首相、女性の人権侵害根絶に決意　国連組織開所式に出席

　安倍晋三首相は３０日、女性の地位向上を目指す国連組織「ＵＮウィメン」（本部・米ニューヨーク）の日本事務所（東京都文京区）開所式に出席し、女性の人権侵害根絶に取り組む決意を訴えた。「２１世紀を女性に対する人権侵害のない世界にしていく」と述べた。

　ＵＮウィメンは２０１０年、女性の社会参画拡大や女性への暴力廃絶を掲げ、国連女性開発基金（ＵＮＩＦＥＭ）など国連の関連４組織を統合する形で設立した。首相は日本事務所の開所について「若い人たちに、日本や世界の女性をめぐる課題を考え、行動してもらえる良い機会になる」と強調した。