中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

菊地絵理香、順手パットで2位発進 そろそろ私の順番!!

2015年9月5日 紙面から

18番でバーディーパットを放つ菊地絵理香=みずなみCCで(野村和宏撮影)

写真

◇ゴルフ5レディス<第1日>

▽4日、岐阜県瑞浪市・みずなみCC(6559ヤード、パー72)▽曇り、気温25度、風速3・9メートル▽賞金総額6000万円、優勝1080万円▽108選手(うちアマ4人)▽観衆3375人

 菊地絵理香(27)=オンワードホールディングス=が5バーディー、1ボギーの68をマーク。ツアー2勝目へ向け、首位と1打差2位の絶好スタートを切った。ショットはまだ本調子ではないというが、順手グリップに戻したパッティングが奏功している。外国人勢が上位を占める今季賞金ランクで日本人最上位の4位。ランクトップを独走中で5アンダー首位発進のイ・ボミ(韓国)に一矢報いることができるかどうか。菊地と並ぶ4アンダー2位に若林舞衣子(27)=ヨネックス、3アンダー4位に堀琴音(19)=東芝=ら10人が続く混戦模様だ。

 優勝はやっぱり順手でつかみ取る!! 「ゴルフ界のエリカ様」こと、菊地が4月のKKTバンテリンレディスでのツアー初Vに次ぐ2勝目へ、1打差2位の絶好発進だ。

 「ショットがあまりよくなかったんですよ。ドライバーショットもけっこうラフに入れてるから68で回ったっていう感じがしない。でもパッティングがよかったので」。前週の北海道・小樽CCとは大きく性格の違うグリーンに戸惑う選手もある中、「私は先週タッチが合ってなくて、今週は合っている。だからいい感じに打ててます」。

 この日のパット数は出場108選手中最少の25。3番で5メートルを決めたのを皮切りに、4番でボギーを1つはさんだが、6番では12メートルを、後半は10、13、14番で4メートル、2メートル、8メートルのバーディーパットを次々に沈めてV圏につけた。

 7月中旬のサマンサタバサレディスの開催週からクロスハンドで握っていたパッティンググリップを、前週最終日から順手に戻したという。「引っかけが多くて、利き手が邪魔している感じがしたので、クロスハンドにしたら良くなった。でも今度は球がつかまりにくくなって…。今はパターの芯でつかまった球が打ててる」。4月の初V前後は平均パット数ランキングでもトップを走り、それがそのまま好成績につながっていただけに、この復調は2勝目へ何よりの明るい材料だ。

 「ショットは優勝争いできるような調子じゃないけど、1打差だし、あしたからも(Vを)意識しながらラウンドしたいと思います」。今季絶好調のイ・ボミを向こうに回してのV2なら、それこそ実力の証明になる。 (月橋文美)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ