「23歳で起業して以来、僕に暇な時間は皆無だった」。著書『我が闘争』にも記されているように、スケジュールは分刻みだという堀江貴文さん。宇宙ロケット事業を手掛け話題となったり、グルメキュレーションサービス「TERIYAKI」を立ち上げたりと、最近も多忙な堀江さんの気になる睡眠事情は、一体どのようなものなのでしょうか。
「睡眠時間を削って仕事をしようと思ったことは一度もない」
「僕の場合、睡眠時間がだいたい6時間を切るとかなりツライですね。パフォーマンスが低下して、翌日、使いものにならないんです。それは、もう10代の頃から経験的にわかっていることなので、睡眠時間を削って仕事をしようと思ったことはないです」と堀江さん。
寝る間を惜しんで仕事をしているイメージがありましたが、仕事よりも睡眠時間の確保を大事にされているのだそうです。
「中学時代の試験勉強でも、根を詰めて深夜まで粘るより、『もういいか』とあきらめて寝た時のほうがいい結果出ましたからね。それ以来、一夜漬けはやらなくなりました。大学受験の時も、寝たいだけ寝ていました。1日10時間くらいは寝ていたと思います。どのように勉強の効率を上げるかという話以前に、人間の脳は、睡眠によって記憶を定着させるということは、もうエビデンスがあって、れっきとした事実なんです。仕事も勉強も、睡眠時間を削ってもボーッとしている時間が増えるだけで、何もいいことはないですよね」
今は「1日最低でも6時間睡眠」のマイルールを徹底しているそう。
「例えば、明日の朝は4時から釣りに行くので、逆算して今夜はだいたい10時までには寝ないといけないですね。あまり眠くならなければ、睡眠導入剤を飲むこともあります。めったに使いませんが、薬を使うことに抵抗はありません」