東芝 Dynabook Satellite J50 のCPU換装後の動作テスト。
前回紹介させていただきました「東芝 Dynabook Satellite J50 のCPUを交換してみる」にて、東芝のノートパソコン Dynabook Satellite J50 のCPUを、標準の Intel Celeron M 360J(1.40GHz) から、Intel Pentium M 740(1.73GHz) への換装作業に付いて、詳しく紹介させていただきました。
今回はいよいよ、CPUを換装後の動作テストです。
CPUを Celeron M 360J から Pentium M 740 へ換装した効果を調べる為に、CPU情報を詳細に確認出来るソフトウェア CPU-Z と、ベンチマークソフトウェア CrystalMark 2004 を使用して、確認してみる事にしました。
尚、テストする環境としては、下記の仕様で行いました。
●OS:Microsoft Windows XP SP3
●Memory:DDR2 PC-5300 512MB x 2
●HDD:S-ATA 40GB
●Color:1024 x 768 16Bit Color
●Software:CPU-Z Ver 1.61.3
●Software:CrystalMark 2004
●Software:CrystalCPUID Ver 4.12.3.338
先ず、CPUを換装する前の状態を、CPUの詳細情報を表示出来る CPU-Z を使用して、詳細な内容を確認しておきましょう。
CPU-Z CPU タブの Celeron M 360J の情報

CPUの名前や動作周波数、コードネーム等の情報が、解ります。
ここで注目すべき内容は、コア速度(CPUの動作周波数)と定格FSB、バス速度の内容です。
Celeron M 360J では、定格の約 1.4GHz にて動作している事が確認出来ます。
また、FSB(CPUやメモリーの基本動作周波数)が、約 400MHz である事も確認出来ます。
バス速度に付いても、約 100MHz である事が、確認出来ます。
続いて、マザーボードの状態を、Minboard タブにて確認してみましょう。
CPU-Z Mainboard タブの情報

製造元、チップセット、BIOSのバージョン等の情報が、確認出来ます。
では、CPUを Pentium M 740 へ換装した結果はどうなのかを、同じく CPU-Z にて確認してみましょう。
CPU-Z CPU タブの Pentium M 740 (1.73GHz) 時の情報

これは、Pentium M 740 が定格動作時 (1.73GHz) の時の情報ですが、きちんと動作している事が確認出来ます。
定格FSBの内容が、約 533MHz に上昇している事が確認出来ますし、バス速度に付いても、約 133MHz に上昇している事も確認出来ます。
以上の事から、CPUの動作速度が単に上昇したのではなく、基本となる動作周波数(定格FSB、バス速度)等に付いても、Celeron M 360J の時より明らかに上昇しています。
これらの効果は、操作時にも起動時にも、明らかに早く軽くなった事を感じる事が出来ます。
やはり、CPU換装の効果は、決して少なくないと言えると思います。
次に、Pentium M 740 が最小動作時 (800MHz) の時の情報ですが、きちんと動作している事が確認出来ます。
CPU-Z CPU タブの Pentium M 740 (800MHz) 時の情報

バス速度や定格FSBの値はそのままに、コア速度(CPUの動作周波数)や Core VID (CPUの動作電圧)が下がっています。
CPUの負荷率が低くなった時に、CPUの動作周波数と動作電圧を下げる事により、CPUの発熱を下げ、低消費電力の動作モードで動作している事を、表しています。
では、ベンチマークソフトを使用して、CPU換装前と後で、どの程度の変化があったのかを、数値で確認してみたいと思います。
先ずは、Celeron M 360J 時の CrystalMark 2004 の結果です。
CrystalMark 2004 Celeron M 360J の結果

続いて、Pentium M 740 の時の CrystalMark 2004 の結果です。
CrystalMark 2004 Pentium M 740 の結果

比較しますと、グラフィックの数値も少し上昇している事が確認出来ますが、最も数値が上昇しているのは、CPUの項目とメモリーの項目です。
思っていた通りの結果ですが、これだけ数値が上昇していれば、効果は十分です。
予定通りの結果が得られて、満足出来ます。
と、ここまでの説明を読んでいると、完璧にCPU換装の効果と結果が得られているように思われると思いますが、1つ大きな問題が発覚いたしました。
CPUを Pentium M 740 へ換装した事により、CPUの動作周波数や動作電圧を、動的に可変出来る、SpeedStep/EIST が有効になっています。
これは、CrystalCPUID というソフトウェアを使用する事で、SpeedStep/EIST 機能が使用可能かどうかが、このソフトウェアで確認出来ます。
SpeedStep/EIST の項目は、使用可能と表示されています。
CrystalCPUID にて得られた Pentium M 740 の情報

CPUに対して何も設定しない状態で、そのまま起動させた場合は、必ず最小動作周波数でCPUが起動して来る、という問題です。
これは、SpeedStep/EIST に対応していないBIOSが搭載されたノートパソコンに、SpeedStep/EIST に対応したCPU(Pentium M 740 等)を搭載した時と、全く同じ現象になっている、という事です。
言い換えると、今回の東芝 Dynabook Satellite J50 に、CPUを Pentium M 740 へ換装すると、CPUに対して動作周波数や動作電圧を設定するソフトウェアを使用しない場合は、必ず最低の動作周波数で動作する、という事なんです。
つまり、東芝 Dynabook Satellite J50 でCPUを Pentium M 740 へ換装した場合、Pentium M 740 の能力を最大限発揮させる為には、CPUの動作周波数や動作電圧を、動的に可変させる事が可能な何等かのソフトウェアが、必ず必要になるという事です。
私の場合は、CrystalCPUID というソフトウェアを使用し、動作パターンは下記のように設定して使用しています。
CrystalCPUID にて起動倍率と動作電圧を設定した内容

CPUに大きな負荷が掛かった時に、CPUの起動倍率を13倍に変更し、定格動作周波数の 1.73GHz で動作するようにする。
この時のCPU動作電圧は、定格電圧の 1.308V になるように設定しておく。
CPUの負荷が少なくなった時は、CPUの起動倍率を6倍に変更し、最小動作周波数の 800MHz で動作するようにする。
この時のCPU動作電圧は、最小動作電圧の 0.988V になるように設定しておく。
そして、この CrystalCPUID ソフトウェアを、パソコンが起動した時に自動的に常駐するように、スタートアップ等に登録しておき、常にこの CrystalCPUID ソフトウェアにて、CPUの負荷率に応じて、臨機応変にCPUの起動倍率と動作電圧を、設定変更させるようにする。
これらの設定を行う事で、Pentium M 740 の機能を最大限引き出し、またCPUの負荷が軽い時には、徹底的に低消費電力化を実現させる事が、可能となりました。
今回のCPU換装により、今まで解らなかった事が、色々と判明しましたが、東芝 Dynabook Satellite J50 のセレロンモデルにて、CPUを換装してみたいと考えておられる方々に、少しでもお役に立てれば幸いです。
私の場合は、今回のCPU換装が、結果的には良かったと思って」おります。
今回はいよいよ、CPUを換装後の動作テストです。
CPUを Celeron M 360J から Pentium M 740 へ換装した効果を調べる為に、CPU情報を詳細に確認出来るソフトウェア CPU-Z と、ベンチマークソフトウェア CrystalMark 2004 を使用して、確認してみる事にしました。
尚、テストする環境としては、下記の仕様で行いました。
●OS:Microsoft Windows XP SP3
●Memory:DDR2 PC-5300 512MB x 2
●HDD:S-ATA 40GB
●Color:1024 x 768 16Bit Color
●Software:CPU-Z Ver 1.61.3
●Software:CrystalMark 2004
●Software:CrystalCPUID Ver 4.12.3.338
先ず、CPUを換装する前の状態を、CPUの詳細情報を表示出来る CPU-Z を使用して、詳細な内容を確認しておきましょう。
CPU-Z CPU タブの Celeron M 360J の情報
CPUの名前や動作周波数、コードネーム等の情報が、解ります。
ここで注目すべき内容は、コア速度(CPUの動作周波数)と定格FSB、バス速度の内容です。
Celeron M 360J では、定格の約 1.4GHz にて動作している事が確認出来ます。
また、FSB(CPUやメモリーの基本動作周波数)が、約 400MHz である事も確認出来ます。
バス速度に付いても、約 100MHz である事が、確認出来ます。
続いて、マザーボードの状態を、Minboard タブにて確認してみましょう。
CPU-Z Mainboard タブの情報
製造元、チップセット、BIOSのバージョン等の情報が、確認出来ます。
では、CPUを Pentium M 740 へ換装した結果はどうなのかを、同じく CPU-Z にて確認してみましょう。
CPU-Z CPU タブの Pentium M 740 (1.73GHz) 時の情報
これは、Pentium M 740 が定格動作時 (1.73GHz) の時の情報ですが、きちんと動作している事が確認出来ます。
定格FSBの内容が、約 533MHz に上昇している事が確認出来ますし、バス速度に付いても、約 133MHz に上昇している事も確認出来ます。
以上の事から、CPUの動作速度が単に上昇したのではなく、基本となる動作周波数(定格FSB、バス速度)等に付いても、Celeron M 360J の時より明らかに上昇しています。
これらの効果は、操作時にも起動時にも、明らかに早く軽くなった事を感じる事が出来ます。
やはり、CPU換装の効果は、決して少なくないと言えると思います。
次に、Pentium M 740 が最小動作時 (800MHz) の時の情報ですが、きちんと動作している事が確認出来ます。
CPU-Z CPU タブの Pentium M 740 (800MHz) 時の情報
バス速度や定格FSBの値はそのままに、コア速度(CPUの動作周波数)や Core VID (CPUの動作電圧)が下がっています。
CPUの負荷率が低くなった時に、CPUの動作周波数と動作電圧を下げる事により、CPUの発熱を下げ、低消費電力の動作モードで動作している事を、表しています。
では、ベンチマークソフトを使用して、CPU換装前と後で、どの程度の変化があったのかを、数値で確認してみたいと思います。
先ずは、Celeron M 360J 時の CrystalMark 2004 の結果です。
CrystalMark 2004 Celeron M 360J の結果
続いて、Pentium M 740 の時の CrystalMark 2004 の結果です。
CrystalMark 2004 Pentium M 740 の結果
比較しますと、グラフィックの数値も少し上昇している事が確認出来ますが、最も数値が上昇しているのは、CPUの項目とメモリーの項目です。
思っていた通りの結果ですが、これだけ数値が上昇していれば、効果は十分です。
予定通りの結果が得られて、満足出来ます。
と、ここまでの説明を読んでいると、完璧にCPU換装の効果と結果が得られているように思われると思いますが、1つ大きな問題が発覚いたしました。
CPUを Pentium M 740 へ換装した事により、CPUの動作周波数や動作電圧を、動的に可変出来る、SpeedStep/EIST が有効になっています。
これは、CrystalCPUID というソフトウェアを使用する事で、SpeedStep/EIST 機能が使用可能かどうかが、このソフトウェアで確認出来ます。
SpeedStep/EIST の項目は、使用可能と表示されています。
CrystalCPUID にて得られた Pentium M 740 の情報
CPUに対して何も設定しない状態で、そのまま起動させた場合は、必ず最小動作周波数でCPUが起動して来る、という問題です。
これは、SpeedStep/EIST に対応していないBIOSが搭載されたノートパソコンに、SpeedStep/EIST に対応したCPU(Pentium M 740 等)を搭載した時と、全く同じ現象になっている、という事です。
言い換えると、今回の東芝 Dynabook Satellite J50 に、CPUを Pentium M 740 へ換装すると、CPUに対して動作周波数や動作電圧を設定するソフトウェアを使用しない場合は、必ず最低の動作周波数で動作する、という事なんです。
つまり、東芝 Dynabook Satellite J50 でCPUを Pentium M 740 へ換装した場合、Pentium M 740 の能力を最大限発揮させる為には、CPUの動作周波数や動作電圧を、動的に可変させる事が可能な何等かのソフトウェアが、必ず必要になるという事です。
私の場合は、CrystalCPUID というソフトウェアを使用し、動作パターンは下記のように設定して使用しています。
CrystalCPUID にて起動倍率と動作電圧を設定した内容
CPUに大きな負荷が掛かった時に、CPUの起動倍率を13倍に変更し、定格動作周波数の 1.73GHz で動作するようにする。
この時のCPU動作電圧は、定格電圧の 1.308V になるように設定しておく。
CPUの負荷が少なくなった時は、CPUの起動倍率を6倍に変更し、最小動作周波数の 800MHz で動作するようにする。
この時のCPU動作電圧は、最小動作電圧の 0.988V になるように設定しておく。
そして、この CrystalCPUID ソフトウェアを、パソコンが起動した時に自動的に常駐するように、スタートアップ等に登録しておき、常にこの CrystalCPUID ソフトウェアにて、CPUの負荷率に応じて、臨機応変にCPUの起動倍率と動作電圧を、設定変更させるようにする。
これらの設定を行う事で、Pentium M 740 の機能を最大限引き出し、またCPUの負荷が軽い時には、徹底的に低消費電力化を実現させる事が、可能となりました。
今回のCPU換装により、今まで解らなかった事が、色々と判明しましたが、東芝 Dynabook Satellite J50 のセレロンモデルにて、CPUを換装してみたいと考えておられる方々に、少しでもお役に立てれば幸いです。
私の場合は、今回のCPU換装が、結果的には良かったと思って」おります。