癒し屋キリコの約束 #24【dボタンでQUOカード当たる!】 2015.09.03


(伝助)最近は頑固親父ってのが少なくなっちまったな。
(伝助)人間ってのはな自分のこだわってることだから頑固になんだよ。
なっ?あの親父が何にこだわって息子を追い出したのか。
息子の何がいってえ許せなかったのか。
そこに注目して見てみようぜ。
(チャーリー)プリーズヘルプミー。
(カッキー)
谷中商店街にある和食器工房黒木屋で修業中のイギリス人チャーリーさんからの相談事は自分の代で黒木屋を閉めることを決意した師匠の国義さんを何とか思いとどまらせてほしいというものでした
(キリコ)黒木屋って職人は国義って親父さんとチャーリーさんの2人だけだっけ?
何とキリコさんはネットに偽情報を書き込み…
(義徳)黒木屋閉店についてなんですけど。
(彩子)お兄ちゃん。
(義徳)彩子。
彼が今回のターゲット。
黒木屋の一人息子義徳さん
実は色々事情があり勘当の身だったのですが…
(キリコ)さあ一勝負といきますか。
さてこの顛末やいかに…
(彩子)ちょっと落ち着いてよお兄ちゃん。
(義徳)これが落ち着いていられっか。
親父が倒れでもしたんならともかくまだ還暦過ぎたばっかだぞ。
なのに引退して店閉めるだなんて。
この野郎。
(清助)おうおうおうおうおう。
落ち着けよ義徳ちゃん。
ほら。
(義徳)清ちゃん。
(清助)色々あるだろうけどさここんとこは僕に任せて。
うん?
(義徳)子供んときから清ちゃんはいっつもそんな物言いするけどあんたを頼ってよかったってこと一度だってないよ。
(清助)あっ…。
(敦也)俺なら頼りになるだろう。
(清助)あっ。
(義徳)アッちゃん。
(敦也)悪がきから救い出してやったこと一度や二度じゃねえぞ。
話はだいたい見当がついてる。
黒木屋閉めるって話聞いて慌てて5年ぶりに谷中に舞い戻ってきたってとこだろう?あっ。
ああ。
(キリコ)でもあんたはさ5年間頻繁に彩子ちゃんとは連絡を取ってた。
い…いや。
(キリコ)一切連絡も取ってなかったら最近チャーリーが内弟子になって彩子ちゃんと恋仲になってるなんて知るわけないじゃん。
本来の黒木屋の八代目候補さんよ。
恐れ入りました。
(清助)えっ?えっ?彩ちゃん。
チャーリーと?
(彩子)あっ。
うん。
(敦也)だけどキリコ。
何でそんなことお前知って…。
(キリコ)チャーリーの携帯の待ち受け画面。
(清助)なるほど。
それはめでたい。
めでたくはない。
今回のお家騒動は全てがそこから始まった。
話せば長いことながら簡略化して一括変換するとバカな兄貴とけなげな妹。
全ては車寅次郎と妹さくらの物語に帰結する。
(清助)あのう。
ちょっとよく分かんねえんだけど。
(千香)あんたもバカ息子仲間だからよ。
ムッシュ清助。
(清助)何?ご苦労さま。
千香ちゃん。
あんたって意外と優秀なスパイだね。
(千香)この町で生まれ育って常にアンテナ張り巡らしてますからね。
毎晩毎晩酒食らって「昔はよかった」なんて傷口なめ合ってるそんじょそこらの後継ぎ息子とは格が違わぁ!
(清助)何!?でさあんたたち国際結婚すんの?
(彩子)まあできれば。
どっちに暮らすの?日本?イギリス?それは…。
(チャーリー)僕は日本にいてもいいと言っているんですが。
(敦也)じゃあ話は簡単だ。
いりゃあいいじゃねえか。
あの頑固親父のことなら俺が力ずくで説得してやる。
なっ?入道さん。
そういうの説得って言わないの。
恐喝っていうのよ。
犯罪だよ?ともかくさ事はそう簡単じゃないのよ。
国義さんは木製食器の将来を巡って義徳さんと方針の違いの溝が埋められず…。

(国義)《義徳。
俺はお前のやり方は断じて認めねえ》
(国義)《破門だ。
勘当だ!》
(清助)そっか。
いやいや。
うちの猫まんじゅう。
いつもごひいきにしてくださってありがとうございます。
(千香)こらこら。
ムッシュ清助。
それ関係ない。
破門。
勘当。
所払いで出ていってしまった長男。
幼いときから手伝いはしてきたものの…。
(国義)《違う》兄の破門でいきなり後継ぎにされそうになり悩みに悩んだ妹。
そこにさっそうと現れたのが…。
(チャーリー)《エクスキューズミー。
お願いです》
(チャーリー)《師匠。
私を弟子にしてください》生まれ育った実家が英国の名門木工細工の家だったチャーリーはたちまちのうちに免許皆伝。
そこまでは順風満帆。
だがけなげな黒木彩子の内心は実に実に複雑。
時は今をさかのぼること5年前。
兄義徳は優しくて腕もそれなり。
後を継ぐ資格はじゅうぶんにある。
がしかし黒木屋の将来を思うが故に頑固親父と対決。
揚げ句の勘当。
妹はそんな兄に跡目を継がせたい。
でもしかし。
でもしかーし。
相思相愛の英国青年もむげにはできない。
清純な下町の太陽黒木彩子の心は乱れに乱れたのでありました。
でさ八代目。
あんたと七代目との確執っていったい何なのさ?
(義徳)ワインクーラーなんです。
(カッキー)えっ?ワインクーラー?
(義徳)日本の木工細工は今や世界中で注目の的で。
代々うちが作ってきた食器ももてはやされている。
そう。
親父が初めて手掛けたこういうようなコーヒーカップもね。
それに注目した大手商社は提携という名目でうちみたいな職人を買収したりして続々と系列化してるんですが。
でも俺はそういうんじゃなくて新しい木工細工を開発してパテントを取って自分とこで手掛けたいって考えて。
(敦也)でワインクーラーを?
(義徳)今昔の木の冷蔵庫がよく冷えるって評判になってるみたいにいけるんじゃないかと。
(清助)そしたら国義さんの反対に遭った。
はい。
(国義)《新たなものを開発するより義徳》《今お前にとって大切なのは技を磨くことだ》
(義徳)《分かってるよ。
でもこのままじゃうちはつぶれる》
(国義)《うちの作品の価値を分かって長い間愛用してくださる方々のためだけに提供していけばいいんだ》
(義徳)《代が替わればそうはいかなくなるさ》《こないだだって品物届けに伺ったら「祖父母も亡くなりましたしこれを限りにお取引を見直させていただきます」って》《父さん。
時代は刻々変わってきてんだよ》《100円ショップの安価品だけじゃない》《今や東南アジアからそれなりの手作り食器が入ってくる時代なんだ》
(国義)《黒木屋はあくまでも黒木屋だ》《ワインクーラーなどに黒木屋の刻印は押させんからな》見たよ。
勘当されても破門されてもこつこつ木工細工は続けてんだね。
(義徳)それしか…。
それしかできないから俺。
あんた勝負してみる気ない?勝負?誰と?いつ?どこで?何を懸けて?それだけ立て続けに質問してくるってことはあんたまんざらでもないね。
(義徳)いまさら失うものなんか何もないから。
よし。
この黒木屋の将来はこのキリコが預かった。
(国義)そうか。
結婚するか。
(チャーリー)はい。
お許し願いたいです。
(国義)彩子。
異国での生活は苦労するぞ。
覚悟はできてんのか?
(彩子)ええ。
でも…。
お父さん。
私たちここで一緒に暮らすつもりで…。
(国義)ならん。
チャーリー。
お前の父さん体の具合が悪いんだろ?
(チャーリー)はい。
(国義)お前は長男だ。
後継ぎだ。
イギリスの木工細工の技術を守っていく責任がある。
そうは思わんか?長い間男手一つで育てたふつつかな娘だがどうかよろしく頼みます。
(チャーリー)師匠。
(彩子)お父さん…。
(国義)幸せにしてやってくれ。
(彩子)でもお父さん。
私がいなくなっちゃったら…。
新しい注文は全部断った。
(国義)去年の軽い脳梗塞のせいで右手がちょっとしびれるんだ。
今はまだ大丈夫だがそのうちちゃんとした作品はこさえられなくなる。
引退の時期だ。
黒木屋は閉める。
チャーリー。
俺が教えた心と技はお前がイギリスで継いでくれ。
いつもにも増しておいしいコーヒー入れるんだよ。
うまくいかなかったらあんた辞めてもらうからね。
(カッキー)ハァー。
とんだとばっちりだ。
何か言った?何にも言ってませーん。
(彩子)《お父さん。
ひとつお願いがあるんだけど》《大きな勝負の審査員をしてもらいたいの》
(国義)《大きな勝負?》勝負が始まるよ。
始まるよ。
(涼)何なの?俺バイク便の仕事あんだけど。
2億数千万円。
(涼)えっ?黒木屋の土地と家屋の不動産価値。
プラス技術と技。
ひっくるめりゃ5億はくだんない。
そんだけを懸けた世紀の大勝負。
涼君見たくないの?
(涼)そりゃ見たいけど。
いったい何が始まるの?カッキーの入れたコーヒーをチャーリー・ホワイトウッドと黒木義徳それぞれが作ったカップで飲んでもらう。
さあてどっちのカップがおいしく感じるか。
心が和むか。
それが勝負。
(キララ)えっ?そんなんで5億円もの大金が動くの?動く。
確実に動く。
でも問題は金額じゃない。
(キララ)じゃあ何?日本の職人の心意気。
(キララ)分かる?
(キララ)涼君は?
(涼)バイク便にもそれなりに職業的心意気ってもんがあんだけどな。
(敦也)だけどよ肝心の審査員が来ねえじゃねえかよ。

(ドアの開く音)判定。
判定。
さあ国義さん。
どっちが心和む一杯だったかしら?勝負あったね。
チャーリーの勝ち。
(義徳)どうして?どうして俺のじゃないんですか?えっ?どうして?
(国義)義徳。
デザイン色合い滑らかさ。
全て大したもんだ。
だがなお前のものにはまだまだ優しさが足りない。
(義徳)優しさが?
(国義)思いやりと言ってもいい。
ねえ。
気が付かない?国義さんの指の大きさに合わせて微妙に型を変えてあんの。
チャーリーはねそのためにわざわざ取っ手の部分を削り直したの。
値段は高いのに黒木屋の食器が愛されるのはなぜ?日本の伝統のおもてなしの心があるからでしょ?優しさや思いやりなくしておもてなしとはいえない。
義徳さん。
あなたの技術は大変なものだと思う。
でもね技だけでは人は納得させられない。
心がなければ。
(義徳)心…。
その心をつかみ取る前にあなたは経営第一の道を歩みだしてしまった。
だから国義さんはあなたをたしなめるために…。
破門し勘当した。
お前は俺の技を子供のころから見て育ち修業してつかみ取った。
だがな義徳。
肝心なのは買ってくださるお客さま一人一人に合わせる心だ。
その人の手の大きさ指の形。
それを推し測って作る心だ。
(国義)黒木屋の食器はそうやって技と心で作りあげるものなんだ。
(国義)これは…。
あなたが最初に作ったコーヒーカップ。
(国義)これが何でこの店に?先代のオーナーがね品評会で一目で気に入って買い求めてこれを使ってた。
この店を譲られたとき私これももらったの。
義徳さん。
この頑固親父もねあなたと同じだったのよ。
(義徳)俺と同じって?あなたのおじいさん。
つまり先代にずっと認められなかったの。
だよね?おじいさんの代まで黒木屋はずっと和物ばかり作ってた。
親父さんが初めてコーヒーカップを作ったの。
でもおじいさんはなかなか。
お前の作るものには心がないって。
親父さんはねあなたにも自分と同じ道を歩んでほしくなかったのよ。
だから…。
(義徳)自己満足だった。
(義徳)破門されて一人きりになって意固地になって。
結果あざといテクニックだけに走るようになって。
職人として一番大切にしなきゃいけないものをいつしか忘れちまっていた。
(義徳)俺には黒木屋を継ぐ資格なんてありません。
もう一度ゼロからやり直します。
(敦也)おい。
ちょっちょっ…。
(千香)よっちゃん。
ちょっと。
(清助)義徳ちゃん。
おい。
おい。

(ドアの閉まる音)
(国義)チャーリー。
彩子をよろしく頼むぞ。
今の注文をこなしたら黒木屋はつぶすしかない。
キリコさん。
これでいいんですか?取りあえずはね。
取りあえず?カッキー。
カラオケ行こう。
(敦也)はあ?
(カッキー)えっ?
(一同)えっ?えっ?えっ?ちょっ。
おい。
ちょっ…。

(ドアの開く音)
(男性)・「よくある話じゃないか」・「世の中…」うん?
(カッキー)義徳さん。
私が呼び出した。
(カッキー)えっ?何で?ちょっとね。
歌を聞かせるために。
・「泣いてたまるか泣くのはしゃくだ」・「泣けば喜ぶ奴ばかり」・「意地が男のつっかい棒だ」・「ぐっとこらえて持ちあげろ」・「敗けて死ぬのは死ぬよりつらい」・「死ぬよりつらい」・
(戸の開く音)
(義徳)お願いです!もう一度初歩から鍛えてください!心を。
職人の心をつかみ取りたいんです。
チャーリーの弟弟子になっても構いません。
(義徳)父さん。
いえ。
師匠!
(国義)門はいつでも開けてある。

(カッキー)ただいま。
あれ?国義さんのカップしまっちゃったんですか?うん。
あれでコーヒー飲んでみたかったです。
私が入れたコーヒー飲むなら特別に使用を許可する。
キリコさんが入れたコーヒー?うん。
慎んでご遠慮させていただきます。
これだ。
まっそのうちあんたにぴったりのコーヒーカップ息子さんがこさえてくれるよ。
そうなるといいんですけど。
開店だよ。
開店だよ。
そろそろ開店時間だよ。
そろそろ開店時間だよ。
いやぁ。
しかしまあキリコも大したやつだよ。
えっ?頑固親父の気持ちを見抜いて息子をもう一度弟子入りさせちまうんだからな。
えっ?あの親父が一番こだわってたのは技じゃなくして実は心だったんだよ。
考えてみりゃあ頑固親父ってのは不器用なだけでホントは優しい人間なのかもな。
2015/09/03(木) 13:25〜13:55
関西テレビ1
癒し屋キリコの約束 #24[字][デ]【dボタンでQUOカード当たる!】

今週は小6の我が子の「夏の恋」に振り回される母親達と、跡継ぎ問題で揺れる老舗和菓子屋家族をキリコが癒す!それぞれのキーワードは「テスト」と「コーヒーカップ」!?

詳細情報
番組内容
<時代遅れのコーヒーカップVS最先端のワインクーラー>
キリコ(遼河はるひ)は「和食器工房 黒木屋」の店主・国義(大森博史)に縁を切られた息子・義徳(片山享)を、義徳の妹・彩子(宮下ともみ)と共謀して、純喫茶・昭和堂に呼び出す。義徳は国義の跡を継いで8代目となるはずだったが、5年前に店の経営方針を巡って父と衝突。そのまま破門かつ勘当されていたのだった。
番組内容2
 木製ワインクーラーを作るなど、新たな木工細工を開発して時代に合った店にしたかった義徳と、お得意だけを相手にした商売を続けてきたものの、閉店を考えている国義。そんな黒木屋のゴタゴタを何とかすべし!と、キリコは義徳にある勝負を持ちかけ、黒木屋の荒療治を始める。義徳と、国義の外国人弟子・チャーリー(DARIO)の作ったコーヒーカップのうちどちらが心和む一杯なのか、勝敗を決めるというのだ。
番組内容3
しかも、その判定するのは義徳の父であり師匠であった国義!さらに、義徳の妹・彩子の婚約相手がチャーリーだと分かり、事態はどんどんフクザツに…。職人の意地をかけた大一番。果たして、その勝負の行方は!?
出演者
有村霧子:遼河はるひ 
柿崎照美:前田亜季 
上山 涼:戸塚祥太(A.B.C−Z) 
小出清助:長谷川朝晴 
都幾川敦也:小林正寛 
キララ:中山来未 
本城 栞:吉原茉依香 
小笠原千香:月船さらら ほか
スタッフ
【原作】
森沢明夫『癒し屋キリコの約束』(幻冬舎文庫)
【脚本】
佐伯俊道 
吉高寿男 
【演出】
星田良子 
【プロデュース】
市野直親(東海テレビ) 
高橋萬彦(共同テレビ)
【音楽】
森英治 
【主題歌】
「Thank You For The Music」ラストヒロイン(中山来未)(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
【制作・著作】
共同テレビ
【制作】
東海テレビ
ご案内
【公式サイトURL】
http://tokai−tv.com/iyashiya_kiriko/
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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