(テーマ音楽)宮城県東松島市の海から1キロの場所に住んでいた…47年連れ添った夫を津波で亡くしました。
あの日佐々木さんは近所に住む娘と2人で買い物に出かけ帰宅途中松島海岸で地震に遭います。
この辺のお店屋さんの…佐々木さんは20年以上にわたり地域の防災啓発を担う婦人防火クラブに所属していました。
夫の久志さんも毎年行われている防災訓練には欠かさず参加し防災グッズを常に用意していました。
ふだんから津波が来たら別々に逃げるしかないと考えていた佐々木さん。
しかし久志さんの事が気になり自宅へ帰る事にします。
自宅へ急ぐ佐々木さん。
途中渋滞した陸橋の所で緊迫した雰囲気の消防団の人に止められます。
佐々木さんは山側へ行こうと左へ進みます。
自宅にいち早く戻るには電車が通るトンネルを歩いていかなければいけません。
ところが…。
その時娘が叫びました。
佐々木さんは娘に引っ張られながら急いで高台の寺へ避難しました。
避難所で一夜を過ごす事になった佐々木さん。
久志さんはきっといつもの訓練どおり別の場所に避難していると考えていました。
しかし次の日自宅を見に行ってくれた近所の人から久志さんが亡くなったという話を聞きます。
数日後近所の人に「あの日久志さんは佐々木さんの帰って来る方向を自宅前でずっと見ていたよ」と教えてもらいました。
長い間自分を責め続けた佐々木さん。
子どもたちや周りの人に支えられ最近ようやくあの日の自分の行動が間違いではなかったと思えるようになりました。
2015/09/03(木) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県東松島市 佐々木博子さん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。宮城県東松島市の佐々木博子さんは、自分の帰りを待っていた夫を亡くした。佐々木さんは、夫婦でも別々に逃げるべきだと考えている。
詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。宮城県東松島市の佐々木博子さんは、自分の帰りを待っていた夫を津波で亡くした。佐々木さんは、夫婦でもてんでんこ(別々)に逃げるべきだと考えている。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:16149(0x3F15)