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 大阪市の橋下徹市長は3日、来年3月末で任期が切れる区長6人と、局長・室長9人を公募すると発表した。区長や局長の公募は橋下氏が市長就任後、区政改革の目玉として導入したが、セクハラ問題などで5人が交代。議会から「検証が不十分」「実施の是非は次の市長に任せるべきだ」と批判の声が上がっていた。橋下氏は会見で「ミスやリスクを恐れたら何もできない」と強調した。

 区長の公募は2011~12年に初めて実施。24区長全員が来春で任期切れを迎えるが、業務に支障が出ないよう6人に絞って再公募する。募集期間は10月2日までで、最終選考は年明けになる見通し。橋下氏は12月での退任を表明しており、採用は新市長が判断することになる。知人の業者との随意契約問題で減給処分を受けた藤本昌信交通局長のポストも任期切れで、公募対象となる。