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【プロ野球】

ヤクルトの山田、今季28盗塁目でトリプルスリーに“マジック2”

2015年9月5日 紙面から

ヤクルト−広島 1回裏1死二塁、左前に先制適時打を放ち、笑顔を見せる山田=神宮で(吉澤敬太撮影)

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◇ヤクルト4−2広島

 ヤクルトが4連勝。1回に山田の適時打とミレッジの1号2ランで3点を先制し、8回は失策で1点。石川は5回1失点で9勝目を挙げ、6回以降は5投手で逃げ切った。広島はジョンソンの立ち上がりの失点が痛かった。

     ◇

 乗ってる男が偉業にまた一歩近づいた。3−1で迎えた5回2死一、三塁。広島先発・ジョンソンの執拗(しつよう)なけん制を受け誘い出されたヤクルト・山田は、そのまま突き進んで二塁を陥れた。

 「いけると思ったけど、一塁に投げたんで…。欲を出しすぎた」。そんな反省の言葉が口をついたが、これで28盗塁。打率3割3分0厘、33本塁打と合わせて、過去8人しか達成していない打率3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーにあと2盗塁に迫った。「貪欲に行きます」。背番号23も、偉業達成へ意欲満々だ。

 この日は、8月の月間MVPを2カ月連続で受賞。「自分が打たないとチームも勝てない」と主軸の自覚を示した23歳は初回には先制の左前打。8回1死では左前打で出塁すると、続く畠山の捕ゴロが一塁悪送球となる間に一気に生還し打つだけでなく足でも魅せた。

 チームは4連勝で、首位・阪神とは0・5ゲーム差のまま。真中監督は「一日ずつ、一試合ずつ、しっかり取っていきたい」。山田の偉業達成が14年ぶりのリーグ優勝につながる。 (洪経人)

 

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