超絶 凄(すご)ワザ!「ホッピング世界記録を目指せ!」(前編) 2015.09.04


確かに煙突がいっぱい。
これもウィーンの歴史なんだなぁ。
見よ!このジャンプ力!全米大注目のスポーツホッピングだ!人気の火付け役は…華麗なワザで若者を魅了。
ホッピングの世界チャンピオンとして君臨してきた。
ところが…。
ホッピング界に下克上を起こしたのはこの男!身長180cmの大男…フレッドより一回り大きい体格で力任せの大ジャンプ!その高さ…。
バスケのゴールも上回る超絶の高さ!よ〜し分かった!体格差をものともしないホッピング。
「凄ワザ!」が作ろうじゃないか!最新のホッピング。
実は空気の力で跳び上がる。
この空気侮っちゃあいけない。
こちらのロケット空気の力で地上まで浮き上がりそれからエンジン点火。
200トンのロケットだって軽々持ち上げる。
この力を極めればものすごいホッピングができるはずだ。
挑むのは日本を代表する凄ワザの持ち主たち。
国内屈指の空圧機器メーカーにあのはやぶさの製造に関わったパッキンメーカー。
更に今回はスポーツ科学とものづくりが最強のコラボ。
オールジャパンで目指すは世界新記録だ!極限の高みを目指す男たちのドラマ。
世界に日本の力を見せつけろ!
(拍手)さあ始まりました。
「超絶凄ワザ!」でございます。
さあ今回は空気圧。
そうなんです。
バネとかワイヤーとかじゃないんですね。
空気を使いこなすにはこのホッピングで極めたいなと。
これちょっと乗ってみて頂いてもいいですか?怖っ。
うわ〜!めっちゃ難しいやんこれ。
これ空気圧ですか。
今回ですね高跳びの世界記録を目指そうとしています。
ですので跳ぶ方もお呼びしました。
出でよ伝説のホッピングプレーヤー…どうもどうも。
よろしくお願い致します。
あれ世界記録を持ってはったんが7年前ぐらいですか?では世界記録3m6cm。
ちょっと実際に高さを体感して頂きます。
これを跳ぶのや。
高い!ばか?日本語で言って頂いたんですね。
これはなかなかのばかですね。
これ跳ぶのは。
この記録を出したビフ・ハッチソン選手というのはですね体格がすごく大きくて180cm81kgあるんですね。
対するフレッドさんは175cmの70kgなんですよね。
体が小さいフレッド選手はそれを補うだけの空気圧パワーをホッピングに何とかのせなきゃいけないという事にもなります。
ホッピングの要空気。
空気は圧縮すればするほど強い反発力が出る。
世界記録を目指すとなると中の気圧は最大2メガパスカル。
何と水深200mとほぼ同じ圧力だ。
前代未聞の気圧との闘い。
この難題に立ち向かう日本代表登場!国内屈指の空圧機器メーカー…主力製品は空気の力で物を動かすシリンダー。
その技術は医療に食品半導体。
あらゆる分野で使われ生活に役立っている。
今回の挑戦リーダーはこの男。
入社11年目の…数多くの空圧機器を設計してきた。
だが空気の力で人間を跳ばすのは初めてだ。
空圧シリンダーで最も大事な部品パッキンを作る。
明治40年創業の…主力製品は航空・宇宙産業向けのパッキン。
どんな環境でも空気を漏らさぬずば抜けた技術はあのはやぶさにも使われた。
今回究極のパッキンを作るのはこの男。
パッキン開発の星…材料の配合を7年間担当。
その豊富な知識を買われ去年設計部門に抜てきされた若手のホープだ。
名付けて…目指すは世界新記録だ!ポゴオールジャパンの皆さんです。
よろしくお願いします。
(拍手)このホッピング作りこの挑戦を受けられた理由っていうのは何なんでしょう?世界一ですね世界記録です。
そうですよね。
どうですか?この企画聞かれた時はどういう感じでした?正直ホッピングというと昔からあるバネの30cmぐらい跳べたらいいかなっていうぐらいのが…。
そういうイメージがあったので映像とか見せてもらったらこれは何やというふうに思いましたね。
我々のイメージのホッピングと違いますもんね。
でももともとそういう滑らしたりするっていう技術はもともとございましたのでそういうので今回の企画うまく活用できるんじゃないかなというふうには感じていました。
すごいええ事してもうてるやん。
心強いね。
そのひと言に尽きるよね。
6月フレッドが来日。
究極のホッピング開発のため向かったのは立命館大学。
そこにポゴオールジャパンのメンバーがやってきた。
フレッドのジャンプを徹底分析する。
世界記録更新の鍵を握るのは空気の圧力。
より高い圧力にするほど反発力は大きくなり高く跳べる。
そこでまず考えたのが最初から空気をたくさん入れておく作戦。
初めから気圧が高ければ踏み込んだ時に反発力はより強くなるはず。
ところが…。
足元をよ〜く見ると一番下まで踏み込めていない。
空気がカッチカチになり圧縮しきれなかった。
空気をたくさん入れる作戦はどうも難しい。
形状で何か工夫して何かできそうな事ってありますかね。
更に残念な結果が報告された。
フレッドの力から試算すると記録は2m99cm止まりだという。
世界記録は夢のまた夢…。
…と思いきや!今よりあと2cm空気を圧縮できれば3m20cm跳べるという。
ではどうやって踏み込みを深くするのか。
敵は摩擦抵抗。
究極に滑らかなホッピングを目指す!まず改良するのはこれパッキンだ。
筒と密着し空気が外に漏れるのを防ぐ。
しかし上下運動に伴い筒とこすれ摩擦抵抗を生んでしまう。
まずはフレッドがふだん使っているパッキンを取り寄せ摩擦を測ってみる。
断面はO型。
市販品でもよく見かけるごく普通のゴムパッキンだ。
これを筒の中で上下運動させる。
これは踏み込む時に17.8kg分の抵抗がある事を意味する。
これを限界まで減らす。
極めて難しい課題だ。
下手に摩擦を減らすと空気が漏れ台なしに。
さあ西川どうする?おもむろに取り出したのは特殊な形のパッキン。
その断面はU字型。
市販品に比べ筒と接する面積が少ない。
その分摩擦を減らせるとにらんだ。
でも空気漏れは大丈夫?そこは心配御無用!気圧が高くなると空気がパッキンを左右に押し広げる。
おかげで密閉性アップ!いけいけ〜!ところが西川の顔が曇る。
結果は387ニュートン。
何と市販品の倍以上の摩擦に!一体どうした?原因は最大2メガパスカルに及ぶ規格外の気圧。
ふだん取り扱う製品の倍の圧力だ。
そのためパッキンが潰れてしまった。
果たして西川に次なる妙案は舞い降りるのか?1週間後。
滑りやすく強度も高い樹脂でゴムを覆うという。
ツルッツルかつ頑丈になって一石二鳥。
しかし性質の違うゴムと樹脂を隙間なくくっつけるのは至難のワザだ。
西川も初めての試み。
このために金型も特注で用意した。
樹脂がゴムを覆いきれていない。
これでははみ出たゴムが滑りを悪くする。
そこでゴムの分量を僅かに減らす。
ここが腕の見せどころ。
樹脂で完全カバー成功!ゴムと樹脂が見事に合わさったU字型パッキンが誕生。
その実力は…。
もし高い圧力に耐えるパッキンができたら新商品として売り出せるかもしれない。
上司も思わず力が入る。
結果は51ニュートン。
摩擦は市販品の何と3分の1に激減!素材の特性を巧みに組み合わせ究極のツルッツルを実現。
なるほどね〜。
もちろんパッキンですから空気を絶対に逃がさない。
けどこれを滑らせないといけない。
これが実際作られたやつですか。
この今回のホッピングのためだけにですもんね。
(西川)そうですねはい。
ほんまやわツルッツルやわ。
どんなふうな性能があるのか実際にちょっとジュニアさんにも体感して頂きたくてこんなものを作って頂きました。
はい何でしょう。
お作り頂いた皆さんも前にお願いします。
こちらですねここの部分にパッキンが入っています。
通常のパッキンですね。
ほうほうほうほう。
これはここを引く形になっています。
はいはいはいはい…。
で今回のホッピングに合わせて作ったのがこちらです。
全然ちゃうわ。
あ滑りますね〜。
滑るな〜。
これは気持ちええわ。
これでもちろん空気が漏れる事はないんでしょ?大丈夫ですね。
従来…本来はこれなんですって。
これはこれでステキなんですけどもっとステキやからこれ。
まさにホッピングの中に入っているものです。
すご〜い。
すごいでしょ。
凄ワザ。
さああと2cm踏み込めれば3m20cm。
これを目指す事も…。
VTRの中にもありましたけれども。
今度は全体設計を手がける山内さんたちの挑戦が始まります。
世界記録を目指し更なる摩擦退治に取り組む。
目をつけたのは足元のがたつきを抑える軸受けだ。
上下運動する時にパッキンとともに摩擦の原因となる。
軸受けの摩擦を減らすため山内は足との隙間を可能なかぎり広げようと考えた。
まずは0.01mmの隙間で試してみる。
フレッドの力に見立てたおもりを落として調べる。
摩擦が減ればより深く沈み込むはずだ。
何といきなり目標の半分1cmを記録。
次は一気に広げて0.2mmの隙間に。
すると…。
がたつきが目に見えて大きい。
これではパッキンが筒に押しつけられてしまう。
軸受けの摩擦は減っても逆にパッキンの摩擦が増えるのだ。
軸がぶれず摩擦も小さい。
ちょうど良い隙間とは?0.01mm単位で試行錯誤。
ついに理想の隙間を発見!それは0.07mm。
改良前と比べると沈み込みの差は2cm。
世界記録が見えてきた!山内は完璧を追い求める。
摩擦を更に減らそうと目をつけたのは筒の部分。
内側を100分の1mm単位で精密に測定。
すると最大で0.4mmの凸凹があった。
これを砥石でツルッツルに磨いていく。
磨き続ける事2時間。
凸凹は0.03mm以内に収まった!スタジオ余裕で超えそうです。
これ見てたら余裕でいけそうな気する。
考えうるかぎりの手は打った!ツルッツルのパッキンにツルッツルの筒。
そして単体で2cmの沈み込みを達成した軸受け。
これで世界記録間違いなし!更に山内は異次元の記録を目指す。
空気をより圧縮するため足を長くする。
ホントこんなもん。
市販品よりも6cm長くするという山内。
一体どんな大記録が出るんだ?6月末バンクーバー。
アイラブカナダ!町はサッカー女子ワールドカップの開催でお祭り騒ぎ。
ここにフレッドも招かれているらしい。
そこにポゴオールジャパンの2人がやってきた。
完成したばかりの試作品をテストしてもらうためだ。
いた!フレッドだ!ホッピングのワザ一つで観客を沸かせていた!ショーは大盛況。
締めくくりはフレッドのおはこバク宙3連発!フレッド調子も万全だ。
記録への期待がますます高まる。
お祭り気分に浸ってばかりはいられない。
(山内)お邪魔しま〜す。
お疲れさまです。
あしたは運命のテストジャンプ。
やれるだけの事はやってきた。
いけるはずだ!
(山内)おっしゃ〜!おはようございます。
おはようございます。
あれっすか?あれですね。
(山内)よく作りましたねこんなとこに。
バスケットコートに。
さあ出来上がりました。
まずはその場で跳んでみる。
フレッドの感触は?好感触!さあいよいよテストジャンプだ。
まずは肩慣らし。
2m40cmから。
そのあとも失敗続き。
バーの高さを上げる事はできなかった。
世界記録どころかこのありさま。
やばいぞ!2015/09/04(金) 16:20〜16:50
NHK総合1・神戸
超絶 凄(すご)ワザ!「ホッピング世界記録を目指せ!」(前編)[字][再]

ホッピングの高跳び世界記録に挑戦!日本を代表する技術者や研究者が力を合わせて、3mを優に越す超大ジャンプを目指す。しかし、そのテストジャンプでまさかの事態が!?

詳細情報
番組内容
世界記録に挑戦!用いるのはホッピング。子どもの遊びと侮るなかれ。今やアメリカを中心に世界大会が開かれる最先端スポーツだ。ハイジャンプの世界記録はなんと3mを優に越す。超絶記録を可能とする動力は「空気圧」。現在開発中の介護負担を減らすパワーアシストスーツや、さらに空気で動く自動車まで。あらゆる分野から期待が寄せられる究極のエコエネルギーだ。日本のものづくり技術の粋を結集、究極のホッピング開発に挑む!
出演者
【出演】挑戦企業…コガネイ,三菱電線工業,アシックス,立命館大学教授…伊坂忠夫,【司会】千原ジュニア,池田伸子,【語り】千葉繁

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
バラエティ – その他

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