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【プロ野球】

バレ、7日に帰ってくる ヤクルトVの使者だ

2015年9月4日 紙面から

 14年ぶりのV奪還を狙うヤクルトに『あの男』が戻ってくる。今季初出場した4月24日巨人戦(神宮)で左太ももを肉離れし、米国に帰国して5月に手術を受けたウラディミール・バレンティン外野手(31)が、7日に再来日する。

 「(優勝争いで)接戦が多くなる中で、山田以上に本塁打を期待できる打者が戻ってくるのは大きい。状態を確認してからだが、楽しみ」

 真中監督は期待感を膨らませたが、すんなり戦力になる訳ではないようだ。衣笠球団社長は「即試合に出られるような完全な状態ではない。前回のこともあるので、リハビリの最後の仕上げをこちらで、渡部(メディカルディレクター)の前でやってもらう」と説明した。

 8日に埼玉県戸田市の2軍施設で状態をチェックし、2軍戦に数試合出てから、1軍昇格時期を検討する。今季のバレンティンは昨年の左アキレスけん手術で出遅れ、2軍で2試合、6打席だけで1軍に復帰した。だが、復帰戦の守備で左太ももを肉離れし、再び長期離脱。本人の強い希望があったとはいえ、社長も監督もこの反省を踏まえて慎重だ。真中監督は「早くても18日巨人戦(神宮)くらいになるんじゃないか」と話した。

 8月に2度、視察に訪れた奥村国際グループ次長によると、現状は決して楽観視できない。

 「ケージ内で打ったり野球の動きもしているが、室内中心。長距離ランニングをしていないので、見た目はちょっと太ってた。場所を変えてリハビリを継続していくことになる」

 それでも期待したくなるのがバレンティンだ。山田、畠山とのクリーンアップはド迫力。2年前に60発を放った超大砲が、大混戦のV争いに決着をつけるかもしれない。 (竹村和佳子)

 

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