掛ける。
シュートは、打てない。
一方、ディフェンスでは練習を重ねてきたひし形の陣形でしっかり対応する。
強敵・中国を相手に何度もピンチに見舞われるが日本は0対0で前半を折り返す。
≫迎えた後半、日本はコーナーキックのピンチ。
健常者であるキーパーが指示を出す。
中国、得意のドリブルからシュート。
日本が先制を許してしまう。
それでも、チーム最年少川村が自陣でボールを奪うと…。
シュートは惜しくも阻まれてしまう。
最大の強敵・中国にあと一歩及ばなかった。
それでも試合後再び日本コールが沸き上がった。
≫サッカーのワールドカップ2次予選を明日に控えるハリルジャパン。
相手はカンボジア。
世界ランキングでは大きく差をつけているものの…。
≫ハリルホジッチ監督就任から3連勝で臨んだ6月のワールドカップ予選。
世界ランキング154位のシンガポールをホームに迎えた初戦。
引いて守りを固められ得点が奪えずスコアレスドロー。
サポーターを失望させた。
≫おとといの全体練習後ハリルホジッチ監督は今回スタメンが予想されるミッドフィールダー山口蛍に居残りでミドルシュートの練習を課していた。
≫プロ野球、まいりましょう。
今日、甲子園で阪神対広島戦が行われたんですがその試合前の阪神の練習中に一時球場がざわついたんですね。
というのも、こちらなんですが球場内に小型無人機のドローンが現れたんです。
球場の上空を10分ほど飛んだあと球場の中に降りてきてコーチたちのすぐ近くをかすめてフェンスにぶつかって落ちたんですね。
実は、このドローン阪神のゴメス選手が操縦していたということで球団からは厳重注意が下されました。
ゴメス選手、反省しているということなんですが古舘さんちょっとビックリしましたね。
≫私に振らないでください。
おかしいですよね。
≫ちょっとビックリするような事態ですが…。
≫本人悪気があるとかじゃなくてみんなビックリしますよ。
≫では、その阪神戦から見ていきましょう。
≫9月は過去5年間負け越している阪神。
苦手克服へ初戦を任された先発の岩田は1対0で迎えた4回ツーアウト1塁3塁のピンチ。
1塁へ牽制したその隙にサードランナー新井に同点のホームスチールを許す。
5回、ランナーを2塁に背負い2番、菊池。
低めのボールをうまく捉えられ逆転を許すとなおもピンチは続き4番、エルドレッド。
ダメ押しのスリーランホームランを浴びリードを4点に広げられる。
反撃したい阪神は7回ノーアウト1塁2塁のチャンスに代打、狩野も倒れその後も、広島のエース前田に手が出なかった阪神。
リーグ優勝へ向け大事な9月の初戦に手痛い1敗を喫した。
≫首位、阪神を1ゲーム差で追う2位、ヤクルトと3位、巨人。
その両チームが今夜、直接対決。
首位追撃へ。
勝つのは…。
≫優勝争いへの生き残りをかけた金沢での一戦。
ヤクルトは1回先制のチャンスで3番、山田。
レフト前タイムリーを放つと…。
3割30本30盗塁のトリプルスリーへ27個目の盗塁を決める。
一方、3連勝中の巨人はその裏3番、坂本。
5年ぶりの巨人戦で沸く金沢で放った10号ツーラン。
すぐさま、同点に追いつく。
しかし4回ヤクルトは満塁のチャンスで打点リーグトップの4番畠山。
打球は、レフト前へ。
ランナー2人がかえり再びヤクルトがリードを奪う。
6回、先発の小川はワンアウト満塁のピンチ。
打席には7番、村田。
ショートゴロ、ダブルプレー。
ヤクルトは巨人との直接対決5連勝。
首位、阪神にゲーム差なしに迫った。
≫日本ハムの先発は大谷翔平。
今夜の相手、ロッテに今シーズン、2試合先発しいずれも完封勝利。
現在、18イニング無失点中!≫今日もスコアボードに0を並べるか。
大谷は1回、ランナー1塁で迎えるは2番、角中。
試合開始わずか5分。
ロッテに対し今シーズン19イニング目で初めて得点を許す。
大谷はそのあともランナーを背負うものの変化球を低めに集め追加点を与えない。
6回も、1塁3塁のピンチ。
こらえきれなかった大谷。
ついにタイムリーを浴びこの回でマウンドを降りる。
2点を追いかける打線は8回チャンスで、3番、田中賢介。
追いつくことができず。
大谷は4敗目を喫した。
≫DeNAの先発三浦大輔のブログ「ハマの番長」。
三浦は、日々感じたことを8年間ほぼ毎日ブログにつづっている。
今日は朝…。
降ってた…。
雨が…。
あがり…。
晴れてきた。
ヨ・ロ・シ・ク!≫DeNAの先発は三浦。
2回、ピンチを背負うがここは変化球をアウトコースに投げ込みきっちりと打ち取ると、続く3回持ち味のコントロールを武器に中日に得点を許さない。
打線は6回、チャンスでロペスが2点タイムリーヒット。
3対0とリードを広げる。
その裏、1点を返されなおもピンチを背負った三浦。
迎えるバッターは、和田。
勝負どころで粘りを見せた三浦。
6回1失点でマウンドを降りる。
しかし、2点リードの9回抑えの山崎康晃がツーアウト満塁のピンチ。
バッターは代打、藤井。
なんとか1点差で逃げ切ったDeNA。
三浦はおよそ2か月ぶりの5勝目を挙げた。
≫1点を追うオリックスは6回満塁のチャンスで中島。
ここ5試合でわずか1安打と苦しむ中島のタイムリーで同点に追いつく。
更にこの回安達のタイムリーなどで楽天を突き放したオリックス。
連敗を5で止めた。
≫今から21年前。
弱冠二十歳のイチローが史上初めて成し遂げた大記録シーズン200安打。
これまで、イチローをはじめ青木、ラミレス、マートン西岡と、わずか5人。
今、その記録に迫っているのが西武、秋山翔吾。
史上6人目の200安打まで残り11本。
≫ここまでヒットは189本。
今日も歩みは進むのか。
2点を追う2回チャンスで秋山。
152キロのストレートにセカンドゴロ。
チャンスを生かせない。
5回、先頭バッターとして迎える第3打席。
右中間を破ると快足を飛ばし3塁へ。
秋山の今シーズン190本目のヒットをきっかけに西武はこの回、1点を返す。
1点を追う8回1塁3塁のチャンスで代打、大崎。
このタイムリーで西武、ついに同点に追いつく。
≫そして試合は延長に入り12回表ソフトバンク柳田選手のソロホームランでソフトバンクが勝ち越しています。
≫株と為替です。
今日の東京市場は1日の変動幅が600円以上という乱高下ですね。
本当に投機筋の動きも含めて大混雑のホテルの回転扉のような出入りです。
それからニューヨークダウは2015/09/02(水) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]
東京五輪のエンブレム…使用中止の余波▽“秋雨前線”の雨は東に移動▽中国軍事パレード出席…韓国・ロシア首脳が北京入り▽プロ野球セ・リーグ…上位争いは
詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/
放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32723(0x7FD3)
TransportStreamID:32723(0x7FD3)
ServiceID:2072(0x0818)
EventID:37253(0x9185)