秩父市の県立秩父高校(小泉昇一校長、739人)の2年生が、広島の「原爆ドーム」を中心とした、原爆投下直後の街のようすを再現したジオラマ模型を制作した。5日の文化祭で一般公開する。

 ジオラマを制作したのは2年6組の生徒41人。幅約3・6メートル、奥行きと高さは約1メートルで、縮尺は約30分の1。約1カ月半がかりで完成させた力作だ。

 原爆ドームのまわりには、粘土で作った約200体の犠牲者や壊れた車、自転車を並べた。破壊されてがれきだらけの街は木炭やブロック片などで表現。原爆投下直後の惨状をリアルに再現している。