「きょうの健康」今週は「すい臓の病気徹底解説」をお送りします。
2日間一緒に学んで下さいますのはゲストタレントの堀ちえみさんです。
どうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願い致します。
堀さんはすい臓の大変な病気をされたんですね。
はい。
実は以前急性すい炎という本当に危険な病気で大変な思いをしました。
例えば大変な思いというのはどういう?とにかく痛みもすごかったですしあと家族に後から聞いたんですけれども実は「2〜3日が山でそれを乗り越えたら生還できると思います」という事まで言われたというとても恐ろしい病気を経験しました。
でも今本当お元気でね。
体験のお話とかあるいは疑問もおありかと思いますのでいろいろお聞きになって下さい。
よろしくお願い致します。
今週のラインナップご覧のようになっておりまして今日1日目です。
お話はご紹介します。
どうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
早速ですが今回のホットトピックスからお願いできますか?今回急性すい炎と慢性すい炎のガイドライン今年新たに改訂されました。
急性すい炎の場合は感染が非常に死因の一番大きい問題になります。
ですから重症におきましては抗菌薬の投与を検討する早期に投与するという事が織り込まれました。
それからもう一つは大量の点滴をするという事とそれから腸から栄養を与える事によって腸内細菌のバランスをとる事によって急性すい炎の成績がよくなるという事が分かりましたのでそれを開始するという事が織り込まれました。
それからもう一つの慢性すい炎でございますが慢性すい炎も今年改訂されまして慢性すい炎の中にも早期の慢性すい炎というのがあるというのが分かってきまして早期診断のための診断基準が初めて盛り込まれました。
それから慢性すい炎の方の約半分ぐらいの方が石ができるんです。
すい臓の中にすい石という石ができましてその新しい治療法が盛り込まれたという事がポイントですね。
今回はその病気について詳しくお話しさせて頂きたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
お願い致します。
まず堀さんに1つクイズを出したいと思いますがすい臓っておなかのどこにある…すい臓病気されてるから分かるかと思いますけど。
そうですね。
大きさがこれで合ってるか分かんないですけどこういう…。
ちょっと小さすぎますね。
ちっちゃすぎますかね。
そっか。
少し小さいですね。
じゃあこれが実際の絵ですけど大体これぐらいの大きさございます。
そういう感じなんだ。
すい臓の大きさはですね大体長さこれぐらいですね。
15センチから20センチ。
人によって違うんですけど胃の後ろに横たわってます細長い臓器でしてこの長さが大体20センチぐらいですね。
厚さが2センチ。
薄い所ですと1センチしかございません。
黄色い臓器なんですね。
例えますと平べったいトウモロコシのような感じがするんですけど。
すい臓の働きというものはどういうものがあるかという事なんですけれどもインスリンを分泌します。
これは血糖をコントロールするホルモンですね。
ですからこの分泌が悪くなりますと糖尿病になってくるという事ですね。
もう一つ重要な働きがあるんですけどこれは堀さんの病気急性すい炎と関係するどんな働きをしてるかご存じですか?う〜ん急性すい炎と…。
これは一つがホルモンでもう一つ重要な働き。
あっ消化ですね。
はい。
すい臓というのはこの消化酵素非常に強い食べ物を消化する酵素を出しております。
すい液ですね。
すい液を分泌するという。
まず胃の中で胃が描いてありませんですけれども食べ物が大体3時間から6時間ぐらいかかってかゆ状になるんですね。
それが少しずつ十二指腸の方へ流れていきます。
そうしますとここの所から十二指腸からホルモンが出るんですね。
ホルモンは何を働かすかというとすい液を出しなさいという指令を出すんですね。
そうするとすい液が流れていきます。
それと同時に胆汁も流しなさいという。
すい液と胆汁が同時に出だすんですね。
それによってかゆ状になった食べ物がここの中で混ざって十二指腸から小腸で分解されて消化していくという事ですね。
ですからすい臓というのはまさに消化酵素を作る工場といわれてます。
皆さん消化酵素というと普通唾液と胃液だと思ってみえるかもしれませんが確かに唾液も重要な消化をします。
一つが唾液アミラーゼです。
これは炭水化物ですね。
そういうものをするものでして同じ作用がすい臓にもあります。
すい臓のアミラーゼの方が更に強力です。
それからたんぱく質を分解する酵素としましては胃の中にはペプシンというのがあるんですけどペプシンよりもっと強いのがトリプシンというものですね。
それから脂肪を分解するのはリパーゼというんですけどこれはすい臓から出るんですね。
ですからすい液っていうのは炭水化物たんぱく質脂質三大栄養素というんですけどもそれを全てを消化するものを出すという事で非常に重要な臓器。
じゃあその力を示す映像を出したいと思うんですけどもこのビーカーには鶏肉のささ身が入ってますね。
これをこっちすい液です。
すい液というのは非常に透明なんですこういうふうにね。
それを入れてしばらく置いておきますとちょっと早送りですけど何もかき混ぜなくてもこうやって溶けていくんです。
うわっすごい。
で無くなっちゃうんです。
じゃあすごい強い液っていう事ですよね。
だからこれが体の中で起こってると。
うわ〜すごい。
すい液っていうのは一日どれぐらい我々分泌…一日の量としてはどれぐらいペットボトルではどうでしょうか?ペットボトルでですか?500ぐらいですかね?ちょっと違いますね。
えっ違う?500ミリリットルじゃなくて?これです。
これだけ。
最低でも1,000cc。
うわ〜!大体1,000から1,500が出されてます。
随分多いですよね。
それもダラダラダラダラと出されてる。
いつも出てるんですか?出てます。
食べても食べなくてもね。
食事をした時に分泌が増えます。
それは何で病気を起こすのか。
すい液と病気。
すい液というのは通常はすい臓の中では活性化といって消化酵素としての働きが働かないようにできてるんですね人間の体は。
防御で。
すい臓の中ですい臓で分泌される時は活性っていいまして消化酵素としての働きはまだ持ってないんですね。
通常十二指腸に出る事によって活性化されるんです。
だから食べ物は十二指腸で消化されるんです。
ところが何かの原因で…出るここへ行く途中で。
そうしますと活性化されたすい液が自分自身を溶かしてしまう。
消化してしまう。
それが自己消化。
自己消化っていう言葉聞きました。
ですからこれ怖いんですね。
すい臓のみならずすい臓の周囲の脂肪とか怖い時は血管動脈壁も壊してしまう大出血ですね。
そういう事を起こしてきます。
その○と□が原因って事ですか?そうです。
この○と□は何かお分かりでしょうか?こういう原因もありますよっていうふうに言われたのではアルコールやあと胆石。
そうですね。
正解ですね100点です。
私は胆石が大きいのが3つぐらいある事がその入院中の検査で分かったんですけれども結局どれが原因かっていうのは分からず。
これが急激に起こりますといわゆる急性すい炎で慢性的に…ほとんどアルコールなんですけどアルコールを慢性的に飲む方というのが繰り返す事によって慢性的な炎症になって慢性すい炎になってくる。
という違いですね。
それにしても最初にね急性すい炎になられたという事いつごろだったんですか?どういう状況で?2001年だったんですけれどもある日何か背中が痛いしみぞおちが痛い。
たまにムカムカする。
私あまり胃が強くなかったので胃が悪いんだと思って薬局へ行っていつものんでいる胃薬をのんでも全然効かないんですね。
まさかすい臓なんて思わないし胃だと思ってたんでそのまま旅行へ海外へ行っちゃったんです。
海外へ行ったんですか。
そうなんです。
でそのまま日本に戻ってきて飛行機を降りた瞬間にパッて何か…。
違和感感じたと同時に痛みが陣痛みたいにブワ〜ッと襲ってきて子ども4人連れて私一人でどうやって家まで帰ろうかと思ったんですけどとにかく冷や汗かきながら電車に乗って自宅に休みながら休みながら自宅に戻って夜だったので次の日の朝病院に行こうと思ったんですけどもう駄目で救急車で。
救急車で運ばれた?運ばれたというそんな状況でしたね。
すごい大変ですね。
堀さんもですから「周りが溶けて」と言われたっておっしゃってましたね。
だから自己消化ですよね。
堀さんもなられた急性すい炎ですね。
進行しますとインスリンの分泌が冒されますので糖尿病ですね。
皆さんご存じの糖尿病。
それから消化吸収障害によるやせとかそういう事が起こってきますね。
それからもう一つ一番怖いすい臓がん。
これは消化器がんの中で最も治療成績の悪いがんですね。
今その難治がんの代表でしてそれに対して治療法を全世界が全力で研究しているところですね。
少しずつよくなっております。
この3つの病気も増加しています。
これらの病気は実はお互い関係し合っておりまして急性すい炎が起こった患者さんの約15%から20%の方は慢性化します。
慢性すい炎の方のまた数%の方はすいがんになると。
危険因子ですねすいがんの。
それからすい臓がんの中でも早期の小さなすいがんができたりすると急性すい炎を起こすんですね。
ですからすい臓がんが急性すい炎の原因になる事がございます。
ですからこれら3つは非常に密接に関連し合ってるという事ですね。
私も定期的に今でも年に2回ぐらいはエコーで検査をしてすい臓の状態を見てもらっているんですけれどやっぱりエコー検査しか方法はないんですか?一番簡単なのはエコーなんですけれどもやはりちょっとでもエコーで異常があるんでしたら造影CTを撮られるっていう事が重要です。
まずはエコーで見て少しおかしかったら造影CTを撮るというのが。
なかなかすい臓を検査するっていう…みんな胃とか大腸の検査だとドックとかでやろうとする意識が働くんですけどすい臓っていうのはなかなか検査するっていうきっかけが。
なかなか難しいです。
今日は本当すい臓がどういう形でどこにあってどういう働きをしているかそれもポイントとしては自己消化自分で食べ物も消化するけど自身の臓器もそして周りの臓器も消化してしまうという事が分かりました。
教えて頂きました。
いかがでらっしゃいました?改めて体験者でらっしゃいますがどんな感想をお持ちになりました?やっぱり自己消化をしてるって最初主治医の先生から聞いた時はすごいショックだったんですけどでもやっぱり本当に早期に自分で自己診断しないで病院に行くっていう事が本当にすい臓の病気には一番大切なんじゃないかなというのは身をもって経験したので。
恐らく一歩遅れてたら危なかったかもしれないですね。
そうなんです危なかった。
酵素の映像を見たら私よく今生きてるなって。
先ほどね鶏のささ身を消化してる映像ですよね。
やっぱりすごいすい液って怖いですね。
人間にとって非常に重要な。
重要なんですけどね。
次回はまさしく一歩遅れていたら本当に危なかったとおっしゃったすい炎ですね。
急性すい炎について教えて頂きます。
今日はどうもありがとうございました。
2015/09/04(金) 10:40〜10:55
NHK総合1・神戸
先どり きょうの健康「すい臓の病気 徹底解説 すい臓とは?」[解][字]
すい臓は血糖値を下げるインスリンや消化液・すい液を分泌。すい液に異常が起こると、すい臓自身が溶け始め、急性すい炎・慢性すい炎などにつながる。すい臓の働きを紹介。
詳細情報
番組内容
すい臓は、血糖値を下げるインスリンを分泌する一方で、たんぱく質・炭水化物・脂質を分解する強力な消化液・すい液を分泌している。しかし、すい液に異常が起こると、すい臓自身が溶け始め、急性すい炎・慢性すい炎につながっていく。近年増加する、これらのすい臓の病気に対し、今年、最新の診療情報を盛り込んだガイドラインが相次いで改訂された。すい臓の働きとは?なぜ病気につながるのか?すい臓の病気の最新情報を紹介。
出演者
【ゲスト】堀ちえみ,【講師】三重大学大学院教授…伊佐地秀司,【キャスター】桜井洋子
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 高齢者
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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