趣味どきっ! 一声入魂!アニメ声優塾 第5回「神谷明」 2015.09.03


くると期待したいと思います。
これからの高齢化社会をにらんで消費者目線で議論を進めていってほしいと思います。
今井純子解説委員でした。
次回は竹田忠解説委員と共にお伝えします。
さぁついに5回目を迎えましたこの番組。
アニメの事なら私に「XYZ」。
塾長の中川翔子です!よろしくお願いいたします!そして「アニメハンター」こと…よろしくお願いします。
梨花ちゃんって忙しいのに最新のアニメを全部追っかけてんだよね。
寝る間も惜しんで見るのが大好きで。
もう人生の生きる喜びにアニメ。
それが見れるだけで私は癒やされて次の日も頑張れるっていう。
すばらしい!そして本日の生徒様はサングラスがよくお似合いです。
どうもよろしくお願いします。
木根さんにまさかお越し頂けるとは。
いやいや僕も何で呼ばれたかよく分かんないんだけども。
でも今日はそんな木根さんにもすごく関わりの深いすばらしいあのレジェンド中のレジェンドでございますよ。
神谷明さんです!よろしくお願いいたします!
(拍手)すごい!レジェンドです!レジェンド降臨でございます!もう言わずと知れた。
神谷明さんは「シティーハンター」の主人公冴羽をはじめ20作以上のアニメでメインキャラクターを務めた声優界の大レジェンド
ジャーン!
(冴羽)おぉ〜っ!これは!グフフ…。
あぁ〜!フンッ。
そんなアニメ声優界を代表する神谷先生から声優人生の創意工夫である「アニ神魂」や先生が実際に専門学校で教えている発声方法更には秘伝のアフレコテクニックを学びます
書き込みしますか?はいすいません。
また…
まずは神谷先生のありがた〜いお話の前に先生の輝かしい経歴を見てみましょう
あまりにもたくさんのキャラクターを演じてこられたのでもう一部しか表示できなかったんですがズラリですよ。
いやだって私「コナン」とかほんと大好きです。
(毛利小五郎の声で)いやありがとうございます。
大きくなって。
うわ〜!きた〜!眠って下さいお願いします!
(いびき)もう成仏しちゃいましたね今ね。
すいません「ドカベン」もお願いします。
え〜!そんな…。
「山田俺たちが力を合わせてみんなで甲子園にいこう!」。
(拍手)うわ〜!そんな!オーダーしたら出てきちゃうなんて畏れ多い…。
どんどん出ます。
打ち出の小づちのように。
それでは先生のありがたい教えを学びましょう。
まずはこちら
「このカクテルの名前は『XYZ』。
つまり後がないっていう事だよ」。
うわ〜!かっこいい!もうほんとに大好きすぎちゃってどう聞いたらいいのかっていうぐらいちょっと…。
そう言って頂けるのはすごくありがたいんですけれども…え〜!?僕自身も…あっもう思っていたんですね。
最初で最後なんですけど…それ以外一つもないんです。
オーディションやって「これがオレの役」ってのは。
だって既に神谷さんすごい声優さんだったのにオーディションなんですか。
えぇ〜!?信じられない!そこもですか!?神谷さんじゃないとありえなかった…。
だからやっぱりそれで出会えるっていう事が奇跡だなっていうふうに。
つかみ取ってたんですね。
面白い話が1つあるんですけれど「少年ジャンプ」編集部が「神谷やりすぎじゃない?うちの作品」って。
えぇ〜!?ケンシロウキン肉マンと…。
「ジャンプ」!で僕たまたま博報堂にお仕事に行った時に集英社の近所なんでちょっと編集部のぞいていこうかなと思って遊びに行ったんですよ。
行く予定はなかったけど。
その編集長と「シティーハンター」の担当編集者が……で決まったんですよ。
えぇ〜!?えっじゃあ自ら乗り込んで。
しかもたまたまそこにいたから…。
(笑い声)でも冴羽っていうのはやっぱり二枚目じゃないですか。
どんなふうにして…何かあるんですか?基本的にはふだんは表現できないけどやっぱりかっこいい…「二枚目になりたい自分」みたいのありますよね。
その理想を全部放り込んだの。
理想の姿。
例えば三枚目もそれから強いところも全部僕にしてみれば理想形なんですよあれが。
へぇ〜。
三枚目も確かに…非常にインパクトの強いセリフですもんね。
(冴羽の声で)ちゃんもっこり〜!出た〜!本物頂きました!日本全国広しといえどもあれだけ…仕事としてプロとして「もっこり」って攻める…。
だから次の目標は…「広辞苑」!ハハハ!
(笑い声)1つ質問として原作を大事にされるっていう方と…ただ僕も…でねもっと恐ろしいのは…だからセリフだけを読ませてもらってイメージでやったらOKだったの。
はい!あの自分がイメージしていたキャラクターと実際のものを見た時に「あれ違う」ってなりましたか?
(笑い声)だからあのキャラクター見てたらあれだけの発想が「できたかな?」っていう感じ。
逆にって事ですか。
見ない方がいい時もあるんですね。
たまたまですけれどもね。
だからキャラクターの…さぁ続いてのテーマはこちらです。
「叫び」の神谷って…すごいですねこの呼び名は。
僕「バビル2世」で随分相手役のヨミに痛めつけられましてその時加減知らないから思いっきりやっていいと思って「うわ〜!」「ぎゃ〜!」ってやってたんですよ。
そしたらそれが何だか支持されまして。
でそのあとで…でそのうち…じゃあ叫ぶようになっていってそれが後のヒーローたちのスタンダードになっていった…。
でも最初分かんなかったんですよ。
プロデューサーにゲッタービーム…「『ゲッタービーム』ってどう言ったらいいですか?」。
(笑い声)確かに。
そしたら勝田さんというプロデューサーが「神谷君ビームは『ビーム』って言ったら落っこっちゃうだろ?だから『ビーム!』って言えばいいんだよ」って。
まさに絵のビームのように。
「ゲッタービーム!」っていう感じで。
下げないで。
今ぶち当たった感じしましたねどこかに。
すごい。
その中でも「北斗の拳」のケンシロウの叫びってまた特徴的じゃないですか。
あれも神谷さんが発明っていう言い方はおかしいかもしれないですけど考案したものなんですよね。
当時は台本スタジオ渡し。
え〜!?前日とかには…。
現場渡しでこうチェックしてくじゃないですか。
そしたらカタカナで「アタ!」って書いてあるんですよ。
それまで僕「アタ!」っていう叫び声知らないからちょっとワナワナっていう感じでおののきました。
イメージに体つきは大きいけれども…あのトントントンっていう動きとか。
そうですよね。
(ケンシロウの声で)「アタ!」っていうふうに。
またきた〜!「それでいこう」って事になって。
混ぜたんですね!第1話のスタジオで生まれたんです。
すご〜い!でもそんな瞬時に生まれるもんなんですか。
その時の空気みたいなものが自分を追い詰めてある種。
こう発想させたっていう。
降りてくるんですよ。
そんな感じですよ。
ライブとかでもありますか?小室君に「ここ36小節あげるから何かやって」って急に言われたりね。
いやいや…36小節も何もできないからっていって。
音止められちゃって。
ギター1本持って前出ていって何すんだみたいのが…。
えっやったんですか?すご〜い!すごいでかいホールで。
そしたらそれがウケちゃって。
だから絞り出されるその時じゃないと出なかったものも生まれる…面白い。
でもそれこそアドリブとなるとケンシロウの「アタ!」のバリエーションがものすごいわけですよね。
その中に「オアタ」ってのがあったんですよ。
やってるうちに「ちょっと待てよ」と。
一番最後の悪漢をやっつける時に「もうこれで今日終わり」みたいな感じでやってみようと思って…はっきり言ってる。
はっきり「終わった」って言ってる。
(笑い声)えぇ〜!?でも誰も気が付かなかったんですよ。
「終わった」って言った事に気が付かなかったんですか?まぁ多分自然だったんじゃないですか。
真面目に書いてあるとおりの事だけやってたらそこまでの味わいが出なかったのかも。
ただそのままやったのがあるんですよ。
あれ最後の方「〇▲□※」とか書いてあるんですよ。
(笑い声)僕はそのままやったんですよ。
だから…「プシュッ」。
言ってる〜!言ってる!実はそうやって読んでたり。
一体どのような勉強が必要なのか皆さん分かりますか?プロを育成する専門学校で実際に行われている授業をのぞいてみましょう!声優になるためには大きく分けて8つの基礎が必要と言われていますが今回は…
ただいま。
おかえり淳平。
今日も疲れたでしょ。
あぁ今日は特にな。
授業ではまず台本に書かれているセリフを声に出して表現します
台本を理解する力を持たないとそのキャラクターはもちろん作品に対しても間違った認識をしてしまい作り手の意図からズレてしまうのです
「アニ神レッスン」今回は「台本読解」でした。
「アニメ声優塾」後半戦。
ここからは…
その中に日本を代表するような先輩がいたんですね。
えぇ〜!みんな先輩なんです。
なんてファンタジーな場所…すごい。
それが後年の…。
例えば海賊トラヒゲはキン肉マン。
熊倉さんのあの芝居が。
山田康雄さんの「お〜れは〜」の芝居が「シティーハンター」のちゃん。
更には「ルパーン!」の銭形警部が毛利小五郎に色濃く反映されてるっていうか。
だから「シティーハンター」の一番最後の頃に「香〇〇だ」っていうセリフがあって…。
「おい香〇〇だ」って言った時に「あっ山田さんが降りてきた」って。
自然に出たんですよ。
これはすごくうれしかったの。
すごい話ですね。
さぁ続いてのテーマはこちらです。
これは…?退屈な発声練習もこうやれば楽しくなるぞっていう事で編み出しました。
どんな感じなんでしょうね。
神谷先生のあとに続いて同じ言葉を同じように発声するだけの単純明快なレッスンなのですが…
(弟子たち)ラッセーラ!ラッセーラ!
ではその効果はというと…?
まずこれリズム感とそれから声の大きさそれから例えば感情表現であったり動作に伴うアドリブを勉強として教えるんじゃなくて知らず知らずに覚えちゃう。
楽しくやってるうちに。
音楽スタート!
それでは塾長と生徒諸君も一緒に…
走る。
(生徒たち)走る。
ハッハッハッハッ。
(生徒たち)ハッハッハッハッ。
斬る!
(生徒たち)斬る!エイッ!
(生徒たち)エイッ!ヤァッ!
(生徒たち)ヤァッ!思いっきり斬る。
(生徒たち)思いっきり斬る。
デリャー!
(生徒たち)デリャー!ウリャー!
(生徒たち)ウリャー!思いっきり斬られる。
(生徒たち)思いっきり斬られる。
あぁ〜!
(生徒たち)あぁ〜!ギャー!
(生徒たち)ギャー!崖をのぞく。
(生徒たち)崖をのぞく。
ん〜。
(生徒たち)ん〜。
よく見えない。
(生徒たち)よく見えない。
身を乗り出す。
(生徒たち)身を乗り出す。
ん〜。
(生徒たち)ん〜。
あっ!
(生徒たち)あっ!落ちる!
(生徒たち)落ちる!うわぁ〜!
(生徒たち)うわぁ〜!あぁ〜!
(生徒たち)あぁ〜!着地。
(生徒たち)着地。
フンッ。
(生徒たち)フンッ。
無事。
(生徒たち)無事。
OK!
(生徒たち)OK!休憩。
(生徒たち)休憩。
以上でございます。
うわ〜!神谷式レッスン!面白い!面白いでしょ。
次何がくるかのワクワク感がありますね。
「次何だろう?」っていうね。
すごい学びになりました。
先生ありがとうございます。
そして4人の皆さんもありがとうございました!
(拍手)一番の喜びはその…多分しょこたんと最初に会った時もそんな感じでグッと…木根さんともそうですよ。
これはありがたいなって思いますね。
「アニメ声優塾」今回は塾長にもアフレコに挑戦してもらいます!
さぁ木根さんはいつもライブでマイクの前に立たれるっていう…。
でもアフレコマイクの経験は?20年以上ぐらい前ですけど一回自分の原作の作品のアニメにお父さん役でちょっとやらせてもらった…。
一度だけ。
最初で最後ですね。
もう何十年も前で。
3人が挑戦するシーンがこちら
(ジョゼフ)もう1度ベルサイユに帰りたい。
(アントワネット)帰れますとも。
(ルイ16世)そうとも!帰れるよジョゼフ。
元気になって私とお母さんと3人で馬車に乗ってベルサイユに帰ろう。
そうだ!馬車の護衛の指揮はお前の大好きなオスカル・フランソワにとってもらおう!それがいい。
はぁ…白馬に乗った人風を受けて金髪が…。
はっ…。
うわ〜…。
すさまじいシーンでございますよ。
僕ちょっと長いですねセリフね。
(笑い声)しょうがないですルイ16世だから。
一番素人な割には…。
これ難しいですよね。
難しいですよ。
しゃべったあともうすぐ間髪を入れずに気持ちを切り替えなきゃいけないとか。
今始まる前になんと先生がこの台本に書き込みをこういうふうにしたらいいっていう指導を普通にして下さってちょっとビックリしたのでこれコツみたいなものちょっと…。
まずブレス位置。
あとセリフが次のにつながってるぞという印ですね。
あと場合によっては強調のマークとかいろんな印をつけて…。
この印をつけるようになって自分の印が出来たら一人前っていう。
自分の印…経験の証し。
だから人それぞれみんな違うんですよ。
まずは練習という事でじゃあ…。
マイクが2本しかないっていうほんとに本番っぽい…。
恐ろしいですねこれ。
やっぱりマイクの使い回しって僕らもやりますから。
だからまずスタジオに入って台本チェックして次は自分がどのマイクに入るかって一応計算するんですよ。
だから「主役の人はあそこに座ってるからあのマイクだな」。
「ここはあの人とかぶらないからこっち」とか全部。
3人で2本のマイク。
上手にできるのでしょうか
おぉ〜すばらしい。
(拍手)こっちからどいてホッとしてたらこっち行かなきゃいけなくて…トラップが2度ありましたよ。
惜しかったはお芝居よりも木根さんのタイミングだけですね。
もうこっち見ちゃってるから…。
「元気になって」から「そうだ」までがちょっとゆっくりで大丈夫でした。
それだけ。
書き込みしますか?はいすいません。
全体的にゆっくりしゃべれば合いますね。
それだけしゃべる事ができれば合わせるだけですから。
なるほど。
うん。
もうバッチリですね。
こんな難しい事をやってのけてる木根さんがすごい。
全然やってのけてないですよ!すばらしい。
神谷先生からお墨付きをもらいいざ本番!
電車じゃない…。
ごめんなさい。
(笑い声)ごめんなさい。
(笑い声)現代だと…。
急に現代が。
アハハハ!逆にあのまんまいっちゃった方が面白かった…。
千葉繁さんなんて今みたいな場面…
(笑い声)すごいですよ。
何事もなかったかのように。
もうもう…。
気を取り直して本番!今度はうまくできたのでしょうか?
もう1度ベルサイユに帰りたい。
帰れますとも。
そうとも!帰れるよジョゼフ。
元気になって私とお母さんと3人で馬車に乗ってベルサイユに帰ろう。
そうだ!馬車の護衛の指揮はお前の大好きなオスカル・フランソワにとってもらおう!それがいい。
はぁ…白馬に乗った人風を受けて金髪が…。
はっ…。
すばらしい!
(拍手)これ木根さんのセリフちょっとつまんで上に上げるだけで完成ですよ。
すばらしい。
(拍手)木根さんが!あの温かい感じがいいですよね。
木根さんいかがでしたか?もうね…
(笑い声)よくそういう事言うなと…。
死にかけのジョゼフ王子を演じた塾長どうでしたか?いやそれが「死にかけで」っていう事を考えすぎて…笑ってるみたいな声が出ちゃってすごい悔やんでしまって…。
それはしょこたんの頭の中でしょ?出ていたものは全然違和感ない。
だから僕らもそうなの。
自分で「いいな」と思って見るとあぁ…。
ところが「どうだったかな」っていう時ぐらいが仕上がりがいいんです。
でもなんか歌のレコーディングだったりドラマのお芝居であっても「今のってヤバイかな」って思う時にOKが出るパターンが…。
分かる。
だから僕ある時期から自分を信用しなくなりました。
単体で見てるから全体の中の自分をやっぱりなかなか見る事はできないんだなと思って。
さぁそれでは神谷先生から視聴者の皆さんにひと言よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
神谷先生ありがとうございました。
また次回お会いいたしましょう。
さよなら!
(テーマ音楽)2015/09/03(木) 10:15〜10:40
NHK総合1・神戸
趣味どきっ! 一声入魂!アニメ声優塾 第5回「神谷明」[解][字]

数々の人気キャラを創った「声優」を講師にむかえ、その声に込めた演技の創意工夫やアフレコ現場での楽しいお話など聞きながら、「声」を使った表現について学びます。

詳細情報
番組内容
数々の人気キャラを創った「声優」を講師にむかえ、その声に込めた演技の創意工夫やアフレコ現場での楽しいお話など聞きながら、「声」を使った表現について学んでいきます。今回の講師は「神谷明」さん。神谷先生が演じた数々の人気キャラクターに秘められた、「声優術」をお伺いします。
出演者
【講師】神谷明,【司会】中川翔子,【生徒】足立梨花,木根尚登,【語り】桃園ひめこ,高野憲太朗

ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
アニメ/特撮 – その他
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

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