今週は何かいい事ありましたか?私ね思うんですよ。
お待たせ致しました。
どうぞいらっしゃいませ。
皆さん産直市場リポーターの西田敏行です。
今日やってきたのは行列が出来る市場です。
にぎわってますよ。
ご覧ください。
すごい行列です。
皆さんのお目当てはというとこの紫色の果物なんですね。
お客様に聞いてみましょう。
よく買いにいらっしゃいますか?そうですね。
美味しいもんね。
これ食べるととてもあのねお通じがよくなって…。
鉄分含んでるからすごくいいのよね。
おお〜大人気ですね。
この紫色の果物の正体はプルーンです。
皆さんは生のプルーンって食べた事ありますか?中はこんなに鮮やかな色してるんですよ。
あはは〜みずみずしくてうまそうですねぇ。
今日の舞台はそんな新鮮なプルーンの産地です。
ここは町の中心部に千曲川が流れる美しい里です。
昼夜の寒暖の差が激しく降水量も少ないため美味しくてみずみずしい果物が育ちます。
そんな果物の里佐久穂町に横浜から移住し5年前にプルーン農家になった方が本日の主人公です。
収穫の前に必ず1つもぎたてのプルーンをかじって果汁を搾ります。
これは何をしてるんですか?
(純さん)どのくらい熟してるか糖度を測ってるんですよ。
純さんが目指しているのは出来るだけ甘い完熟プルーンです。
完熟の証しは表面の白い粉。
ブルームと呼ばれ「甘くなったよ〜!」とプルーンが教えてくれるんですね。
そんなタイミングを見計らって収穫していきます。
純さん現在は600本のプルーンの木を1人で世話してます。
実は純さん夫婦でプルーン農家をやるのが夢だったんですが…。
ねえ純さんなんで夫婦で佐久穂町に来なかったんですか?相談っていうか…会社辞めて農業やりたいんだけどなって言って…。
いや当然お前も一緒に来るんだよって言ったら…。
あらら〜断られちゃったんだ。
そうなんです。
奥様と娘さんを横浜に残し1人で移住してきました。
そんな純さんにとって大切な場所がプルーン農園の隣にあります。
おお〜!?ここはですねあの…自家用の野菜をね植えてるとこでね。
これあの…農薬も使わないでね手も入れなくて…。
ほったらかしの状態なんでほったらかし農園っていう名前で野菜を作ってます。
ほったらかし農園!ははは…。
プルーン栽培で手いっぱいでどうしてもほったらかし農園になってしまうそうです。
なるほど〜。
さあ今日はどんな野菜を収穫するんでしょう?おお〜!ほったらかしにしちゃ立派なナスじゃないですかぁ。
今日の昼と夜飯くらいあれば十分なんで。
ミニトマトもいい色してる。
このくらい採ればもう十分…。
あとスイカがあるんで…。
えっスイカもあるんだ!どこですか?どこ?この辺にあったんだけど…こっちなのかな?あっここに1個あった。
これがいいんだ。
あはは…ありました。
結構立派ですね。
これもほったらかしで育ったんですか?これもなんにもしてない。
1回ぐらい草取った程度で…。
いやほったらかし農園侮れませんね。
純さんのご自宅は畑から車で5分。
佐久穂町の大日向地区にあります。
「川上プルーンランド」って書いてありますね。
あー吹き抜けが気持ちよさそうなこの建物。
地元の宮大工さんに建ててもらったんだそうです。
あー薪ストーブもいいですねぇ。
お前が手伝ってくれるんだったら安くやってやるよっていう事でね手伝いながら。
設備関係は新品じゃないですから。
中古のものをみんな持ってきてこちらに使って頂いて…。
ん?なんか台所からいいにおいがしてきましたね。
純さんは朝昼晩3食全て自炊しています。
今日のお昼は新鮮野菜の適当炒め。
ほったらかし農園で収穫した野菜を適当に切って適当に炒めて完成です。
これが抜群にうまいんですねぇ。
でもちょっとね部屋が広いですからねなんか孤独感が際立っちゃうというか…。
家族一緒だといいのにねぇ。
飯作るのがやっぱ一番…大変ですよ。
女房が来てる時は疲れて帰ってきて飯!っていうと出てくるじゃないですか。
こんなにありがたい事ないですよ。
いやぁ〜フフフ…やっと気づいたんだ。
そう。
東京都出身の純さんは大学卒業後大手建設会社に就職。
26歳で庸子さんと社内結婚し一人娘晴香さんが生まれました。
会社では地質の調査を担当。
全国の建設現場を飛び回りました。
50代を迎え一生出来る仕事に就きたいと農家を夢見ましたが妻の庸子さんは大反対。
それでも決意は固く57歳で早期退職。
長野県の農業大学校で寮生活を送りながら1年間研修を受けました。
その時生のプルーンの美味しさに感動。
後継者不足で世話が出来なくなったプルーン畑を借りられる事も背中を押しました。
ああこれだったら僕も出来るんじゃないかなあと思ってね。
もしそのまま借りれば次の年からもう収穫出来るし…。
で作業的にもそんなに重くないし…。
かなりな年になっても出来るっていう。
こうして純さんは58歳で夢だった農家として独立したんですね。
というわけで本日は一生の仕事としてプルーン栽培を選んだお父さんのお話です。
今年も収穫の季節がやってきました。
最盛期には家族も手伝いにやってきてくれる…はずです!長野県佐久穂町。
この日プルーン農家の川上純さんは農家が共同で使う加工場にいました。
プルーン農家になって6年目。
今日はドライプルーンを作ります。
純さんは佐久穂町の名産であるプルーンを広く知ってもらいたいとジャムやジュースそしてドライプルーンなど加工品も積極的に作ってるんです。
手間が掛かりますからね。
栽培しながらさらに加工するとなると。
それだけ時間取られちゃうんで。
なるほど。
仕込みから1日半かかってようやくドライプルーンが出来上がります。
うん大丈夫ですね。
甘みもうまみも凝縮されたドライプルーンです。
これ評判いいんです。
この日純さんが向かったのは小諸市です。
農業大学校の同級生が営むりんご農園のお手伝いです。
ああ収穫期は忙しいですからね。
助け合いです。
こんにちは!
(英行さん)どうもこんにちは。
元気してる?こちらが長野県の農業大学校で研修を一緒に受けた福井英行さんと妻の洋子さん。
今日は発色の良くない果実や傷んでしまった果実を間引いていく摘果という作業のお手伝いです。
はぁ〜摘果というんですね。
プルーンも全く同じ事です。
こう横からついてると片側だけ赤くなって片側が色がつかないんですよね。
なるほど〜。
そういうのを間引いていくんですね。
(純さん)日光でこれ焼けてそこんところから傷が入ったのか…。
いやぁ〜こうした手間が美味しいりんごを育てるわけですよね。
仕事のあとは畑の中のティータイム。
奥様の洋子さんがりんごのジャムをのせたクラッカーや間引いたりんごの浅漬けを用意してくれました。
あははは〜いいですね。
農業大学校を卒業してから5年。
1人で頑張ってる純さんです。
福井さんご夫婦はいつも気になる存在です。
励みになります。
ああ〜あいつあんなにやってるんだ。
じゃあちょっと俺も頑張らなくちゃいかん…。
色んな事が出来るんで…。
それはやっぱりね…。
ああ〜なるほど。
へへへ…。
体のためにも自分のために。
そうですよねぇ。
ヘヘヘ…。
夜自宅に戻った純さん。
今夜は冷凍してあるコロッケがおかずです。
ああ〜コロッケも作ったんだ。
いいえ。
これは月に一度来てくれる妻の庸子さんが作り置きしてくれたものなんです。
おっほっほ〜そうですか。
ははは…へえ〜。
でも1人で晩酌なんか寂しくないですか?60も過ぎればね寂しいなんて事はないです。
1人で…。
皆さんそうだと思いますけどね。
そんな事ないと思うけどねぇ。
どうなんでしょう?はい強がりだと思います。
ね!横浜に家族を残し1人で農業を始めて6年目。
純さんにとって一年で一番わくわくする日がやってきました。
あっいらっしゃ〜い。
お待ちしてました。
どうぞ。
純さんご紹介お願いします。
えーっとうちの女房の庸子。
初めまして。
(純さん)長女の晴香です。
まあ美しい。
今は収穫の最盛期。
完熟したプルーンをどんどんもいでいかないと熟れすぎて出荷出来なくなってしまいます。
1人では追いつかないので毎年2人に手伝ってもらっているんです。
ああそうなんだ。
ほったらかしにされなくてよかったですね。
あの畑の野菜みたいに。
1人だと大忙しだからさ。
手伝いに来てもらわないとちょっとね…。
どんどん忙しくなるからさ。
その時にはやっぱ来てもらわないとちょっと間に合わないかもしれない。
アップアップになっちゃう。
へへへ…。
まあ色々ブツブツ言ってますけどね。
本当は2人の顔が見たい。
それだけでしょ純さん!
(音楽)あらこの音色はなんでしょう?庸子さんの趣味ウクレレです。
ああいいですねぇ。
横浜ではなかなか練習出来ないのですがここなら思いっ切り演奏出来ます。
ねえ庸子さん今のところこちらで同居する予定はないんでしょうね?やっぱり横浜にお友達もいますしもうずーっと向こうなので。
夫のように仕事のお友達から離れたらこちらでまた仕事のお友達を作るっていう。
そういう事を私はどうやってこれから…。
もしこちらに来た場合は…。
一人娘の晴香さんは宅配用のプルーンの梱包を手伝ってくれています。
航空会社にお勤めでお客様の事を考えたサービスを日々心がけている晴香さん。
農園の紹介文を添えたら?と提案したのは晴香さんでした。
いや素晴らしいじゃないですか。
1人でプルーン栽培に打ち込んでいるお父さんの事どう思ってらっしゃいますか?まあ一緒にいる方がいいのかもしれないですけど…。
う〜ん…。
でもまあそれぞれやりたい事があるならそれで…それもいいかなと思います。
そうですよね。
まあやりがいを見つけて生き生きしているお父さん魅力的ですもんね。
さあ今夜は鍋を囲んで家族水入らずの収穫祭ですよ。
これぞ家族団らんです。
いつも静かなリビングがはは〜にぎやかだ!ねえ!そうそうそう。
いやぁ〜出ました出ました。
本音が出ました。
60を過ぎたら1人でも大丈夫って言ってたのはだ〜れだ?たまにっていうかね忙しい時だけ来てもらってるけど…。
忙しい時に1週間いる中でもちょっと小競り合いはあるんですよ。
言った言わないとかね…。
10日間ぐらい一緒にいるともう最後の少しはちょっと煩わしい…。
まだいるのか。
まだいる…失礼だ…。
へへへへ…。
まあけんかするほど仲がいいってね!お二人のための言葉じゃないでしょうか。
ここ佐久穂町のプルーン栽培が始まったのは1968年。
当時からプルーン栽培を手掛けていた大先輩の畑を訪ねました。
(純さん)高見澤さんおられます?
(高見澤さん)はーいおりますよ。
(純さん)こんにちは。
こんにちは…。
サングラスがお似合いですね。
高見澤さんただ者じゃなさそうです。
えーっと僕がこちらに来た年ですね。
1年目に農業大学校に通ってた時にその時に同時にね研修という事でほとんど1年間ですよね。
栽培をずっと…。
技術的な事を教えてもらったお師匠さん。
あっお師匠さんなんだ。
タオルがプルーン色なのはこれコーディネートですか?
(高見澤さん)そういうつもりでもないんですけどまあ…。
はははは…ね!佐久地域の農家がプルーンの品質を競うコンクールがまもなく開催されます。
高見澤さんは去年の優勝者。
アドバイスをもらいにきたんです。
優勝者…。
やっぱただ者じゃなかったですね。
思ってたとおり!
(高見澤さん)糖度が一番高いところの場所と思われるところのものを収穫するという事で。
でやはりあの…ブルームがまんべんなくのっててで上の方で…。
玉張りもそれなりに大きめのもの。
でカゴへ取り込んで。
取り込む時にもブルームがなるべく落ちないようにね。
特にコンクール用ですからきれいに。
地元名産のプルーンを盛り立てたいと思っている高見澤さん。
でも後継者不足は深刻です。
ピーク時にはこの旧佐久町で170軒ぐらいありましたが今は60軒ぐらいしかありません。
でこのままではプルーン栽培はね壊滅に近い状態。
だからまあ本当にあの…。
じゃあそこ置いといてカゴ。
師匠のありがたいアドバイスを受けコンクールに出品するプルーンを収穫します。
純さんはこの日どうしても庸子さんと一緒に収穫をしたいと思ってました。
懸命に育てた成果を見てほしかったんですね。
ああ立派なプルーンだ。
コンクール当日。
丹精込めて育てた我が子のようなプルーンを出品します。
いやぁ〜結構ライバルいそうですけど純さんずばり何位狙ってますか?いやぁ…。
というかまあ出品されたプルーンは長野県佐久合同庁舎にある会場で審査に入りました。
応募した入荷はおよそ40軒。
審査中は名前を伏せて受付番号で表示されます。
審査基準は見た目完熟度糖度などです。
(審査員)19.8ですね。
出品する方も真剣なら審査する方ももう真剣です。
さあいよいよ発表の時間となりました。
農業大学校の仲間たち師匠そして家族のためにも入賞したい。
緊張の一瞬です!年に一度のプルーンコンクール。
結果は受付番号で表示されています。
純さんの番号は16番です。
あっ3位?へっどうした?これなのかな?えっこれ?えっ見つからないんですか?16番ですよ16番。
どうした?これなのかな?ひょっとしたら。
(純さん)名前が書いてないからあれだけど。
ええー…。
えーすごい。
努力のかいがあった。
16ですか?ああ〜じゃあこれだ。
おっ3位だよ。
ええーっ!えっまさか!いや間違いありません。
16番は3位です!佐久地方事務所長賞です。
ほう〜。
(庸子さん)いやぁよかった。
ええーすごいすごい。
いやぁすごい。
(純さん)ラッキーですね。
(庸子さん)ラッキー…。
これはいや…全然思ってなかったね。
うん…あっそう。
コングラッチュレーション!3位です!銅メダルです!立派です!翌朝収穫の最盛期を迎えた純さんの農園に以前勤めていた会社の仲間や地元の友人たちが収穫の手伝いに集まってくれました。
いやぁ嬉しいですね。
ありがたいですね。
こちらでは女性陣がパック詰めですね。
もちろん妻の庸子さんの姿もあります。
皆さんのおかげで350キロもの完熟プルーンが収穫出来ました。
(一同)いただきまーす。
さあお昼です。
たっぷり召し上がってください!純さんはコンクールの結果をこの場で皆さんに報告したいと思ってました。
朝から言いたいのを我慢して内緒にしてたんです。
さあ発表しますよ。
(純さん)えっとね…。
昨日ね佐久地方のプルーンのコンテストがあったんですよね。
それでね発表がありました。
で実は私がね本年度の3位に入ったんです。
おめでとう!
(拍手)
(純さん)ありがとうございます。
ここであの…一言お礼を申し上げます。
もう皆さんのおかげです。
1人じゃないですからね。
1人で作ったわけではないです。
皆さんのおかげですよね。
そして純さんは妻・庸子さんにも思いを伝えました。
いいえ。
皆さんのおかげですよ。
いやぁ純さんちゃんと言えました。
本当庸子さん感謝してます。
日々プルーンと向き合う純さん。
果実はなんにも喋りませんがだんだん声が聞こえるようになってきたと言います。
夏には「風通しをよくしてくれ〜」と言います。
冬には「栄養が欲しいよう〜」と言います。
その声に応えてあげるのが大切なんですねぇ。
そんなプルーン作りを生業としながら夫婦というものへの思いも変わってきたそうです。
大事なのは一緒にいる事ばかりじゃない。
相手が必要とする時にそばにいてあげる事。
純さんこれからも感謝の気持ちを胸に立派なプルーンを育てていってくださーい!応援してまーす!楽園通信です。
佐久穂町の美味しいもの教えてくださーい。
はい。
まずは川上さんご夫婦も通う佐久穂町のレストランハーモナイズ。
地元の食材を使ったランチが評判です。
デザートにおすすめなのがプラス300円で食べられるプルーンゼリー。
純さんのプルーンが使われています。
あはは〜。
もうプルーンプルーンでうまそうですね。
純さんの農園川上プルーンランド。
今年の生プルーンは終了しましたがまた来年7月末から収穫が始まります。
いやぁ待ち遠しいなぁ。
これからの時期は手作りのドライプルーンなど加工品がおすすめです。
はーい!
(騒ぎ声)2015/09/05(土) 16:00〜16:30
ABCテレビ1
人生の楽園[再][字]
新しい人生を選択し、夢を実現した人がいます。「人生には楽園が必要だ」で始まるこの番組は、“新しい生き方”を提案する大人のための「いい人生の歩き方」発見番組です。
詳細情報
◇番組内容
『単身移住でプルーン作り』 楽園の舞台は長野県佐久穂町。早期退職して横浜から単身移住した主人公は、最高の完熟プルーンを作ろうと日々奮闘している。収穫の最盛期には妻と娘も手伝いに来てくれ、今年の品評会では主人公のプルーンが3位を獲得。仲間の祝福を受けた。
◇出演者
【楽園の案内人】西田敏行、菊池桃子
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。
◇おしらせ3
※この番組は放送時間変更または休止になる場合があります
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
福祉 – 高齢者
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